からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

いぶし銀カメラ

2011年09月07日 20時44分20秒 | からくり情報

 やっと日中も涼しいと感じるようになりました。午前中は緑のゴーヤカーテンを外していたので汗だくでしたけど、一息付くと気持ちのいい風です。 もっとも日なたはまだまだ夏の日射しです。 昨日は信州に18切符の消化の旅に出かけておりましたが、これはまた後日。

今年のゴーヤはどうしたことかどんどん伸びる割には収穫がありません。本日は7個、合計20個には届いていません。 これで今年はお終いです。この季節になると毎年台所が薄暗くなるので「外して。」と注文が出ます。もう一我慢していたら或いはと思ったのですが、偉い方の命令には逆らえません。(^0^;)  で、そのゴーヤは、ツナとのコンビネーションサラダに化けて夕食に出現しましたが、新鮮すぎて苦みたっぷり、薬と思って完食しました。

さて、涼しくなると散歩の季節です。これを機会にこのところ遠ざかっていたカメラ散歩を復活しようと思って機材の整理中であります。デジカメに押されて風雲の灯火と云われているフィルムカメラの数々でチャレンジしてみようという魂胆です。 blogやHomepage などの掲載に簡便なデジカメに流されている日々を反省しつつの整理です。 とはいえ結果を見るのに時間のかかるフィルムはどうしても避けがちです。それに近所の現像店がチェーン店一軒に壊滅したことにも原因がありますが、鶏と卵の関係のようです。 デジカメって便利だからなぁー。でも、頑張らないとフィルムが消える。(^0^)

デジカメの世界にたっぷり浸ってしまい、アナログカメラを使うのは数ヶ月に1,2本という体たらくです。これではいけないと反省するのですが、暑さのせいで手が伸びません。ここの写真も勿論デジカメ。

Dc110916 云ってる矢先にフィルムが入ったまま三ヶ月のを見つけました。 35mmフィルムの蛇腹カメラ、実は何故かこのタイプが好きなんです。これはフォクトレンダーのVITO3型です。レンズはウルトロン5cm/f2

Dc120652 これも35mmの蛇腹カメラ。折りたためるので携帯に便利です。これも上のVITO3型と同じフォクトレンダーです。 ビテッサという名前でレンズはカラースコパー50mm/f2.8です。そういえばクラシックカメラの入門はこの同社のビトマチック2bでした。 勿論健在ですが、あまり使っていません。

さて、このビテッサを折りたためばご覧のような姿になります。お隣のカメラが日本の名機である オリンパスペンF です。これは自分でオーバーホールして復活させた懐かしいものです。

Dc120649 これまで手にかけたカメラを振り返ると使い込まねば勿体ないと反省した次第。特に自分で修理したカメラは尚更です。

さて、この一台もやっとまともに修理したカメラです。富士フイルムが送り出した6X6ブローニーカメラ・フジカスーパーシックスです。 これも平たく折りたためる蛇腹カメラです。 何度か家族で記念写真を写してきました。勿論最近の10数年の話です。 フィルム会社から素材会社へ変貌を遂げている富士フイルムですが、会社の原点を忘れて欲しくないものです。 フジカ35を始め35mmカメラでもなかなかいいカメラを送り出していたのですが、時代の流れには棹を差せないのでしょうか?

Dc021123 そして、最近ハヤタカメララボにオーバーホールを頼んでいたのがツアイス・スーパーセミイコンタ。 登山家に愛されたカメラと聞いていますが、これもコンパクトに折りたためてブローニーフィルムで645サイズの撮影が出来ることから好まれたのだと思います。 レンズはテッサー7.5cm/f3.5だから尚更です。 修理完了と連絡が来たので受け取りに行きたいのですが、来週になりそうです。楽しみ。(写真はハヤタカメララボのものを拝借しました。)多分私のカメラではないかと推測します。

Semiikonta

書き進めるとライカ、コンタックス、Nikonというような著名でないカメラを採り上げることになってしまいました。 いずれもこれまでの古いカメラの中で何か思いを込めることになったものです。いぶし銀のようなこれらのカメラ、この先も楽しめるようにフィルムが作り続けられることを願っています。蛇腹カメラを意外に好きなんだなと我ながら不思議に思いますが、「からくり度」が高いからのような気がします。

これまでの鐵道模型ブログから路線を変更して「クラシックカメラ・いぶし銀編」を引っ張り出してみました。 最近読んだクラカメ元祖の田中チョートク氏の「カメラに訊け!」に依ればデジカメブランドはあるがブランドデジカメは存在しない。」と宣っています。 これがかってのカメラとの根本的な違いのようです。一年経てば陳腐化する超高級カメラはブランドではあり得ないのです。なるほど。

さーて、書いたからにはボチボチと人類の文化遺産でお散歩を楽しまねばと思います。出来るだろうか。(^0^;)