昨日の第37回ホープフルステークス。
マカオンドールは立ち上がってしまい1馬身の不利。かなり口向きの悪さを露呈しながらランドオブリバティがハナへ。2番手にはオーソクレースとタイトルホルダー。4番手にダノンザキッドとバニシングポイント。6番手にホールシバン。7番手にヴィゴーレとアドマイヤザーゲ。2馬身差でヨーホーレイクとシュヴァリエローズ。2馬身差で゙テンカハル。1馬身差でアオイショー。4馬身差でマカオンドール。2馬身差でセイハロートゥユー。6馬身差の最後尾にモリデンアローという隊列。前半の1000mは61秒9のスローペース。
3コーナーでランドオブリバティとバニシングポイントが並び,3馬身差でオーソクレースとタイトルホルダーとダノンザキッドが追う形に。逃げたランドオブリバティはここでも口向きの悪さを露呈し,最終コーナーで大きく外に逃避してしまい,外埒にぶつかりそうなところで落馬。残る4頭の争いとなり,大外のダノンザキッドが先頭に。内から2頭目をオーソクレースが追い上げてきたものの届かず,ダノンザキッドが優勝。オーソクレースが1馬身4分の1差で2着。勝ち馬を追うようにその外から伸びてきたヨーホーレイクが半馬身差で3着。
優勝したダノンザキッドは6月に新馬を勝って休養。先月の東京スポーツ杯2歳ステークスで重賞制覇を達成。これで3戦全勝での大レース制覇。ここは無敗馬が3頭いて,1頭は外に逃避したため競馬にならず,もう1頭が2着でしたから,完走した馬だけでは能力通りといえそう。こちらの方が外を回ったわけですから,着差以上の評価が必要かもしれません。来年が楽しみになる1頭で,この時期に2000mを克服したのなら,2400mまでは大丈夫ではないかと思います。父はジャスタウェイ。
騎乗した川田将雅騎手は先週の朝日杯フューチュリティステークスに続いての大レース24勝目。第31回以来6年ぶりのホープフルステークス2勝目。管理している安田隆行調教師は先々週の香港スプリントに続いての大レース17勝目。国内ではJBCレディスクラシック以来。ホープフルステークスは初勝利。
スピノザの哲学では,第一部定理一四から分かるように,自然Naturaのうちに存在する実体substantiaというのは神Deusだけです。いい換えれば複数の実体が存在することはありません。ですからこれから考えることは実在的な意味としては無効なのですが,論理的にはここで示したい事柄に対してきわめて有効ですから,その限りでの考察であると理解しておいてください。
もしも複数の実体が存在すると仮定した場合,ここでは分かりやすくふたつの実体AとBが存在すると仮定しますが,この場合には実体Aと実体Bの区別distinguereは実在的区別です。いい換えるなら,実体Aと実体Bは数によっては区別することができません。ふたつの実体が存在するといっておきながら,それらが数によっては区別することができないというのは矛盾していると思われるかもしれませんが,これはいい回し上のことにすぎません。実体Aと実体Bが存在すると仮定した場合は,本来的な意味においてはふたつの実体が存在するといういい方は不可能なのであり,あくまでも単に実体Aと実体Bが存在するというだけのことなのです。
なぜそのようにいえるのかというと,第一部定理五により,この場合には実体Aと実体Bは異なった本性naturaによって構成されることになるからです。実体の本性のことを属性attributumというのですから,これは実体Aを構成する属性と実体Bを構成する属性は,異なった属性であるといっているのと同じです。よって実体Aと実体Bは共通点を有しません。僕は同じ思惟の属性Cogitationis attributumに属するものであっても,もしも観念対象ideatumの属性が異なればそれらは実在的に区別されると考えていますが,属性が相違したものの間の区別は一様に実在的区別です。したがって,もしもどんなに多くの実体が存在すると仮定されても,それらは一様に実在的に区別されなければならないのです。いい換えればどれほど多くの実体の存在を仮定しても,それらは数によって区別されることはありません。第一部定理八が示しているように,どのような実体も無限infinitaでなければならないのですが,同様に無限である無限様態modus infinitusが,ある場合には様態的に区別されるのに対し,実体と実体が様態的に区別されるということはないのです。
マカオンドールは立ち上がってしまい1馬身の不利。かなり口向きの悪さを露呈しながらランドオブリバティがハナへ。2番手にはオーソクレースとタイトルホルダー。4番手にダノンザキッドとバニシングポイント。6番手にホールシバン。7番手にヴィゴーレとアドマイヤザーゲ。2馬身差でヨーホーレイクとシュヴァリエローズ。2馬身差で゙テンカハル。1馬身差でアオイショー。4馬身差でマカオンドール。2馬身差でセイハロートゥユー。6馬身差の最後尾にモリデンアローという隊列。前半の1000mは61秒9のスローペース。
3コーナーでランドオブリバティとバニシングポイントが並び,3馬身差でオーソクレースとタイトルホルダーとダノンザキッドが追う形に。逃げたランドオブリバティはここでも口向きの悪さを露呈し,最終コーナーで大きく外に逃避してしまい,外埒にぶつかりそうなところで落馬。残る4頭の争いとなり,大外のダノンザキッドが先頭に。内から2頭目をオーソクレースが追い上げてきたものの届かず,ダノンザキッドが優勝。オーソクレースが1馬身4分の1差で2着。勝ち馬を追うようにその外から伸びてきたヨーホーレイクが半馬身差で3着。
優勝したダノンザキッドは6月に新馬を勝って休養。先月の東京スポーツ杯2歳ステークスで重賞制覇を達成。これで3戦全勝での大レース制覇。ここは無敗馬が3頭いて,1頭は外に逃避したため競馬にならず,もう1頭が2着でしたから,完走した馬だけでは能力通りといえそう。こちらの方が外を回ったわけですから,着差以上の評価が必要かもしれません。来年が楽しみになる1頭で,この時期に2000mを克服したのなら,2400mまでは大丈夫ではないかと思います。父はジャスタウェイ。
騎乗した川田将雅騎手は先週の朝日杯フューチュリティステークスに続いての大レース24勝目。第31回以来6年ぶりのホープフルステークス2勝目。管理している安田隆行調教師は先々週の香港スプリントに続いての大レース17勝目。国内ではJBCレディスクラシック以来。ホープフルステークスは初勝利。
スピノザの哲学では,第一部定理一四から分かるように,自然Naturaのうちに存在する実体substantiaというのは神Deusだけです。いい換えれば複数の実体が存在することはありません。ですからこれから考えることは実在的な意味としては無効なのですが,論理的にはここで示したい事柄に対してきわめて有効ですから,その限りでの考察であると理解しておいてください。
もしも複数の実体が存在すると仮定した場合,ここでは分かりやすくふたつの実体AとBが存在すると仮定しますが,この場合には実体Aと実体Bの区別distinguereは実在的区別です。いい換えるなら,実体Aと実体Bは数によっては区別することができません。ふたつの実体が存在するといっておきながら,それらが数によっては区別することができないというのは矛盾していると思われるかもしれませんが,これはいい回し上のことにすぎません。実体Aと実体Bが存在すると仮定した場合は,本来的な意味においてはふたつの実体が存在するといういい方は不可能なのであり,あくまでも単に実体Aと実体Bが存在するというだけのことなのです。
なぜそのようにいえるのかというと,第一部定理五により,この場合には実体Aと実体Bは異なった本性naturaによって構成されることになるからです。実体の本性のことを属性attributumというのですから,これは実体Aを構成する属性と実体Bを構成する属性は,異なった属性であるといっているのと同じです。よって実体Aと実体Bは共通点を有しません。僕は同じ思惟の属性Cogitationis attributumに属するものであっても,もしも観念対象ideatumの属性が異なればそれらは実在的に区別されると考えていますが,属性が相違したものの間の区別は一様に実在的区別です。したがって,もしもどんなに多くの実体が存在すると仮定されても,それらは一様に実在的に区別されなければならないのです。いい換えればどれほど多くの実体の存在を仮定しても,それらは数によって区別されることはありません。第一部定理八が示しているように,どのような実体も無限infinitaでなければならないのですが,同様に無限である無限様態modus infinitusが,ある場合には様態的に区別されるのに対し,実体と実体が様態的に区別されるということはないのです。