11月25日。
国立西洋美術館へ。
『ピカソとその時代』
ベルリン国立ベルクグリューン美術館展
美術館のWebサイトより
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本展では、ピカソの生涯に渡る作品をはじめとするベルリン国立ベルクグリューン美術館のコレクションより、20世紀美術の名品が展示されています。
ドイツ生まれの美術商ハインツ・ベルクグリューン(1914-2007年)は、1948年からパリで画廊を経営しながら自分自身のために作品を集め、世界有数の個人コレクションを作りあげました。彼のコレクションは1996年以後、生まれ故郷であるベルリンのシャルロッテンブルク宮殿に面した建物の中で公開され、2000年には主要作品をドイツ政府が購入、2004年にはベルクグリューン美術館と改称しました。ベルリン国立美術館群ナショナルギャラリーに属し、数々の展覧会を開催し世界的な評価を得る美術館です。
ベルクグリューンは晩年まで作品の購入と放出を繰返しました。
今回の展覧会では、彼が最も敬愛した同時代の4人の芸術家たち、パブロ・ピカソ、パウル・クレー、アンリ・マティス、アルベルト・ジャコメッティの作品に重点が置かれています。
この4人に彼らが共通して師と仰いだモダンアートの祖、ポール・セザンヌも加えた、粒選りの作品からなるコレクションは、創造性と生命力にあふれた20世紀の巨匠たちの芸術を堪能させてくれます。
10時に入館して16時まで、なんとまあ多くの絵画を楽しんだことでしょう。
夕陽に照らされる美術館。
ピカソ。
最近読んだ原田マハの『暗幕のゲルニカ』に
刺激を受けました。
1937年に描かれたゲルニカ。
その制作の時代と現代2010年代が交差している小説ですが、1930から1940年代の小説部分は、当時の愛人のドラ・マールの目線で書かれています。
ドラ・マールはカメラマンであり画家でもあります。
今回の美術展では、彼女をモデルとした、時代ごとのテーマの部屋、「両対戦間のピカソー女性のイメージ」で作品を観ることができます。
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花の冠をつけた ドラ・マール
美しいです。
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緑のマニキュアをつけたドラ・マール
1936年
ゲルニカ作成の様子もカメラにおさめた女性です。
その人生についてネットでも読みました。
これいいな〜。
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踊るシレノス 1933年
真正面で歪みなく写真撮るの難しくて。
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ピカソのブロンズ作品は鶴。
ピカソの作品は50点ほど。
見応えがあり、心を揺さぶられました。
この
ベルリン国立ベルクグリューン美術館展からは、パウル・クレーの作品も沢山来てくれたのです。
青の風景 1917年
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小さな城 黄・赤・茶色 1922年
こちらはジャコメッティ。
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2時間半、企画展を鑑賞して、ミュージアム・レストランへ。
長時間滞在なので、館内にレストランがあるのは、ありがたいのですが。
このランチプレート。
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大はずれです。
パスタ以外は全部冷えていました。
プレートごと冷蔵庫に入れてあったようです。
7月に初めてこのミュージアムレストランで食事しました。
真夏だったから冷えているのは、あまり気にならなかったけれど。
先月の森美術館のレストランは感動のランチでした。
さて食事と休憩が終わって、午後は常設展の絵画を見てまわりました。
国立西洋美術館の所蔵品の豊かさ!
午後はちょっとくたびれて、写真もあまり撮りませんでしたが。
7月の国立西洋美術館では、『自然と人のダイアローグ』という企画展でしたが、その時強く惹かれたこの絵が今回も展示されていました。
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フィンランドの画家、カッレラの
『ケイテレ湖』。
今回新たに収蔵された絵画だそうです。
北欧の景色なのでしょうか。
美しいです。
16時まで、美術館にいて、それでも十分ではありませんが、堪能しました。
入場前の私たち。
上野公園の銀杏並木や十月桜も見て、今日もシアワセ。