簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

トイレ休憩(JR全線乗潰しの旅)

2010-09-13 | Weblog
窪川を出て1時間ほどで列車は江川崎に到着する。



ここで乗務員が「当列車にはトイレの設備がありません。駅のトイレをご利用下さい」と
アナウンスして、30分の停車時間を告げる。
旅行客はぞろぞろ(と言うほど多くは無いが・・)と列車をおり、大きな伸びをしながら
一様にトイレに向う。
駅舎の横の狭いトイレは、たちまち満員、行列が出来てしまった。



駅の背後に迫る山と清流四万十川を眺めながら、川面を渡る新鮮な空気を腹いっぱい吸い
込んでのトイレタイムで身も心も軽くなる。
こんな清々しい気分も悪くは無い。

それにしても、こんな山と川以外何も無い駅で、行違いでも無いのに30分も停車するとは・・。
まさかトイレ休憩では・・・?
「随分長く止まりますね」ホームで身体を伸ばしていた乗務員に話しかけてみた。



「トロッコ列車のときは、到着が20分以上遅いので、発車をそれに合わせているのです」
との返事。

シーズンになると、この列車は、”清流しまんと号”と名を変え、トロッコ車両を連結して
運行しているのだ。
土佐大正からここ江川崎間ではそのトロッコ車両に乗車出来るらしい。
時刻表を見ると、この間で乗車出来る旨の表示が有る。
四万十の清流を楽しんで貰おうと、貨車を改造した車両で、風をいっぱい受けながら
ゆっくり、ゆっくり運行しているようだ。

こんな会話が楽しめるのもローカル線ならではだ。(続)


にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする