長崎本線の鳥栖からは、普通列車なら3時間程、特急なら2時間足らずで長崎に到着する。
夕方、久しぶりに終着駅・長崎に降り立った。


気が置けない友と初めてこの地を訪れたのは、もう40年以上も前のお正月の事。
その後現役の折、取引先の研修センターでの技術研修で二度、更に家族旅行で三度と、
この町には不思議なくらい縁が有り度々訪れている。

かつてこの駅に降り立った折目にしたのは、広々と広がる構内の側線に留置されていた
何編成ものブルートレインが夕方の出発を待つ光景で、これがいかにも西の終着駅らしく、
最果ての駅の感慨を抱かせたものだ。

しかし今見るホームや構内からは、何か違った雰囲気しか感じられない。
構内も少し狭くなったように見受けられる。そこにはブルートレインの姿はない。
改札を出ると駅の脇に、アミュプラザ長崎と言うショッピングセンターが出来ていて、駅舎が
それに呑みこまれたように見える。
当時の駅舎は、大きな三角屋根を持った建物と記憶していたが、そんな駅舎は今は無く、
明るくて開放的な“かもめ広場”と名付けられた大きなドームを持つ、モダンな建物に建て
替えられている。

鉄道乗り潰しの旅では短い滞在時間しかなく、観光をする余裕はないが、せめて眼鏡
根橋を見て、名物でもと思い、久しぶりに中華街を訪ねてみる。
長崎に来たら、何はさておきこれを食べなければ始まらない。(続)


にほんブログ村
夕方、久しぶりに終着駅・長崎に降り立った。


気が置けない友と初めてこの地を訪れたのは、もう40年以上も前のお正月の事。
その後現役の折、取引先の研修センターでの技術研修で二度、更に家族旅行で三度と、
この町には不思議なくらい縁が有り度々訪れている。

かつてこの駅に降り立った折目にしたのは、広々と広がる構内の側線に留置されていた
何編成ものブルートレインが夕方の出発を待つ光景で、これがいかにも西の終着駅らしく、
最果ての駅の感慨を抱かせたものだ。

しかし今見るホームや構内からは、何か違った雰囲気しか感じられない。
構内も少し狭くなったように見受けられる。そこにはブルートレインの姿はない。
改札を出ると駅の脇に、アミュプラザ長崎と言うショッピングセンターが出来ていて、駅舎が
それに呑みこまれたように見える。
当時の駅舎は、大きな三角屋根を持った建物と記憶していたが、そんな駅舎は今は無く、
明るくて開放的な“かもめ広場”と名付けられた大きなドームを持つ、モダンな建物に建て
替えられている。

鉄道乗り潰しの旅では短い滞在時間しかなく、観光をする余裕はないが、せめて眼鏡
根橋を見て、名物でもと思い、久しぶりに中華街を訪ねてみる。
長崎に来たら、何はさておきこれを食べなければ始まらない。(続)



