簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

カキ祭り(赤穂線・乗潰しの旅)

2020-07-15 | Weblog


 余り知られていないが、11月23日は、「カキの日」だそうだ。
この日は、勤労感謝の日で国民の祝日であるが、古くは諸々の収穫に
感謝する「新嘗祭」と言われた日で、今では皇室の宮中祭祀の一つと
なっている。



 「グリコーゲンを初めとする栄養分が豊富なカキを多くの人々に食
べて頂き、日頃の勤労の疲れを癒やして欲しい」との願いから、この
祝日に因んで平成15(2004)年に全国漁業協同組合連合会が制定した
と言う。



 カキはグラム辺りでウナギと比較すると、鉄分は2倍、亜鉛が7倍、
ビタミンB12が10倍と栄養価が高く、嬉しいことにカロリーはウナギの
五分の一だそうだ。その反面ビタミンは加熱調理では失われやすいので、
食べるならやはり生食が良いと言う。



 そんな流れもあってか、このあたりの瀬戸内沿岸の主要な漁港では、
毎年11月から年が明け最盛期を迎える2月頃にかけて、盛んに感謝の
「カキ祭り」が行われる。
日生(五味の市)、牛窓(牛窓漁協周辺)、虫明(邑久漁協周辺)、
室津(綾部山梅林入口周辺)、赤穂(赤穂海浜公園赤穂広場)、相生
(IHIふれあい広場)・・・・等などだ。



 特に赤穂線沿線では、JRともタイアップして、カキ祭がリレーイベ
ントとして開催され、週末なら必ずどこかの漁協で行われていると言っ
ても過言ではないほどだ。
殻付きのカキや魚介類が格安で直売され、場所によってはカキ料理の屋
台が出て焼きカキや蒸しカキ、カキ汁などが無料で振舞われたりもする。



 今年は残念ながら新型コロナウイルスの影響で、イベントを中止す
る会場もあった。
しかし例年ならこれらを廻り歩けば毎週のようにカキが楽しめて好き
な人には堪らない時期となる。(続)




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