からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

亡びゆくもの

2012年12月11日 21時35分57秒 | からくり情報

 昨日の書きかけを今朝フォローしてしまいましたので眠くなる前に一席。とは言え終日自宅で仕事でしたのでネタはありません。先日駅構内に出ていた臨時の古書店で山本夏彦さんの「愚図の大いそがし」を手にして拾い読み。 相変わらずいちいちごもっともなことが満載です。「本を読むのは死んだ人と話をすることです。」と云うくだりはいつも感心します。内田百閒さんの「深夜の初会」という座談集を読んでいるとまさにこの感覚になるから不思議です。百閒先生を通じて往年の名士が語りかけてきますし、百閒さんの頭からの湯気も伝わります。夏彦先生の話にごもっともと相槌を打ってしまうのは先生との会話が成り立っているからでしょう。なかなか為になる話を拝聴しております。
酔考さんと往年の滅びた言葉を「隠居語」と名付けて語り合うこともありますが、夏彦翁はスケールが大きくて (江戸の) 粋(いき)をはじめ今はあとかたもないものを勢揃いさせ、これを「亡びしもの」と題す  とされていたようです。

 かたはらに秋草の花語るらく ほろびしものはなつかしきかな 牧水

とありました。ほろびしものが如何に多いか、考えれば次第に嫌になります。酔考さんとできる範囲で細々維持していくしかなさそうです。
突然ですが口舌の徒は唾棄したい人種でありますなぁー。選挙前だから目立つこと、五月蠅いのでモノトーンの番組で我慢しています。

Dc081704

アルバムで見つけた使わぬカメラと使えぬカメラです。Rolleiflex3.5F そのデジカメ版 そしてグリコ版 こんな写真がありました。一時は頑張って使っていた中判カメラですが、このところすっかり眠らせており、さてどうしようかという問題写真です。亡びゆくものかなぁー(^0^;)

そしてこれはほろびたものかなぁー??
ソ連製 ルサール20mm/f5.6

Dscn1238

以前紹介したレンズです。これで撮ったらどうなるかなと云うものがありました。

R0011535

( ルサール20mm/f5.6 f11)
GXR MOUNT A12に付けて f11まで絞って撮ってあります。上のビー玉が切り取った風景です。

(追記)
コシナ21mm/f4 を絞りf8 にして撮った同じ風景がありますが、このソ連レンズが解像度に勝っているような気がします。護岸の手摺りが。 さすがに兵器だったレンズです。興味ある方は面倒ですけどクリックしてください。

クラシックレンズはその殆どが亡びゆくものでしたが、最近はGXRのおかげでデジカメレンズとして復活中です。しかしながら私だけの話かも知れませんけど。
それにつけてもGXR MOUNT A12 の有用性を認識していますが、更に進化するのかそれとも亡びゆくものなのか大いに気懸かりです。そろそろはっきりして欲しい時期かも知れませんね。

そう言えば肝心の蒸気機関車やライブスチームなどもこのお仲間のようですね。くわばらくわばら。

さてさて亡びゆくものの復活に専念しなければ。 と云うお話でした。


コニカHexanon 50mm/f2.4 (^0^;)

2012年12月11日 09時37分59秒 | からくり情報

 このところブログの切れが悪くなったと思います。いい加減な内容なのでズーッとそう感じている人は多いかも知れませんが、書いてる当人が思うから間違いありません。何と云ってもその原因は生活パターンの単調化。日々の変化をネタとして取り込もうとしても社会人から遠のくと上手くいきません。老人はジーッとしていると生活の単調化から逃れられませんね。(^0^)

今日は胃カメラ健診が終わり、麻酔のせいか何だかボーッとしていたので新宿本牧亭で寄席の世界に浸っていましたが、結構居眠りしてしまいました。 老人力で木戸銭を300円安くしたせい? まあ、云ってはみるものですね。 下手なのは眠くなり上手なのには目が覚める。 仕方もないところで笑う観客が一名いるのには閉口しました。 いずれにしろ自前で寄席に行くとは人生何か吹っ切れたのでありましょう。(^0^)

かくのごとき仕儀でまたもやカメラを持っての一日は夢と消え去りましたのでバックログからblogを捻りだしています。さて。

Dscn3778 本日のGXR+MOUNT A12に付けていたのはコニカ Hexanon 50mm/f2.4 でした。一度試写してなかなか良かったので嬉しくなって仕舞い込んだのをやっと復活と思ったのですが。

R0010836

近所の骨董店RECORの棚を写させてもらいました。なかなかいい青が出たのであれっと思いました。

R0010808

そしてこれは一度アップした夏の日の八重木槿。いずれも最近接開放で撮っています。開放値がf2.4 と変わった値なのは無理に明るいことを強調せずに性能を狙ったコニカの良心であると書いたものを読んだことがあります。そんなコニカが消えたのは大いに残念です。

Dscn3781

GXRに取り付けるとご覧のように貫禄ある姿になり、ピントと絞りを決めているとクラシックカメラそのものの感覚になります。自動カメラは便利ですが、やはりこのスタイルは最低でも維持していきたいと思います。コンデジはとっさの場合に役に立つのでいつも常用しています。携帯カメラは使いづらいのでお蔵入りです。

ところでこのレンズ構成では殆ど撮っていないのでこれからの課題です。

R0010809 この写真も載せたことがありますが、このレンズの開放写真です。
まずまずの写りになることが分かったのでとりあえず仕舞っておいて他のレンズを撮り進んだというのがこの半年でした。まだ試したいのもありますが、これからは取り混ぜて使用し、少しはまとものものも撮ってみたいものです。(^0^;)

以上昨晩書こうと思って沈没してしまったので朝のノルマ終了後に慌てて書きました。
昨日 寄席に行ってサボった仕事をこれから取り戻します。ヤレヤレ。