簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

思わぬ遠回り(東海道五十七次歩き旅・山城国)

2025-02-03 | Weblog
 高瀬川の橋が通れず、思わぬ遠回りをし、おまけにクリーンセンター
内に迷い込み、時間だけが押し、これまで随分と歩いているのに一向に
前に進めない。行き止まりでは、先ほどの若い女性の言う通り国道1号
線まで戻るより仕方が無い。



 国道まで戻り手前を左に曲がり、下の側道に出てそれに沿って歩く。
先程のサラリーマン氏が教えてくれたとおり、国道に上がる階段はなく、
北に向け300m程行くと交差する道路があり、これまで歩いてきた道は、
その先で国道に吸収される。



 ここでUターンし、坂を上れば宇治川大橋の北詰に出るので、右に曲
がれば街道歩きの本来のルートに乗れる。
 素直に向かえば良かったものを、偶然道路脇に立つ「淀競馬場」への
案内板が目に付いたものだから、ついその標識に誘われてしまった。



 こちらからでも行かれるなら、大路の方が解りやすくて安心だ、それ
にどこかで昼食もとりたい。堤防道に食事処はない。
 そんな思いから、そのまま先に進み横大路交差点に出てそこを左折、
京都外環状線道路を歩く事になった。
しかしこの判断がとんでもない間違いを犯すことになる。



 確かに道は解りやすかった。その先の外環横大路をバス停で確認しこ
こを左折すれば、後は一本道で安心して歩くことが出来る。しかしこれ
が何とも単調で途轍もなく遠かった。後で距離を測ってみると、3.5㎞
余もあった。



 素直に堤防道を歩いていれば、2㎞足らずで済んだものを、とんだ遠
回りをしてしまった。来た以上途中から引き返すことも癪で、味気ない
都会の幹線道路を、写真も撮らず、昼食も先延ばしにし、ただただ歩き、
疲れ果てて、ようやくにして淀納所交差点に出た。(続)





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コメント
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