人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

秋の午後の感性

2015-10-05 16:37:37 | 詩的文章
僕はもう若くない…

秋の夕日はいつまで萌えるような郷愁へと誘ってくれるだろう

猫のなで声はいつまで生の哀切を呼び覚ましてくれるだろう

そしてこの午後のどおってことないひととき…

何て他愛のない涙がほほに伝わったのだろう

なんと有難いこと!

僕はまだ僕のままだ

僕はずっとこんなだった

ただの一度だって、あのアリどもの悲しい行進などに加わろうとしなかった

僕は断固として拒否し続けた

あたえられた持前をアリの巣の掟に引き渡したくなかった

僕は全体、社会のなんだというのだろう…

そうだ…ごリッパな社会人は何も知らない

彼らの範にはあまりにも他愛なさすぎる…

納豆は匂うものだけど、涙を誘うものだとは気が付くまい…

どんなささやかな日常にも魔法が一杯…

晴の日、曇りの日、雨の日…

良かったり、悪かったり…

されど、持ち前は全て良し!

いつまで続くのだろうか

僕はもう若くない…

あたえられた持ち前に年輪が立ち塞がるだろうか…

僕はそれに立塞ぐことは出来まい

それもあたえられることだから…























コメント
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