人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

想起

2018-11-25 09:49:46 | 詩的文章
"思い出したi"

いくら思い出そうとしても、思い出せなかったのに...
思い出せないはずだ...
私は誰がしという、ん十年に渡って性懲りもなく生きてる一個人に過ぎない
生まれる前のことなんか思い出せる道理など無いi
いや、それは生まれる前のことなのか?
遥か昔に生きていた...今現在生きている...そしてこの先にも行き続けるであろうものが、
思い起こされたのではなかったか...
生きとおしのものと共にあること...
かつて確かに共にあったのだ
かつてあったものは、ここにある...
その思い起こしは、火を起こさずにおれない
たゆまない生命の生成を...思い出したi
忘れていたi
この忘却は死に等しい...すべては死滅するi
思い起こされない魂は死んでいる
そして、甦ったi
思起こそは、甦り...
思起は、思い起こすことではない
私は自ら思い起こすことが出来ない
未生の記憶は閉ざされている
ここから過去に、未来に記憶を取りに行くことは出来ない
ここから叡智の玉座を目指して近づいて行くことではない
思起とは、思起させる力...
思起はそれ自体の顕現
思起の中で私は帰って行く...
懐かしい...すべての懐かしさはここにある
過ぎし日も来る日も、とわの中に帰り行く
生きとし生けるものは、ホームを目指す
引力の法則に従うように、何ものかに誘われて...
ホーム...約束...
私はどんなに恋い焦がれていても、どうしても思い出すことが出来なかった...
でも...覚えられていたi...約束...

"思い出したi"
思起こそは救い...





コメント
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