簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

海の中道 (JR乗り潰しの旅)

2013-03-01 | Weblog
 伊万里から筑肥線で唐津・博多を経由し、香椎に向かい、香椎線を乗り潰す。
香椎線は鹿児島本線の香椎を中心に、西戸崎と宇美を結ぶ25.4キロの路線である。

 宇美はここから歩いて10分程のところにある“宇美八幡宮”の門前駅で、それにあや
かって駅舎は神社風でその柱は朱色に塗られている。



 駅の窓口に、“辛子めんたい風味 めんべい”成るものが置かれていた。
駅員が「美味しいですよっ・」と言うものだから買ってみたら、これがめんたい味・ピリ辛
のパリパリ煎餅で、ビールが進みそうで意外にも(?)美味しかった。



 沿線は田圃の中に新興住宅地が点在す大都市の近郊と言った感じで、乗客も学生や
通勤客が多いようだ。酒殿の周辺には、かつての炭鉱のボタ山も残されているらしいが、
車窓からはどれがその山なのかは良く分からない。長者原では篠栗線とクロスする。
博多の町へ出るにはここで乗り換えた方が早いようで、さすがに乗降客が多い。



 その先で、新幹線の高架を潜ると鹿児島本線の香椎に到着する。
ここから終点の西戸崎までは“海の中道線”の愛称が付けられている。
歴史上に名高い“金印”が発見された志賀の島は、この沿線の先に有る。





 列車は海に突き出た砂州上を行く。
本線を跨ぎ九産大を過ぎ、福岡マラソンの折り返し地点として知られた雁の巣辺りから
は両側に海が近づく。左手に博多湾の海が広がり、右手には防砂板に阻まれた砂の
壁が続き、海が見えるのはほんのすこしの区間しかないが、何とも贅沢な風景を楽し
める路線である。(続)






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