昨日の雪には参りました。結局帰宅後玄関先や道路の雪掻きをする羽目になり、ちょっとだけ腰が痛くなっています。と言うか適度のところで止めて良かったというところです。
午前中来客があり,それを終えてホッとしました。これで大物仕事は一段落。とは言えなかなかフラフラ外出できない日が続いていますが、もうしばらくこんな具合かも知れません。春の青春18切符がちと怪しい最近です。
先日、佐賀県武雄市から思いがけなく友人が出て来たので急遽会いました。「人生の楽園」の炭焼きH君です。大変懐かしく四方山話になりましたが、あまりにも急だったので他の友人らには声をかける時間もなく昼間の乾杯になってしまう次第。 また武雄で会おうと云うことになりましたが、さて、私は行けるのだろうか?(^0^;)
せっかくの街なので彼と別れた足で、銀座松屋のカメラ中古市に足を延ばし、昨日紹介したレンズ Hexar 50mm/f3.5 を仕入れた次第です。 実はその出口にあったジャンクでもう一つ見つけていましたが、あまりにも小さくてどこかに行ってしまい書き忘れていました。 リュックの底に沈んでいました。(^0^)
この先フィルムを通すことなど考えられない部品欠損のこのカメラを2/3に値切って頂戴しましたが、からくりものとしては素晴らしい時計のようなカメラです。
このテッシナというカメラは、矩形のずっしりした金属塊なのでカメラとは思えない姿ですが、ほぼ全機能を持っています。右の円板は距離計、左の円板は絞り、四角なガラスは二眼レフのように覗き込んで使用するファインダーで立てたガラスはスポーツファインダーになります。
後方から見ると左の円板は巻き戻しダイヤル、右の円板は巻き上げダイヤルですが、あらかじめ巻いておいたゼンマイ力でフィルムを駆動します。中央の円板はよく見えませんが、シャッターダイヤルでB、1/2-1/500秒の速度設定できます。 そして黒い円盤がストロボ接点設定ダイヤルでその下が接点です。
前方にはスライド式のレンズカバーがあり、この状態では撮影機能にロックがかかっています。
そしてカバーを開くと右側が撮影レンズ、左側がファインダーレンズです。小さなボタンはシャッターです。昭和20年代後半のカメラと思いますがこの時代に既に現代のコンパクトカメラのようなスライドカバーが採用されていたのです。
ご覧のように手のひらに乗るサイズです。時計のような質感で、さすがにスイス製であります。スパイカメラともと云われていたようです。これを腕に付けるアダプターがあるようですけどそんなものは要らないなぁ。(^0^;)
温故知新カメラとしてテッシナを採り上げてみましたが、いかがだったでしょうか?
これに匹敵するのは、いや遙かに超えるのは コンパス というカメラでありますが、あれは手にすることは絶対にないでしょう。(^0^;)
その後、外の部品を外してファインダーやらレンズを清掃してみました。これならば、どうせジャンクで買ったものだから本格的にやれるかも、と迷い中です。昔のような記憶力と道具使いができないので何とか動作しているこのままの状態でもいいかもしれませんが、どうやら中の機械がどうなっているのかを知りたい病が出て来そうです。