今日は今年最後の「薬膳を楽しむ会」です。
明後日が冬至ということもあり、1年で一番、陰が盛んな時季に合わせた献立です。
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冬の臓は腎。冷えることを嫌います。まずは腎を養い、温めることが大事です。
また、冬は乾燥しやすい時でもありますので、肺を潤わすことを心がけましょう。
・黒豆ナッツピラフ
・玉ねぎ、大麦の黄耆スープ
黄耆の煎じ液と昆布水をベースとしたスープです。
玉ねぎをたっぷり使い、じっくり炒めることで旨みを出します。
・ポーピエット赤ワイン煮
ひき肉種を豚の薄切り肉で巻き、表面を焼き付けてから、赤ワインとトマトジュースでことこと煮ます。豚肉は体に潤いを与え、赤ワインは血行を促進します。
・大根のオードブル
大根を昆布水で20分ほど煮て冷まし、薄くスライスします。
間に紫蘇と錬り梅をはさんだものです。
大根は消化を促進しますが、涼性なので、加熱することでその性質を和らげます。
・梨となつめの葛あんシナモン風味
肺を潤す梨を、蜂蜜、なつめ、生姜をことこと煮て、甘藷葛でとろみをつけます。
今日は珍しく生薬の黄耆を使いました。
黒豆をからいりしながら、黄耆を煎じています。
豊富な材料。
今日も会員の皆さん、お元気ですね。
今年も楽しく一緒に手軽な薬膳を作ることができました。
次回の1月は、我が家で皆さんをお招きした会となります。
来年もよろしくお願いします。