からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

出来上がらぬ機関車

2012年03月03日 21時49分25秒 | からくり情報

 さて、本日は朝から抜けるような青空に誘われて大いに羽を伸ばしました。と云いたいところですが、せっかくの予定も早朝から緊急な仕事が入りほぼ一日その対応に追われてしまいました。明日もその続きがありそうです。 こんなことはさっぱり忘れようとひとっ風呂浴びて一服中です。作りかけの汽車の作成も止まったままと云うか牛の歩みで続いているので一服ついでのご報告(^0^;)

震災後に移転した手狭な工場?(実は書斎の片隅)は、右を向けばこんな風に汽車が控えています。写真もままなりません。もちろん稼働時間も限定。(^0^;)

Dscn8418 10年前に出来上がって快調な JNR9600型機関車が門鐵デフ装着待ちで控えていますが、いつ着手するのか・・・苦しいです。 この人形は同じ縮尺の1/32 人形です。

本題であるSNCF(仏蘭西國鐵) 140C は、ここに来てやっとアルコールバーナーの組み立てと機関車への組込みが終わりました。これで試運転ができる状態になりました。 Homepage に記録している作成日記は1月16日で止まったままです。このバーナー写真は2月19日のもの、車体に組込んだものの殆ど進んでいません。

Dscn8426 説明書とこれまでの経験でバーナー毎15本の芯としました。やや緩いセットアップです。 鉄心入りのグラスファイバー線を束ねるのは意外に面倒です。

 そうそう、その昔、この芯はアスベストだったのです。 アスターの初期製品をヤフオクなどで入手して扱う人は内部に貼られている遮熱板とともにこの芯については即刻交換しましょう。廃棄にも要注意です。

そしてテンダーの仕上げです。何だか危なっかしい手摺りを付けましたが、運転を楽しめば楽しむほど曲がってしまいそうな代物です。

背景にボンヤリ見えるのはスターリングエンジンです。

Dscn8423

 

価値ありと思うのは透かし彫りのDANGER ラベルでしょうか? 予備が欲しいなぁー。

とここまで来たのでやっとテンダーと本体を接続することができました。

Dscn8430

まだ素っ気ない側面です。残りはラベルと簡単な配管があるだけなので完成後もこのイメージのままだと思います。 試運転後の配管か、綺麗な状態での配管にするかでウジウジしていますが、エアで回ったのでこのまま突っ走った方がいいかなと思う最近です。 物ぐさなだけかも知れませんが。(^0^;)

見かけの割にはいい性能を出せるはずだというこの機関車、羊の皮を被った狼になるように試運転を頑張ります。

しかしながら今月の運転会へ出席出来るかどうか、色々あって怪しい最近です。

Dscn8421

仕掛品はこのように密着した配置になっております。 この場所になかなか落ちついて座ることができないのが問題です。

左の機関車が今回紹介の SNCF 140C です。

 純粋に汽車ぽっぽのことだけを採り上げましたが、いかがでしたでしょうか? 仕事から趣味へのバーチャルな逃避にお付き合いいただきありがとうございます。


忘れていたカメラ

2012年03月01日 12時02分03秒 | からくり情報

 昨日の雪には参りました。結局帰宅後玄関先や道路の雪掻きをする羽目になり、ちょっとだけ腰が痛くなっています。と言うか適度のところで止めて良かったというところです。

午前中来客があり,それを終えてホッとしました。これで大物仕事は一段落。とは言えなかなかフラフラ外出できない日が続いていますが、もうしばらくこんな具合かも知れません。春の青春18切符がちと怪しい最近です。

 先日、佐賀県武雄市から思いがけなく友人が出て来たので急遽会いました。「人生の楽園」の炭焼きH君です。大変懐かしく四方山話になりましたが、あまりにも急だったので他の友人らには声をかける時間もなく昼間の乾杯になってしまう次第。 また武雄で会おうと云うことになりましたが、さて、私は行けるのだろうか?(^0^;)

せっかくの街なので彼と別れた足で、銀座松屋のカメラ中古市に足を延ばし、昨日紹介したレンズ Hexar 50mm/f3.5 を仕入れた次第です。 実はその出口にあったジャンクでもう一つ見つけていましたが、あまりにも小さくてどこかに行ってしまい書き忘れていました。 リュックの底に沈んでいました。(^0^)

この先フィルムを通すことなど考えられない部品欠損のこのカメラを2/3に値切って頂戴しましたが、からくりものとしては素晴らしい時計のようなカメラです。

Dscn1503

このテッシナというカメラは、矩形のずっしりした金属塊なのでカメラとは思えない姿ですが、ほぼ全機能を持っています。右の円板は距離計、左の円板は絞り、四角なガラスは二眼レフのように覗き込んで使用するファインダーで立てたガラスはスポーツファインダーになります。

Dscn1500 後方から見ると左の円板は巻き戻しダイヤル、右の円板は巻き上げダイヤルですが、あらかじめ巻いておいたゼンマイ力でフィルムを駆動します。中央の円板はよく見えませんが、シャッターダイヤルでB、1/2-1/500秒の速度設定できます。 そして黒い円盤がストロボ接点設定ダイヤルでその下が接点です。

Dscn1501 前方にはスライド式のレンズカバーがあり、この状態では撮影機能にロックがかかっています。

Dscn1502 そしてカバーを開くと右側が撮影レンズ、左側がファインダーレンズです。小さなボタンはシャッターです。昭和20年代後半のカメラと思いますがこの時代に既に現代のコンパクトカメラのようなスライドカバーが採用されていたのです。

Dscn1499 ご覧のように手のひらに乗るサイズです。時計のような質感で、さすがにスイス製であります。スパイカメラともと云われていたようです。これを腕に付けるアダプターがあるようですけどそんなものは要らないなぁ。(^0^;)

温故知新カメラとしてテッシナを採り上げてみましたが、いかがだったでしょうか?

これに匹敵するのは、いや遙かに超えるのは コンパス というカメラでありますが、あれは手にすることは絶対にないでしょう。(^0^;)

その後、外の部品を外してファインダーやらレンズを清掃してみました。これならば、どうせジャンクで買ったものだから本格的にやれるかも、と迷い中です。昔のような記憶力と道具使いができないので何とか動作しているこのままの状態でもいいかもしれませんが、どうやら中の機械がどうなっているのかを知りたい病が出て来そうです。