串本を出た列車は、西から少しずつ北に向きを変えながら、やはり海岸線に沿
って進む。
紀伊半島が海に落ち込む辺りだけに沿線は急こう配区間が有り、トンネルが多く、
小さな曲りを幾つも繰り返しながら進む。

70分ほどで到着する途中の白浜は、「アドベンチャーワールド」や、南紀白浜温泉
が知られた人気の地である。
且つては東の熱海、西の別府と並んで新婚旅行の人気地として知られた時期もあった。

その先で、車窓に賑やかな町並みが戻ってきたら紀伊田辺である。
ここまで凡そ90分程の行程で、新宮や串本を発った列車の多くは、この駅停まりだ。
ここで御坊や和歌山行に乗り換えることに成る。

駅に「田辺の三人」と書かれた看板が有った。
似顔絵が書かれていて、上から南方熊楠、植草盛平、武蔵坊弁慶の三人で、当地
が生んだ偉人・有名人と言うことらしい。

南方熊楠については、明治・大正・昭和にかけて活躍した生物学者であり、民俗
学にも造詣の深い人物として知られている。今年が生誕150年の年に当たり、その
頭脳は「歩く百科事典」と言われるほど卓越していたと言うことぐらいは知っていた。

武蔵坊弁慶は、紀伊の国は西牟婁郡、田辺の生まれ、新熊野の別当職湛増
法眼の倅 幼名は鬼若丸。後には源平の合戦で源義経の腹心として活躍したこ
とは良く知られていて、馴染みのある人物だ。
ただこの植草盛平と言う人物のことは全く知らなかったので、あとで調べてみると、
日本武道家で、合気道の開祖とされる人物とあった。

駅前や周辺には三人の縁の地や銅像などもあるらしいが、残念ながら見て歩く
だけの時間がない。(続)

にほんブログ村
って進む。
紀伊半島が海に落ち込む辺りだけに沿線は急こう配区間が有り、トンネルが多く、
小さな曲りを幾つも繰り返しながら進む。

70分ほどで到着する途中の白浜は、「アドベンチャーワールド」や、南紀白浜温泉
が知られた人気の地である。
且つては東の熱海、西の別府と並んで新婚旅行の人気地として知られた時期もあった。

その先で、車窓に賑やかな町並みが戻ってきたら紀伊田辺である。
ここまで凡そ90分程の行程で、新宮や串本を発った列車の多くは、この駅停まりだ。
ここで御坊や和歌山行に乗り換えることに成る。

駅に「田辺の三人」と書かれた看板が有った。
似顔絵が書かれていて、上から南方熊楠、植草盛平、武蔵坊弁慶の三人で、当地
が生んだ偉人・有名人と言うことらしい。

南方熊楠については、明治・大正・昭和にかけて活躍した生物学者であり、民俗
学にも造詣の深い人物として知られている。今年が生誕150年の年に当たり、その
頭脳は「歩く百科事典」と言われるほど卓越していたと言うことぐらいは知っていた。

武蔵坊弁慶は、紀伊の国は西牟婁郡、田辺の生まれ、新熊野の別当職湛増
法眼の倅 幼名は鬼若丸。後には源平の合戦で源義経の腹心として活躍したこ
とは良く知られていて、馴染みのある人物だ。
ただこの植草盛平と言う人物のことは全く知らなかったので、あとで調べてみると、
日本武道家で、合気道の開祖とされる人物とあった。

駅前や周辺には三人の縁の地や銅像などもあるらしいが、残念ながら見て歩く
だけの時間がない。(続)

