からくり出張所

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クラウドコンピューティング

2009年05月29日 09時43分53秒 | コンピュータ

 昨日の日経に「クラウド」研究、NTT本格化という記事が出ていました。このところ流行り始めたコンピュータ用語のようですが、元はといえばgoogleの偉い方が言い出しっぺで流行らせた言葉です。「何処かの雲の中にあるサーバーを使って新サービスを行う。」だったと思います。 そのような言葉に三年間で450億円を予算化する??各社も同様のようですが。

 新しい言葉が出てくる度に構造的には類似の研究・実用化を繰り返しているような気がしてなりません。一歩先を歩む頭脳集団なのでもう少しオリジナリティのあるテーマで頑張って欲しいと願いますが・・・・?

 コンピュータ(サーバ)と処理端末を通信回線でつないで、ある業務を実現するというのがデータ通信システムのコンセプト。そのバリエーションがこの40年間色々出て今日に至っているようです。 このクラウドコンピューティングという言葉から連想したのは40年近い昔、電電公社が世の中に提供していたデータ通信のDRESS、DEMOSS、DIALS設備サービスです。これを見て反応する方はお年が分かるというものです。 それはさておき、これらのコンセプトも通信回線の先にあるコンピュータがあなたのお役に立ちますということではクラウドそのものでないかと思いました。技術がまだ未熟だったのは仕方ないとして漢字交じりのネーミングが悪すぎたのかも知れません。(苦笑)

これまでも時代をリードしそうなコンピュータ用語が飛び交いました。 既に忘却したものが殆どでありますが、MISに始まりC&C、ITCと変わり、ダムターミナル、クライアントサーバ、最近はシンクライアント、そして集中型から分散、更にはwebサーバにモバイル通信と沢山ありましたね。 一体どう違うのだと裏の仕掛けから見ると考え方は大きく違わないようです。利用方式や部品の違い、それに世の中にどうアピールさせるかのキャッチコピーの良し悪しではなかったのかと当事者でなくなったせいか冷たく考えてしまう最近です。

言葉に踊らされるのではなくものの仕掛けから考えていけば違った見方が出来るのではないかと思います。システムを組み上げるのは結局個人とその集合体である組織ですからこのような用語に過大な期待を持たない方がいいと感じています。

一兵たりとも、一円たりとも、一人たりとも逃さないなどとと言葉に酔って大見得を切ってしまって取り返しが付かなくなった例もありましたが、これと同じような気がします。

と云いつつもクラウドコンピューティング入門なる本を買ってしまったのはやっぱりミーハーなんでしょう。