簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

計画の妙

2013-03-27 | Weblog
 1950年代半ばには、日本各地に指定された「周遊指定地」を2か所以上回る条件で
旅程を決める周遊券が発売され、時を同じくして、均一周遊券も発売された。
その後「周遊指定地」の制度は廃止されミニ周遊券、ルート周遊券などと名前や制度
を変えながら、現在のゾーン周遊券に引き継がれてきた。



 大型時刻表の「とくとくきっぷコーナー」を見ると、現在周遊ゾーンは北海道を初め、
東京や京阪神、四国、九州など13の地域が設定されている。



 広大な地域を普通列車の利用しか出来ない「青春18きっぷ」で回るのは日数ばかり
かかり、これはさすがに忍びなく、やはり効率的に特急列車を利用できる切符を使用
したい。その選択肢が「周遊きっぷ」であり「フリーきっぷ」などである。



 例えば北海道の「周遊きっぷ」は5日間有効で20,000円、一方「フリーきっぷ」は
7日間有効で25,500円。
単純に日割りすれば、前者が4,000円だから後者はそれよりも一日当たり350円ほど
安く上がる。しかし「周遊きっぷ」は行き帰りの乗車券が最大20%割引きされるから、
単純な比較で甲乙は付けがたい。



 どの切符を使うのか、行きや帰りの経路をどうするのか、「青春18きっぷ」を絡める
のか否か・・・。また普通列車しか使えないとすれば当然日数を要し、結果として宿泊費
も嵩む、繁忙期は特急料金が高い・・・などなど、行程・日程・費用・・・考えることは多い。



 そんなことをあれこれと考えながら、総合的に検討し、計画を立て判断する。
こんな時間が旅立つ前の楽しみであり、選択肢が多ければ多いほど計画に妙が有り、
検討のし甲斐も有ると言うものだ。(続)


 写真は、長野県・JR小海線清里駅とその周辺(本文とは無関係)

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