おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

六本木 森美術館 『アフロ民藝』

2024年06月26日 05時31分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
6月25日。
六本木ヒルズ、森美術館へ。
2年前に行きましたが、今回も
迷い迷いで、着きました。

シアスター・ゲイツの日本での初個展です。

もう、かっこいいの。
表現のスタイルも、活動の広さも。
黒人である事の生き方は、当然ベースに
なっているのですが。

入口で出迎えてくれるのは、木喰上人の
木像です。

日本民藝館から来たみたい。
アフロと民藝、不思議な組合せでしたが。

------------  美術館サイトより--------
「アフロ民藝」とは?

「アフロ民藝」は、シアスター・ゲイツが
ハイブリッドな文化の未来構想として描く、
黒人の美学と日本の工芸の哲学を融合させた
新たな美学のマニフェストです。
ゲイツが長年にわたり築いてきた日本、中国、
韓国の陶磁器の歴史との関係をたどりながら、
日本の民藝運動と米国の「ブラック・イズ・
ビューティフル」運動という2つの重要な
運動を反映する、芸術的で知的な試みです。
両運動は、ともに文化的な独自性が、近代化と
欧米化という外的かつ支配的な圧力によって
脅かされていた時代に、大衆への訴求、学術的
な討論やプロパガンダを手段として活発に
なりました。
ゲイツは「アフロ民藝」について「フィクショ
ンであると同時に真理でもある」と言います。
これまでの活動の集大成として、ゲイツの
アートに大きな影響を与えた民藝運動を生んだ
日本で本展を開催することは、文化がそので、
世界で、そして文化間で醸成されていく過程へ
のオマージュであり、証でもあります。


広々とした会場は、静けさに満ちています。
自分にとって、必要なんだ、この静けさが。

こんな内容です。

美術館のサイトより--------

グローバルなアートシーンで近年関心が集まるブラック・アート。
なかでも高い注目度を誇るシアスター・ゲイの
過去の代表作から新作までを一堂に体験できる
貴重な機会です。背景にある黒人史や黒人文化
と併せて包括的に紹介する本展は、国内では
過去に例を見ないスケールでの試みとなりす。
常滑市で制作された陶芸と彫刻が融合した大型インスタレーション、歴史的資料のアーカイブ、
タールを素材とした絵画、音響作品、映像作品
など、充実した作品群が展示されます。
---------

これはハモンドオルガンと7つのスピーカー。


「ブラックライブラリー」
この書棚は、ゲイツが集めた書物です。

黒人運動の資料や、図書館などで廃棄される
図書なども集められています。
自由に手に取ることができて、美術館では
考えられないことで、びっくりしました。



黒い縫い目の黄色いタペストリー
 使い古された消防ホースで作られています。
 アメリカの公民権運動の平和デモに対して
 警察が高水圧のホースで弾圧を行った
 ことへの批判が込められています。

タミル・ライスという少年が、警察官の
誤解で射殺された事件あるそうです。
この少年の慰霊堂を建てたのゲイツの
仕事です。

廃墟となった建物を改修して、地域の黒人の
住民に開放するということもしています。
 



広い展示室の掲示作品は撮れませんでしたが、
ゲイツの様々な活動を知ることができました。


これは、廃校になった小学校の板材
(床だったか)を組み合わせた作品です。


7つの歌
タールペインティングという手法です。
屋根にタールを塗る職人だった父親から
学んだそう。




この展示室には、常滑の陶芸作家の生涯の
作品が集められています。

愛知の常滑を2004年に訪れてから20年
通っているそうです。
日本の民藝に深く心を寄せているんですね。
この作家の作品のすべてを引き受けることに
したそうです。


上に掲げられているのは、
TOKONAME YAKI
そう、常滑焼きへの愛に満ちている。



これは、「貧乏徳利」のコレクションです。
これもすごい。
個人の収集家とのコラボレーションです。


この展示室にあるキラキラ造形。




アフロ・ネオン。
賑やかで明るい空間です。
いいですよ〜。



この徳利の群れ、大迫力。


シアスター・ゲイツとの出会い。
ボルタンスキーさんとの出会いに匹敵する
感動でした。
展示された作品だけでなく、その生き方に
感銘を受けました。

さてさて、今日のランチは2年前に来て
大感激のミュージアム・レストラン。
六本木ヒルズの52階にあります。


素晴らしい料理。

これは「お口はじめ」。
温泉卵的な物に、トリュフ1片。


52階の窓から眺める。


前菜
ホワイトアスパラガスのサラダ仕立て
 桜海老のブリュレ


メイン
乳飲み仔牛のブランケット
 塩レモンとオリーブのピラフ


デザート
ブルベリーのモンブラン
 グラッパ香るヨーグルトアイス


こんなレストランです。


オンライン予約、平日シニアで一般料金より
500円オフで、得した気分です。
(でも森美術館はログインが面倒で、チケットは
プリンアウトして持って行きました)

シアワセな1日で、長々とした投稿になってしまったな〜。



コメント (3)
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新宿 中村屋で観る食べる 伊勢丹屋上庭園を歩く 整形外科へ

2024年05月21日 04時40分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
5月20日。
月に一度の美術館巡り。
友人が膝痛を気遣ってくれて、延期でもいいと
言ってくれましたが、やっぱり会いたいので
あまり歩かないコースに設定してもらい
ました。

中村屋サロン美術館へ。
ここは新宿中村屋ビル3階にある小さな美術館です。
中村屋創業者の相馬夫妻は、若い芸術家の
支援をしていた事で知られています。

もう随分前に、新宿落合にある「中村彝(つね)アトリエ記念館」に行ったことがあります。
中村彝は明治から大正にかけて素晴らしい
画業を残した絵描きです。
肺結核で37歳の生涯をこのアトリエで閉じました。
アトリエ記念館には、複製画が多数展示されて
いましたが、現物は1枚しか、見ていません。
東京国立博物館で
盲目の詩人「エロシェンコ氏の肖像」を
見た時は感激しました。
中村屋サロン美術館には、相馬夫妻の娘の
肖像画があるのです。
楽しみにしてきましたが、今回は企画展が
あり、常設作品は見ることができませんでした。

今日は若手作家のリレー形式の作品展でした。
山高徹展『既視感のモノローグ』です。

初めての画家さんとの出会いにワクワクしました。

山高徹さんは、新宿の街を愛する画家です。

まず、19歳の時の絵。
新宿の美術の予備校に通っていたそうです。


立体的に切り出した土台に、街の姿を描いています。

撮影OKでしたので、沢山撮りました。














美しく心が洗われる作品の数々。
展示室2では、趣きが変わり、空や美しい遠景が描かれていました。


表現は思ってもみない新しさ。
若い作家さんていいなと思います。







ゆっくり鑑賞して、次は伊勢丹の屋上庭園へ。
なんて素敵な場所でしょう。

広々としています。
高層ビルが見えます。






神社があります。
弁財天だったかな。


美しい花々。




あまり歩かず楽しめました。

再度、中村屋ビルに戻り、8階のレストランで
ランチ。







大満足でした。

そして早めに友人たちとさよならして、
最終目的地、整形外科へ。
ヒアルロン酸注射の相談をしたら、痛みが
ひどいようなら、まずは、痛みを取ってからと
いうことで、ステロイド注射をしてもらいました。
ゆっくり効き目の出るヒアルロン酸注射は
来週になりました。
理学療法士さんからの運動療法の指導も受けました。

なんて盛りだくさんな1日。

コメント (2)
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東京都現代美術館で1日楽しむ

2024年04月17日 05時26分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
4月16日。
今日は東京都現代美術館へ。

朝10時15分に入館して、17時15分まで楽しみました。

3つのブロックへ。

企画展示室ではふたりの作家さん。

津田道子とサエボーグ。
意表をつかれ過ぎて、胸ドキドキですよ。
もう、現代美術って、自分の年代には
新鮮で新鮮で。

説明しませんが。
以下、どうぞ。



この映像には、時間をずらして観客も登場するのです。
ここに映っているのは、私たち3人。

時間は、ちょっと分かりませんが、現実の時間と5〜10分、ずれて投影されています。





時間と言うのが、すごい要因と言うか、要素というか。

サエボーグさん。
この門のような建物を抜けると。


この着ぐるみの。



サエドッグさんがいるのです。。
不思議すぎるわ。

次の展示。

盛りだくさんで。
『見ること』




この作家さんは。

中園孔二。

夭逝されているのね。
こちらが、じっと見つめられました。


『歩く、赴く、移動する。





こちら、今回の企画展。
『ホー・ツーニェン エージャントのA』

シンガポールを拠点に活動する作家出、
映像化を主な表現言語化とし、
インスタレーション、パフォーマンス、VRなど
発表されているそう。
映像がたっぷり。
1点60分の作品もあり、かなり体力
必要です。

ランチはミュージアム・レストランへ。

ランチコースの前菜。


メインはブリの料理。
ふっくら焼き上がって、ちょっと辛味のある
ソース、美味しゅうございました。






レストランの中も広々。

最後に。





広々と美しい美術館でした。




随分前、大宮の鉄道博物館も面白くて
開館10時から閉館17時まで、ずっと楽しんだことがありました。

ここはオススメ。
隣接する木場公園を歩けなかったのは
ちょっと残念でした。
でもでも、なんて濃い鑑賞の時間であったでしょう。


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府中美術館 白井美穂『森の空き地』

2024年02月19日 03時55分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
2月18日。
月に一度の美術館巡りの日です。
朝、夫の実家で注射などのお世話してから
出かけてきました。
友人が探してくれた企画展。
府中美術館 白井美穂『森の空き地』です。

初めての美術館、初めて出会った現代美術家。



とても刺激的なのですが、私の頭ははてな??
だらけ。


このリーフレットの画像は、映像作品の
ひとコマです。

不思議の国のアリスを題材にしているようです。
インスタレーションは、じかに心を揺さぶる。
本当はもっと理解しなくてはと思うのですが、
難しいです。
でも、なんだ、なんだ、これはなんだと
頭を傾げながらも、いいね、いいね、
好きだわ、これは、と胸が躍るのです。

こじんまりとした美術館は、日曜日でも、混雑はしていません。
ゆったり、友人と、感想やら雑談やら交えて、
館内を観てまわりました。

常設展も、会場が思いのほか広くて、作品も
多かったのです。

13時に、ミュージアムカフェでお昼ごはん。

窓際で、外の緑を眺めながら。
ビーフシチューのプレートでしたが、お味は
60点。
でも、リーズナブルでグラスワインがたっぷりで嬉しい。

14時から、エントランスホール、企画展示室で、「アーティストトーク」(対談)が
開かれました。

沢山の聴衆の方々。

全然見えないので、ミュージアムショップから。

真ん中の方が白井美穂さん。
すごい実績を持つ作家さんです。
とっても美しい人。
対談しているのは、豊嶋康子さん。
アーティストです。
今、東京都現代美術館で個展を開催しているそう。
東京都現代美術館是非とも行きたいです。
3月10日までだから、今回はムリかも。
理解できない分野ですが、実は現代美術が
とても好きです。

心がほーっとできた1日でした。

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国立科学博物館 『特別展 和食』

2024年01月06日 07時21分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
1月5日。
友人たちとのミュージアム巡り。
今年の初めは、国立科学博物館で
『特別展 和食』


日本の自然に育まれた、土、水、豊かな食材が文化を作りあげてきました。

年明けの痛ましい地震や飛行機の事故。
友人たちとのミュージアム見学など、ブログに
したためるのに、ためらいを感じています。

写真だけ、少しお目にかけます。





















国立科学博物館に来たのは久しぶりでした。


エントランス前の巨大な鯨は、尻尾だけ撮れました。


我が家の和食。

晩ごはんは、火鉢で炙りもの。

鯖の棒鮨は夫が作りました。



海老のあんかけ焼きそば。
焼きそばも、今や立派な和食の一品と認められています。

今年も食に関わって、日々を暮らし、仕事をしていきたいと思います。
刺激を受けた『和食』展覧会でした。


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国立新美術館 大巻伸嗣『真空のゆらぎ』

2023年12月26日 06時08分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
12月25日。
国立新美術館へ。
友人の情報網で見つけてくれた美術展へ。
大巻伸嗣『真空のゆらぎ』



ああ、気持ちいい。

大きな壺。








ゆらいでいる。
美しい。
観ている人たちも、作品の一部ね。

インスタレーションっていう手法、表現が好き。
こちらの感覚にストレートに入ってくる。
表現の要素が多様。
音声や音や時間や風や匂い、画像、動画。

ボルタンスキーに出会ったのが最初でした。
表現の多様性に、胸が熱くなりました。
だって、それまで、なーんにも知らなかったんだもの。

これを観て。
大きな会場に貼られた、ものすごく大きな布。
風や光にゆらめいている。







友人たちと、ゆらめいて見続けていた。

毎日の自分の迷いやゆらぎ。
迷いすぎだろって、言われた気がしました。

美術館は建物も作品。


なんか、涅槃仏に見えてしまう。

ああ、心洗われました。


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秋のトーハク 常設展を楽しむ

2023年11月22日 07時12分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
11月21日。
今月は2回会えた友人たち。
私たちの大好きなトーハクへ。
東京国立博物館です。
特別展ではなく常設展を楽しみました。
シニア特典で入場は無料。

トーハク大好き。

高校生の時、初めて来ました。
その頃からひとりが多かった。

常設展1階はジャンルごとの展示です。

来年は辰年、だそうで、写真撮りました。

仏像の部屋。

心が静かになります。
文殊菩薩像と従者の群像。


2階では、日本の美術史をたどります。

心惹かれた。
俵屋宗達の屛風画。

桜。

斬新でとっても現代風です。




扇子が描かれているこの屛風画も俵屋宗達です。

ゆっくり観たら終わらない。
1時過ぎたので、ミュージアムレストランでランチ。
のんびりしてから、法隆寺宝物館へ。

ここは素晴らしい。

法隆寺から皇室に寄贈された、宝物300点。
大迫力。国宝だらけ(表現がちと下品?)

仏具です。



灌頂幡 かんじょうばん

この展示室には、小さな仏像が30点以上。

私はこの観音像が気に入りました。

ひとりひとりが個性的で同じ表現がありません。

こちら、菩薩半跏像。

美しいです。

ごわごわしそうな心がやわらぎました。
友人にも助けられています。
今日もありがとう。

今日の晩ごはん。


ちゃんとストレッチして、明日に備えます。

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松本芳実さん作陶展とランチと今日のおうちごはん

2023年11月14日 06時04分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
11月13日。
敬愛する松本芳実さんの作陶展に行ってきました。
今年の春は個展でしたが、今回は3人展。
会場は日本橋の高島屋です。

美しい器にワクワクです。


ランチは高島屋のレストラン街へ。
こんなボリューム満点のステーキいただきました。

自分も写真撮ったのですが、間違って削除してしまったので、友人の写真を借りました。
急なお誘いだったのに、付き合ってくれて、ありがとう。

ランチの後は、近くの「凧の博物館」に行きました。

私が子どもの頃住んでいた、多摩川べりの六郷の凧もありました。

さて、我が家に来てくれた器たち。

なんて美しいのでしょうか。

スクエア型のお皿に、海老あんかけ焼きそばを盛りつけました。


嬉しい1日でした。

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東京都美術館『永遠の都 ローマ』『日本七宝作家協会展』

2023年10月22日 15時01分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
10月21日。
上野の森へ。
 


 
カピトリーノ美術館は、世界的にもっとも古い美術館の一つに数えられます。同館のはじまりは、ルネサンス時代の教皇シクストゥス4世がローマ市民に4点の古代彫刻を寄贈したことにさかのぼります。古代遺物やヴァチカンに由来する彫刻、またローマの名家からもたらされた絵画など、その多岐にわたる充実したコレクションは、古代ローマ帝国の栄光を礎に、ヨーロッパにおける政治、宗教、文化の中心地として発展したローマの歩みそのものにも重ねられます。
本展は、カピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、建国から古代の栄光、教皇たちの時代から近代まで、約70点の彫刻、絵画、版画等を通じて、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介します。
    --------東京都美術館のサイトより
 
初来日という
「カピトリーノのヴィーナス」。
古代ヴィーナスの傑作なのだそう。
見飽きる事のない美しさですが、人間的でもあります。
 


今日、美術館に来たのは小学校時代の同級生の
七宝作品を見に来たのです。

『日本七宝作家協会展』に出展した友人の
愛らしい作品です。


ランチは池之端『東天紅』へ。
 
オードブル。



フカヒレスープ。


海老餃子、焼売、海老とホタテの塩炒め、
牛肉のプルーン煮、ザーサイ2種、ご飯。


デザートは杏仁豆腐と温かい栗あんのおまんじゅう。

大満足です。
 
不忍の池とスカイツリーが見渡せます。


池の端を散歩して。


横山大観記念館にも寄りました。


先月は友人たちと実家近くの美術館へ行きました。
義母の緊急入院が決まって大急ぎでクリニックに駆けつけたのでした。
その前にもやはり実家の最寄りJR駅まで来てくれました。
友人たちにいつも助けられています。
 
今日は自宅から出かけて自宅に帰ります。
それで1日ゆっくり友人と過ごすことができました。
楽しくリフレッシュできました。
この頃、実家から出かけて実家に帰るというやり方で友人たちと会っていたけど、それでは十分に楽しめませんでした。
今日もありがとう!

自宅に帰ってのんびり料理。
夜は家族がいないのです。
翌日息子夫婦の家に行くので、こんな準備。



仕事で遅い夫の夜食も作りました。



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思いがけない夏休み

2023年08月12日 22時30分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
夫がずっと実家で両親の世話をしてくれていて、義兄夫妻も2回、泊まりでサポートにきてくれました。
義父母の事は気になりますが、お休みをもらってのんびりしています。
今日は奥多摩に行ってきました。

多摩川べりの遊歩道を歩き、沢井まで。





醸造場が開いている、レストランなどの複合施設でお昼ごはんを食べました。


豆腐料理のランチです。
豆腐丼はあんをかけていただくのですが、さっぱりした味でとてもおいしい。
仕事にも参考になりそうで嬉しい外食でした。


奥多摩まで足を伸ばし、わさび屋さんへ。


御嶽にある玉堂美術館にも寄りました。


多摩川を束ねた丸太の筏に乗って運ぶ画です。

川合玉堂は、戦中に疎開してきて奥多摩に住んだ日本画家です。
子どもが小さい時は、学童キャンプや家族でのハイキングなど、奥多摩にはよく来たものですが、今回来たのは、少なくとも20年以上ぶりでした。

美術館の庭が美しく、木陰は驚くほど涼しいのです。


大きなもみじの木です。





のんびり休日を過ごし、晩ごはんは買ってきたわさびを中心の献立にしました。


小さな海鮮丼にもわさびをのせて。


もみじの小さな盆栽も。


サラダのドレッシングもわさびで作りました。
夏休みが取れるとは思っていなかったです。
ありがたい休日となりました。

嗅覚もだいぶ戻ってきました。
朝夕、薄荷オイルの匂いで確かめています。


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新しい作家と出会う 朝倉かすみ

2023年08月09日 04時40分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
今回、新型コロナに感染したのは、残念でしたし、予防策に抜けもあったのかと反省しています。
でも大事な仕事を終えてからの発症だったのが、少し救いでした。
発熱して、すぐに土日も診療しているクリニックにネットで予約し検査して、日曜日に陽性が分かりました。
助産院には、院長に報告して、キッチンスタッフに仕事の交替を頼みました。
夫が先週に引き続き、実家にいてくれて休むように言ってくれました。

熱はすぐに下がりましたし、症状もないので、マスクをしっかりして図書館へ。

あ行の棚で、初めての作家、朝倉かすみに出合いました。
最初に読んだのは、
『とうへんぼくで、ばかったれ』でした。



23歳の女性が一目惚れした中年男性を追いかけて北海道から東京出てくる話です。
会話がリズミカルでテンポが良く、気分がいいです。
女性の登場人物がとても魅力的。
なんだか唐突に見える最初の章が後になって、
なるほどね〜と納得させる構成に感心しました。
くすくす、ケラケラ笑って読みました。

東京の舞台は明治通り沿い、池袋にも歩いて行ける距離で都電が走っているという設定。

こんな地図見て、ここか、あちらかと思い巡らすのも楽しいのです。


コロナ休暇でヒマなので、高校、大学の同級生LINEで相手してもらって、ありがたい。
この作家さんのことも話題にできました。

私は全く知りませんでしたが、人気作家さんのようです。
病気療養中にはピッタリの明るい小説でした。

図書館に行く道で、フェンスを越えてぶら下がっているカボチャを見て、ほのぼの。

好き勝手に歩き回れるないので、用事を済ませてさっさとと帰ってきました。

お昼は。

クランベリードリンク、ヨーグルト、巨峰。

部屋から見た空には茜さす雲。


晩ごはんは、生春巻きと作りおき料理です。


今日も無事に終わりました。

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休日を楽しむ 盆栽と朝倉彫塑館

2023年07月24日 05時11分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
今日は完全な休日です。
昨日今日は、義兄夫妻が実家に泊まってくれるので、久しぶりに家族3人が一緒にごはん食べることができました。
今朝は家仕事を済ませて、息子と上野へ。
ふたりで出かけるなんて、10年ぶりです。
上野の盆栽のグリーンクラブへ。
こういう所初めてです。
真夏の炎天下、遮光シートはかけられていますが、盆栽展示販売している場所に、なんて幸せそうなんでしょう、集まっている方々。


私はどうしても赤に吸い寄せられる。
姫りんご。

これはなんであったか。

百日紅の盆栽。


グリーンクラブから、暑いけれど、テクテク歩いて日暮里へ。
東京二八蕎麦。
ここは、客あしらいが悪く、いただけませんでした。

でも蕎麦が食べたかったので色々探して入ったのです。

近くの朝倉彫塑館に行きました。

屋上からのぞいているヒトいます。

屋上に出たら、スカイツリー。
あのツリーの上に、両親、祖父母がいると思うのは、ツリー下近くにお墓があるからです。


彫塑館下から見た彫刻は、屋上からは背中しか見えませんが、階下の元は蘭を育てていたという部屋から、仰ぎ見ることができました。

帽子を被った青年に見えます。
スポーツマンかしら。

美術館に行く前に根津で見つけた亀の子タワシのおしゃれな店で、かるかやで作られたフライパン洗いのタワシ買いました。


朝倉彫塑館は義父方の祖父母、伯父夫妻のお墓が近いので、お参りしました。
コロナ禍で、お墓参りしていませんでした。
お線香を頂こうとお寺の事務所に行ったら、今はお線香は出さないとか。
猛暑日だからか。
色々変わっているのですね。

帰宅して、また洗濯して、ゆったりのんびりごはん作り。

野菜料理が楽しい!
今日のヒットは、苦瓜とオクラのおかかしょうゆあえ。
トマトと新生姜酢漬けと茗荷。

なすのかぼす白だしあえ。

メイン。
海老とイカのあんかけ焼きそば。
これはよかった!
うまくできました。


豚ヒレのオーブンカツレツは、さすがに多かったけれど、若い家族は完食でした。

楽しい休日でした。
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SOMPO美術館 山下清展

2023年07月19日 04時56分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
今日は旧友と月に一度の美術館巡りの日です。
SOMPO美術館で『山下清展』。
生誕100年の回顧展でした。

3部で構成されていて美術館6階は、8歳の子ども時代の日常生活の絵、昆虫の貼絵などから始まります。
12歳で市川の八幡学園に入所して、学園のカリキュラムの1つである貼絵に出合うのです。

この花火の絵くらいしか、知りませんでした。
山下清は10代で貼絵が世に知られるようになって、名前が知られるようになりましたが、学園を飛び出して、放浪の旅に出るようになります。

旅先で絵を描く事はほとんどなく、学園に戻ってから驚異的な記憶力と集中力で貼絵を数多く完成させていきます。
超絶技巧の貼絵にはもうただただ感嘆しました。

美術館5階では、旅先での風景が展示されていました。

私も子どもの頃から山下清の事は知っていましたが、それはモデルとなった映画を見たからでした。
『裸の大将』という1958年の映画は小林桂樹が山下清を演じています。
私は小学校の庭で校舎にかけられたスクリーンで観ました。
古い話です。

4階は成功を収め、名をなした清がヨーロッパを旅して描いた貼絵やペン画が展示されていました。


SOMPO美術館。
190点あまりの作品で画家の生涯を辿ることができました。

絵日記も描いていて、文章になんとも言えない味わいがあります。
書籍化されていて、私もミュージアムショップで2冊購入してきました。




3時間半、じっくり鑑賞して、ランチは中村屋のレストランへ。

おしゃれなサラダ。


メインは牛テイルの煮込み。


フランボワーズのデザート。


夫が実家に行ってくれて昨日から自宅に2泊できました。
自宅から出かけて自宅に戻る。
なんてゆったりできることでしょうか。
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銀座 目黒睦郎個展『スキマの植物』

2023年06月06日 04時47分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
月に一度の旧友との美術館巡り。
今日は銀座の画廊で『目黒睦郎個展』へ。
目黒さんの個展は10年ぶりです。
前回も1枚いただいて、自分の居室の小さなデスクの上に飾ってあります。
それはいつも私の心を穏やかにしてくれる絵です。
今日は実家にいるのでお見せできませんが。

今回の個展タイトルは『スキマの植物』。
もうこのタイトル見ただけで、ワクワクしてしまいました。
友人は庭の花々でアレンジを作ってお祝い。

あ、全体写真は人物が入っているので、これで。
数種の紫陽花とバラで。

庭の枇杷も持ってきてくれて、滋味深い果実を、今日初めてお目にかかったお客様と一粒ずつ味わいました。

目黒さんは、大昔、夜間の大学に通いながら働いていた小さな編集事務所の年上の同僚でした。

美しい植物の絵が並んでいて、じっくりじっくり拝見しました。


私が一目惚れした「梶の木」。
知らない木でした。


初日に行ってよかった。
目黒さんは私が働いていた編集事務所から独立して会社を起こしました。
そこで働いていた方がいらして、しばしの歓談。
知り合いがクロスして楽しいひとときでした。
友人のひとりは校閲のプロですが、編集事務所で一緒に働いていたこともあります。

人と話すことのシアワセ!喜び!!

画廊を辞して、銀座ライオンへ。
古い建物は壁面のタイル画が美しい。

大きなホールでお客さんたちが、シアワセそうにビールを飲んでいます。
私もいただきましたよ。

食後はGINZA SIXへ。
多摩地区ののどかな町からやってきた私は華やかさと別世界感で、もう目が点でした。


書店の蔦屋が美術館のよう。

あ〜楽しかった。

でも現実。
3時半には銀座を出発して実家へ。
なんて遠いんだろう。
2時間かかって帰宅しました。

義父の買ってきたコンビニのカツ丼、カルパス、かまぼこ。
両親は今日も買物に出かけていました。
真鯛のお刺身がありました。
千キャベツと茹でたほうれん草、トマトスープが作ったとはいえないもの。。
ああ、料理がしたいです。

昨日、両親はひさびさにお風呂に入りましたが、母は湯上がりに尻もちついてしまい、もう大変でした。
とりあえず起き上がりを手伝ってベッドへ。
階下の両親の様子が気にかかって、ゆっくり寝られませんでした。
今朝、いつも痛いと同じ程度で起きてきてくれて、ひとまず安心しました。

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アルフォンス・ミュシャ展へ

2023年05月24日 04時45分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
5月23日。
友人と月一度の美術館巡り。
今日は、実家暮らしをしている私のために、実家近くの美術館に行ってくれることになりました。

八王子夢美術館。
アルフォンス・ミュシャ展を鑑賞。

美術館のサイトより、引用します。
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19世紀末パリ、ベル・エポック(美しき時代)を彩り、アール・ヌーヴォーを牽引したアルフォンス・ミュシャ。1860年、民族意識の色濃いモラヴィア地方の村イヴァンチッツェ(現チェコ共和国)に生まれたミュシャは、27歳のときパトロンの援助を受けパリ留学を果たします。その後援助が終了すると、挿絵画家として細々と生計を立てていましたが、34歳のとき転機が訪れます。当時パリで名高い女優サラ・ベルナールの舞台「ジスモンダ」の宣伝用ポスターを手掛けたことで、一躍時代の寵児となったのです。貼ったそばから剥がされるほど反響を呼んだミュシャのポスターは、サラの心をも掴み6年間のポスター制作契約を結ぶに至ります。
サラとの仕事で名を馳せたミュシャのもとには、ポスターはもとより装飾パネル、カレンダー、商品パッケージなど様々なデザインの依頼が殺到します。とりわけ装飾パネルは、リトグラフで制作することで大量生産と安価での販売が可能になり、それまで富裕層の特権であった芸術を、一般市民にまで広める役割を果たしました。そして何より、優美な女性像と草花の有機的な曲線美を活かしたデザインは、「ミュシャ・スタイル」としてひとつのデザインのジャンルを確立し、ついにミュシャはアール・ヌーヴォーを代表する芸術家(ポスター画家、デザイナー)にまで昇りつめます。
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高名で、ポスター作品はいくつかは知っていましたが。
ほんとうに何も知らなかったことを知りました。


リーフレットと絵画のクリアファイル。

ほんとに小さな美術館です。

過大な期待はなかったのです。
でもでも、素晴らしかった。
尾形氏というコレクターが40年の月日をかけて集めたポスターが驚くほどの数で展示されています。












デザイナーとして成功して活躍した作家です。
お菓子缶やレストランのメニュー表、なんて多種類の仕事をしていることでしょう。




ポスターと時代ごとに対面し、友人2人とポスターの絵を色々解釈していく楽しさ。
売れっ子作家でしたが、人生の後半は愛する祖国チェコに戻り、20点もの大作の油彩を完成させます。
スラブ抒情詩と名付けた大作の数々は、のちに祖国に寄贈されています。

パリやアメリカでの仕事では美しい女性の姿を描くリトグラフを多く作っています。
ポスターを制作することで、裕福な層が手元に絵画を置くのではなく、誰にでも手に入れられるようにしたのです。
素晴らしい画家ですが、高邁な芸術ではなく、民衆のための身近に置けて楽しむためのポスターを作りました。
愛国心に満ちた骨太の作家だったのです。

このコレクションを提供してくれた尾形さんとも会うことができました。
友人の温かさにも、ミュシャの魅力にも触れて、ちょっとへこたれそうでしたが、元気が出ました。

両親へのお土産は、ミュシャのボックスに入った和三盆。
義母がとても気に入ってくれました。


晩ごはん。

駅ビルで沢山買い物してきました。
不足の物が多かったのです。
夫が以前買ってきてくれた仔羊肉のステーキ
マッシュポテト
トマト、茗荷谷、青じそのサラダ
トマト卵スープ

昨日は低血糖気味でしたが、いい調子になりました。
昼はふたりだけでしたが、ちゃんと注射もできていました。
ほっとして今日も終わります。

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