簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

「日本鉄道旅行地図帳」(JR全線乗潰しの旅)

2010-02-12 | Weblog
どうやら最近は、「鉄道本」がブームとなっているらしい。
「不況時には鉄道本が売れるという噂が有るらしい・・」、と言う記事をどこかで読んだが、不況で収入が
減って、実際に出かける旅の回数が減った分、豪華で綺麗な写真が満載された本を買って、家庭でそれ
を見て楽しむと言う事のようだ。
確かに本屋の店先を覗いて見ると、それらしいタイトルの本やガイドブック、分冊百科が何種類か積み
上げられているし、書棚にも多く並べられている。

そう言ったブームの先鞭を付けたとされるのが、「日本鉄道旅行地図帳」(新潮社・全12巻)らしい。
平成20年の5月に第一巻の「北海道」が発売されて以降、毎月一巻ずつ発行を重ね、昨年4月に「九州・
沖縄」が発売されて完結した。
「日本初、ありそうでなかった正縮尺の鉄道地図」をキャッチフレーズに、鉄道本では異例の12巻合計で
約150万部を売り上げたと言う。

 【写真:日本鉄道旅行地図帳(新潮社刊)】

この本の良さは、正縮尺の日本地図上に鉄道路線図が書き込まれているから、線路の曲がり具合も、
駅間の距離も、トンネルも、山や川の位置も正確そのもの。
おまけに主要な場所の上り下りの勾配や、珍しい線路のスイッチバックや絶景ポイントから、さくらや
名城、名湯、名瀑から名所・旧跡の情報に加え、土地の美味い物まで網羅されてい
るから鬼に金棒。

 【写真:観光(長野・松本城)】

 【写真:温泉(秋田・泥湯温泉)】

 【写真:ぐるめ(岩手・宮古魚菜市場)】

本の大きさも厚さも、旅に持っていくには重く無いし嵩張らないから丁度良い。
それに何よりは、1冊680円と値頃なことが尚良い。
地図がもう一回り大きくて見易ければ良いのだが、年寄りには字が小さすぎることが難だ。
それでも、旅先での知りたい欲求を満たし、もどかしい思いを解消してくれるこの本が気に入って、当然
全巻購入した。

以後、旅に出るときは、その地方の掲載されているこの「日本鉄道旅行地図帳」の分冊と「鉄道の旅手帖」、
「国内交通利用ガイド 全国旅行」、「時刻表」を持って行く。
それに赤色のマーカーなどの筆記具と合わせ、この五点セットは旅の友として手放せない。(続)
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