へりくだる神

神はどんなにへりくだっても、過ぎることはないもの
それは倫理の問題じゃない
神に見えると、もう泣くしかない
随喜の涙、そして懺悔の涙...
僕は知らなかったi　本当に、本当に知らなかった...
それは罪に違いないi...あの罪、この罪、やってしまった数々のことじゃない
神を知らないことこそが罪i
そして、そのお咎めはどこからも無い...

知らなかったi
僕はこんなにもあなたに愛され続けていたとはi
そんなあなたをどうして...どうして怖れていたのだろう
何にも知らないというのに...
あなたからの触れあい、差しのべる手を拒み続けていたとはi
どんなに拒んでも、その誘いはやむことがない
そして...懇願し続けている...

"どうか、私を許して欲しい
私をそんなにも恐ろしいものと思わせてしまったことを...
もう、いいだろう、子よi 私はお前が見た、感じたとおりのものだi
頭を上げて、見られよi
どうか、見たまま、感じて欲しい..."

僕はどんなにへりくだっても、し足りない
どんなにお詫びをしても、し足りない
神がへりくだっているのだi
神がお詫びをしているのだi
知らなかったi 知らなかった...
こんな愛は...全く信じられないi
そう、神は信じられないのだi

罪を裁く神、罪人を地獄へ送る神
何と神に罪を着せ続けたことだろう...
神は地獄へも下ってくる
罪は背負わされている..."購い"
僕の懺悔はこれしか出来ないが...
もう、こんな冒涜、背神はけっしてしまい...

世界中が涙で溢れかえる日が来るだろうか...