からくり出張所

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JNR9600改造工事(2)

2012年03月20日 17時37分09秒 | からくり情報

 毎日時間と追いかけっこをやっているように感じる最近です。昨日から今日は、モザイク状に用事と空き時間が続きます。その谷間を縫うようにして趣味しているわけです。 昨日は種ジャガの買い出し、ライブスチーム改造の続きそして本日は種ジャガの植え付けと発電機の試運転という趣味から飛び出して公用的なことをやっていました。 もちろん仕事はクリアしつつです。(^0^;)

前回紹介したお彼岸のJNR9600 改造の結論ですが、何とか工事終了し、予備検査までクリアしました。火入れを待つのみでありますが・・・・。

Cimg1250 この写真はアスター工場での本物の製品です。このような姿に変身したのです。キャブ窓下の点検孔は面倒かつ技倆を要するので開けませんでした。 既に10年選手の我が9600はこの機関車より油で光って風格があると思います。が、写真を撮っていなかったのでこちらの姿を借用。

今回の工事でまず苦労した箇所は水位計(硝子管)下に設けたドレイン孔と銅管の締め具合でした。 水位計の底蓋を取り替えてここから排水するのが新機能です。これがないために安全弁をその都度外し、機関車を逆さまにして振ると云う野蛮な行為をしていました。

Dscn8455

この配管の先にはニードルネジ式の弁がありますが、ここまでは常時圧力がかかるわけです。ところが次の段階では弁部の取り付けにもたつきました。

Dscn8464 水位計から来る排水管のリングに弁中心を正確に通さなければ洩れが生じるという冗長度の高い構造だったので僅かな歪みでやり直しが続きました。何とか洩れは止まったようですが、高温高圧でどうなるかまだ不安があります。出たところ勝負になりそうです。傾いて取り付けてしまったのはカットアンドトライのせいかもしれません。

そうそう、今回の課題はいかに分解せずに作業するかと云うことでした。この先、取り組む方は少数と思われますが、参考になればと思います。

取り外したものは、バーナー、運転室、火室扉でした。曲げた配管をクイズみたいに取り回していけば接続できますが、火室扉前床の隙間が水位計に付けるナットより僅かに狭いのです。ここを通すにはボイラーを外すことになるので床板を0.1mm程度削る安易な方法でクリアしました。

Dscn8467

取り外した運転室には手摺りがありませんでしたが、到来時には違う径のタップを誤って?立てられていたので取り付けを省略していました。あらためて2mm径でタップをし手持ち部品で本来の姿にしておきました。

Dscn8479

キャブを外したついでに天井を取り付けネジを裏側から入れて突起に引っかける方法としました。 天井を付けるとラジコンにしない限りまず運転が困難です。 いつも天井なして運転していたことを反省し、簡単に着脱できるようにしました。

これらの組立を逆にやって元の姿に戻したのが現在の状況です。

これは何年か前のJGRでの運転です。門デフ未装着ですが筑豊で石炭運搬光景を彷彿とさせてくれました。24両ほど牽いた記憶があります。

こんな運転をまたやってみたいものです。

Dc112405 前回時間切れで書けなかったこととその後の工事状況は以上です。

本日のジャガ芋の植え付け状況はまた次の機会といたします。