梅雨ですもの、雨が降るのは当たり前ですが。
花のつぼみにつく雨粒が涙のようで。
今日は、さくらの園の給食職員Eさんのお父さまの告別式に伺いました。
喜寿を迎えて、ご家族全員で集まったときに撮った写真が遺影に。
幸せそうな笑顔です。
ご家族の皆様にどれほど愛されていたのでしょうか。
悲しいことですが、それがこちらに伝わってきました。
合掌。
出かける前に石牟礼道子さんの随筆「魂の秘境から」を読みました。
昨日の新聞なのですが。
「我ながら、これほど黒糖に目がないのはどうしたことだろう。」と始まり、
「黒糖はわたしの信仰です。」とくすっと笑わせる。
それは、「沖縄で戦死した兄を思う数少ないよすがなのである」のだそう。
美しい文章と胸をうつ静かな訴えを感じました。
お兄さんは、石牟礼さんの父の前妻の息子で、出征するまでのわずかのときを
両親と石牟礼さんの家に寄寓したのです。
最初は前妻の息子の出現に辛さを感じた母も、兄を「魂の深か人」と褒めそやす
ようになります。
「魂の深か人」、この言葉に胸があつくなりました。
本はよく読みますが、近頃は、完全に娯楽で、楽しめるものばかり。
こんなに魂をつかまれるような本は読んでいませんでした。
石牟礼道子さんの『苦海浄土』を求めたくて、告別式の帰りに本屋に寄るも
2軒ともなく、明日、図書館に行こうと思ったのでした。
今日は静かな気持ちで過ごしています。
花のつぼみにつく雨粒が涙のようで。
今日は、さくらの園の給食職員Eさんのお父さまの告別式に伺いました。
喜寿を迎えて、ご家族全員で集まったときに撮った写真が遺影に。
幸せそうな笑顔です。
ご家族の皆様にどれほど愛されていたのでしょうか。
悲しいことですが、それがこちらに伝わってきました。
合掌。
出かける前に石牟礼道子さんの随筆「魂の秘境から」を読みました。
昨日の新聞なのですが。
「我ながら、これほど黒糖に目がないのはどうしたことだろう。」と始まり、
「黒糖はわたしの信仰です。」とくすっと笑わせる。
それは、「沖縄で戦死した兄を思う数少ないよすがなのである」のだそう。
美しい文章と胸をうつ静かな訴えを感じました。
お兄さんは、石牟礼さんの父の前妻の息子で、出征するまでのわずかのときを
両親と石牟礼さんの家に寄寓したのです。
最初は前妻の息子の出現に辛さを感じた母も、兄を「魂の深か人」と褒めそやす
ようになります。
「魂の深か人」、この言葉に胸があつくなりました。
本はよく読みますが、近頃は、完全に娯楽で、楽しめるものばかり。
こんなに魂をつかまれるような本は読んでいませんでした。
石牟礼道子さんの『苦海浄土』を求めたくて、告別式の帰りに本屋に寄るも
2軒ともなく、明日、図書館に行こうと思ったのでした。
今日は静かな気持ちで過ごしています。