北裏鐵道12月運転会と忘年会の日とあって久し振りに出ずっぱりの一日になりました。と云っても風邪気味の体調を考えての遅い朝の出発です。 小型のクラウスでもと思ったのですが、思い切って手ぶらとしました。 実は夕方にもう一件の楽しみな会合も控えていたので用心の上に用心です。(^0^;)
しかしながら、遅い時間の会場到着では大半の機関車は運転を終えて整備中です。午後は忘年会だから仕方ありません。それは置いといて日向ぼっこをしながらの菓子をつまんでの雑談会は大変楽しい時間でした。 欧州鐵道達人のK田さんは久し振りの新調機関車GWR Castle をほぼ完成です。艤装はこれからとのこと。さすがに達人らしい仕上がりで試運転段階というのに滑らかな回転は一級品と云ってもいい状態です。
この写真しか撮りませんでしたが、煙室内は真っ白だった壁面が結構焦げていたので燃焼も好調のようです。
からくり名人H賀氏は、私と同型機クラウスを持参していました。
遠目に見るとほぼ変わりないのですが、オリジナルな機関車とはヘッドライトだけが違います。ここが素晴らしい今回の目玉です。キャブの番号下にも何やら見かけないマークも。秘密結社のシンボルか?(^0^)
この小さな蒸気機関車は発電機を搭載し、ヘッドライトはこの電力を使っているのです。蒸気でタービン発電機を回して点灯するのは実物ですが、この機関車は高度な電子工学を利用しているハイテクなものなのです。
しかしながら、机上プランをさっさと実装してしまうとはさすがであります。
「アナクロな機械にはハイテクがよく似合う」
運転室直上部からボイラーを写しました。ピントがずれていますが、左の水タンクとボイラーの間に挿入され、リード線を引き出している板がペルチェ素子です。 卑近な利用例としてはパソコンのCPUチップの冷却に使っている古くて新しい電子素子。 片面をボイラーの高熱に当て、もう片面を水タンクの低温に当てるとその温度差が電気エネルギーになるわけです。
ここで発生した電気をヘッドライトが点灯可能な温度にまで昇圧しているそうです。昇圧には小さなDC-DCコンバータを組み込んでいるとのことです。秋葉原に買い出しに行くことにします。
この様なからくりは私も大好きで惚れ惚れとしてしまいます。
プランをさっさと実現する素早さの片鱗でも何処かの国の偉い人達に煎じで?ませたい。
そして更には、牽引車両にも、その床下には車軸発電機が付けられてテールライトや室内灯を点灯する仕掛けまで組み込まれています。 誠に「おそれ入谷の鬼子母神」です。(^0^)
作成途中のものを一度拝見しておりましたが、塗装されてすっかり本物のようになってました。一昔前の客車の床下に車軸からベルトで回している発電機があったことを知っている方はどれほどいるでしょうか?
屋根を外してありますが、デッキにある一灯のテールライトは走行中に自力で点灯します。私の客車のように電池を積むなどの野暮なことはありません。
さて、ここで私のコンデジで知らなかった機能を試してみましたが、いかがでしょうか。
カメラを振り回すだけでパノラマになるというものです。ご愛敬に掲載しました。これは180度ですが、360度も撮れるようです。静置しておくと列車の動きに反応することも分かったので次回試してみることとします。面白い。
このあと忘年昼食会、グッと我慢してアルコールは控えましたが、その反動で食べ過ぎました。
そして夕方は古い仲間が主催する忘年会へ、ここは何故か建築家の皆さんが多いのですが、全く違うエネルギーに触れられるので頭が活性化するような気分です。皆さんありがとうございました。
昼間食べ過ぎたせいか飲み食いは程々にしておきましたけど、イタリア料理は大変美味でした。
こんな具合に楽しんだ休日でありました。 さて、いよいよ師走の作業工程に突入です。風邪をぶり返さない程度に頑張ります。(^0^;)