12月15日と16日は恒例の世田谷ボロ市です。四百年の伝統と云っており40万人? の集客力がある中古市です。 昨日は一番乗りを目指して出かける予定でしたけど、家人が風邪でダウンしたため、ちょっともたついて月並みな時間に行ってしまいました。 目的は干支の安物根付けを買うだけだったのでさっさと目的を達成し、会場をウロウロしていました。彷徨けばつくほど無駄遣いをしてしまいますが、それは覚悟の上です。(^0^;)
結局、汽車ポッポ運転用の小さなヤットコと利根川、荒川・隅田川の流域マップ(各100円)、銀杏山盛りという無駄遣いを実施。 一番無駄だったのはいつもの「こやま」での昼食でしょう。五臓六腑に染み渡る液体ご飯は何よりでした。 酔考先輩とご一緒いたしました。
午前中は神棚屋の小父さんがコックリコックリしていました。が、午後近くになると人の多いこと。特にこの日は小学校や幼稚園の子供達が大挙してきており混雑に拍車をかけていました。交通ルールや混雑時の作法を教えるわけでもなくどやどやと人混みをかき分けての行列です。時と時間と場所をわきまえる丁度いい機会なのですが、引率者(多分先生)もそんな気配りがなさそうでこの國の行く末はどうなるのだろうと酔考さんと苦笑い。その反動かまたもや三猿の別バージョンを手にしておられました。(^0^;)
新顔だという骨董通り入口の店で古い工具を眺めながらこれは何だろうとい言う会話。専用工具の色々に大変勉強になります。この中からヤットコを選びました。
そうそう、酷使したので切れ味と軸受けが今一つとなったので剪定鋏を一丁入手しました。磨くには刃こぼれが多かったので思いきりました。撮った写真で買い物を思い出したようです。この頃はいい気分だったかも知れません。
毎年仙臺から現れる焼き印屋のご夫妻は無事出店していました。もう一軒の仙臺からの骨董屋もありましたので密かに良かったよかったと思いました。いつも出店しているはずの場所になかった骨董屋がありましたけど、こんなご時世なので心配になりますが、大丈夫だったのだろうか?
本日も出かけるつもりでしたが、家人ダウンの余波で家で仕事をすることにしました。残念です。来年の15日16日は値切り部隊として出撃予定です。色々残っていれば嬉しいのですけど。昨年は怪我のため一月ボロ市に参加できなかった酔考さんと起死回生のホームランを飛ばしたいものです。
本日は21時までボロ市は開催されているので興味のある方はお出かけ下さい。新玉川線三軒茶屋か小田急線豪徳寺から東急世田谷線のチンチン電車で上町か世田谷下車です。
さて、肝心の成果ですが、写真を撮るのが難しいタワー型でした。
よく彫れている龍は意外に少なくて掘り起こしたものがこれです。ボロ市中を調べ尽くしたのですが、やっぱり毎年根付けを仕入れている馴染みの店がセンスが良く、これまで買い溜めたものも見直すとなかなかのものがあります。とはいえ全て2千円以下。目を持った人が買い付けるとまずまずのものが集まるようですね。
その手持ちの根付けに昨年購入したものがありました。これも来年の干支の龍ですが、瓢箪の中に蹲っている珍しい意匠でした。たまたま気に入って手に入れていたようですが、やはり同じお店です。
本物の根付けは目の玉が飛び出すほどの値段ですが、こちらは驚くほどの安値。 十一年ほど前に蛙の腕相撲を見つけてはまりました。
ボロ市を「残り物に福あり」精神で楽しんいます。 塵も積もれば山となる。であればいいのですが、ガラクタを集めてもガラクタだろうなと思います。意表を突いたデザインが面白いのです。 何でも鑑定団には全く縁のない品々ですけど。(^0^)
と云うのが今年のボロ市の成果でした。毎年集まる物産市で石川県輪島市の各店を楽しみにしていたのですが、今年は東北支援のために東北地方のお店優先になっており期待していたものを食べられずに残念。仕方ありませんけど。