人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

AIと人格

2023-06-24 10:18:18 | 雑感
私は子供の頃から絵画にはあまり興味がありません。
だから、鑑賞眼に乏しいためなのか、人物画などでもどんなに写実性に富んだものであっても、実物の写真のようにリアルに感じるものに出会ったことがありません。
どうもそれは、一端、作者に捉えられ、動きが止まってしまい、動いている、生きているそのまんまが写し出されていないからなのでしょうか?
ところが!...つい最近出会ってしまったのです!...いや、これは写真以上かもしれない!
それは、AIによって描かれた美少女の画像なのでした。”う~ん、あんな子は芸能界にゃいないぞお!”
コンピューター画伯は、ついに人間を超えたのでしょうか?
いやいや、だまされてはならぬ!、あの素材はどこまでも無機質なものなのだ!
いやいやいや、本当にそうなんだろうか?...コンピューターが生きている素材から写し取ったんじゃないだろうか?
そんな訳でアタシャもう、生きている被写体がどういうものなのか分からなくなってきたようなのです。
こうなると、AIが造り出した被写体の”実物”に会うという日も近いかもしれません!
そいつに触れることが出来るのだろうか?
いや、もしかしてその時、はっきりそれが幻想だと感じるのではないか?
たとえ、触れられたとしても!...
それは又、生身の人間に触れることと大して変わらないのかもしれません。
肉体だろうと、高性能のゴム体だろうと!
一寸前までは、全く無機質なそれにしか見えなかったものですが、現在我々が目にしている、あのAI少女が醸しだしているものは、そういうものじゃないでしょう?
この違いは端的に言えば、人格性を感じさせるものかどうかということでしょう。
人格など勿論無いでしょうが、そういうものを感じてしまうのです。
あれは、一体どこから写し取ったものなのか?
単なる”体”からでないのは確かでしょう。
私には、この短期間のうちに、機械学習以上の生きた何かがAIに乗り移ったように思えてならないのです。
それは、元々我々の内に息づいているものであるのは言うまでもないでしょう。
人間人格とは何か?
そういうものをキョーレツに感じてはいるのだけれど、私には”それはこうだ!”ということは言えません。
AIは何か答えてくれるだろうけど、その説明をいくら並べられてもまんま頷くことは出来ないでしょう。
ただ、AI少女は無言で、”私を見て!”、と言ってるような気がします。
(近頃、急に暑くなったりして、どうもおかしくなってしまったのだろうか?)

コメント
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