霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

事業仕分け

2009-11-11 20:15:55 | その他
来年度の予算を縮減するための「事業仕分け」が始まったと七時のニュースで報道されていた。
その中で「農道整備事業」の廃止が決まったというのを聞いて、ようやく国の予算も「まともに使われるようになりそうだ」と感慨深く受け止めた。

これまでの「農道整備事業」は農業に必要とは思えない広くて立派な舗装道路を作ることに主眼が置かれていた。
その事業の受益者は農家ではなく、建設を請け負う土建業者とその企業に天下りする高級官僚と企業から「政治献金という名の賄賂」を受け取る政治家だった。

多方面に亘ってそんな馬鹿げた予算執行が長年続けられて来たことに終止符が打たれるとしたら、それだけでも国民が「政権交替」を選択した意義があったと思われる。



久し振りに朝からまとまった雨が降ったので、心置きなく「新鮮館おおまち」の定例勉強会に参加できた。
今日も講師役である「つー助さん」から「野菜の老化」や天候によって発症するという大根の「空洞症」の話しなど身近な問題で貴重なアドバイスを受けることができた。

雨は一日降り続く勢いだったので午後は「長い昼寝」を決め込んだ。
雨が降っても大豆の脱穀等々やらねばならない仕事は沢山あったが、「晴耕雨眠」という一番身体に優しい生き方を積極的に取り入れようと思っている。
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お粗末な営業マン

2008-08-30 21:28:42 | その他
農業機械や資材を購入する際にJAを始めとする各社の営業マンと接する機会があるが、総じて言えるのは「鍛えられていない」ということ。
JAの営業マンは三つ依頼すると二つは確実に忘れてしまう。
だからといってメモする習慣も無い。
「次回に見積書を持って来ます」と約束しながら、なかなか持って来ないので催促すると契約もしない内に製品を持参したりして平気な顔をしている。
JAがダメならと他のデイーラーに発注して納品して貰ったのが足踏み脱穀機。
しかし、こちらも取扱い説明書に反する説明をしてトラブルに繋がった。
また、農業資材を取り扱っているK商事の営業マンは、自分が気の進まない仕事だと「この製品はホーマックでも扱っていますからそちらから買われてはどうですか」などと客の意向を無視する共に会社の利益にも反する行為をしている。

ことほど左様に呆れる営業マンが多いのだが、そもそも営業マンは社内教育よりも「お客様に鍛えられる」筋合いのもの。
お粗末な営業マンが多いのは穏やかな人柄の人が多い農家があまり厳しいことを言わないで来たためではないかと思われる。
約束も守れない営業マンに対して少し厳しい物言いをすると逆にこちらが「異端視」されるような面がある。



「取扱説明書」に書いてある通りに説明すればトラブルに遭うこともなかった足踏脱穀機。
ようやく足踏板からの力がスムーズにドラムに伝わるようになって今日から再スタートとなった。
しかし、それでなくとも暑いのに作業はハウスの中。
一時間もしないうちにギブアップし、残りは明日以降に延期となった。
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農業のススメ

2008-08-18 22:07:19 | その他
いつも卵を配達している叔母の家に長男の従兄弟がお盆休みで帰っていた。
会社勤めで大変な思いをしているようなので、「実家に戻って農業を継いでみては」と勧めてみた。
耕作面積が少なくとも「汗と知恵」の双方を出せば何とかやって行ける感触を掴みつつあるオジサンが先輩ズラして自信を持って勧めてみたつもり。
しかし、残念ながら本人は殆んど「その気」にはならなかった。

やはり、長いサラリーマン生活に馴染んでから時間単金の極端に低い農業に転身するには「清水の舞台から飛び降りる」ほどの勇気が要ることだし、また、それより以前に農業そのものに魅力を感じていなければ「その気」にならないのも当然のことなのかもしれない。
「お金だけでは測れない世界がそこにある」などと奇麗ごとを言ってみても実体験してみないと理解できないこと。

年老いた叔母夫婦が働けなくなるあと数年で零細農家がまた一軒減ることになりそうだ。



ここ数日天気に恵まれなかったが稲穂は順調に育っている。
雨の日が続き水不足の心配が無くなったので晴天になって欲しいが、予報では雨が続くらしい。
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タガメ

2008-06-18 21:54:47 | その他
霜後集落を流れる久保川流域は昔の生態系が残っている貴重な場所として注目されているらしい。
五月のGWの時に東大の生物研究サークルの学生数名が常駐し、集落内の堤等に生息する生物を調査していた。

最終日に家のそばの堤で釣りをしていたので話しを聞いてみた。
「この堤には絶滅危惧種となっているタガメが生息しているが、誰かが放流したブラックバスが居てタガメを食い尽くす恐れがあるので、釣り上げて退治しているところ」とのこと。
そして実際に釣り上げたブラックバスのお腹から取り出したタガメを見せてくれた。


(写真はインターネットから借用)

ダカメを初めて見た訳ではないが、この手の世界に疎いオジサンは初めて見るかのように感心しながら見せて貰った。
そして気の利いたフォローも出来ず、咄嗟に「我が家にはバカメという絶滅して欲しい生物が居るので、それも一緒に退治して欲しい」と言いかけた。
しかし、いかにも真面目そうで汚れを知らない純粋な若者の顔を見て、品の無い冗談を言う場面ではないと思って言葉を飲み込んだ。
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社保庁問題に一言

2007-08-07 22:20:00 | その他
魑魅魍魎が棲むと言われる政治の世界とは無縁の生活を送っているが、今回の参議院選挙で争点の一つとなった社会保険庁の年金問題について一言。

原因の一つとして「1時間に15分の休憩を取ったりして働かない職員に問題がある」と一部の評論家や自民党議員が述べているのを聞いて唖然としてしまった。

別に社保庁の職員を弁護するつもりは毛頭無いが、単に労務を提供するだけの職員と人・物・金・情報等あらゆる資源を活用でき一切の経営責任を負っている使用者を同じ土俵に上げるのはお門違いという気がした。

職員が勝手に労働時間を決めることなどできるはずもなく、使用者が認めなければどんな荒唐無稽な要求も絵に描いた餅でしかないはず。
そんなアホみたいな要求を認めた使用者に一切の責任があるのではないか。

世間から会社の問題点を指摘されたときに「社員が働かなくて…」などと言い訳する社長が居たとしたら、「その社長の経営能力が無い」と判断されるのが世の中の常識だ。



お盆向けに畑の空きスペースを利用して数ヶ所に花を栽培している。
あと数日で出番となるが、ここのアスターは丁度タイミング良く花が咲いてくれそうだ。
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