2月26日。
夜、映画『海辺の生と死』を観ました。
『死の棘』などで知られる作家・島尾敏雄の「島の果て」と、妻・島尾ミホの「海辺の生と死」を基にした2人の出会いと愛の物語です。
太平洋戦争末期の奄美群島加計呂麻島が舞台です。
梯久美子の『狂うひと—「死の棘」の妻・島尾ミホ—』を読んで、ミホが作家であることを知りました。
島尾敏雄の『死の棘』は、40年ほど前に出会った小説で、何度も再読しました。
愛ゆえに精神を病んだミホと作家の話はすさまじい内容ですが、最後に心が洗われるような救いを感じる小説です。
満島ひかりは素晴らしい女優さんです。
彼女は鹿児島出身沖縄育ちで、祖母は奄美の人だそうです。
観ていて、ミホはきっとこういう人であったに違いないと思える演技でした。
戦時下の奄美が舞台。
思いは、24日の辺野古埋め立て 沖縄県民投票に向かっていきます。
投票率52.48%。
反対 72.83%
賛成 18.98%
どちらでもない 8.19%
この県民投票の結果を政府は無視して、埋め立てを続行しています。
これまで、基地問題を沖縄に押しつけてきた自分たち。
2011年の東日本大震災で起きた福島、原発の大事故のとき、日本中に54基もの原発があることを知った自分。
無知は罪です。
琉球新報は、26日、辺野古即時中止を東京・小平市議会が意見書を可決したことを伝えています。
小金井市に続いて2例目。
今朝のお弁当。
夫が「きれいだね」と言ってくれました。