簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

めがね橋(JR乗り潰しの旅・信越本線)

2019-11-04 | Weblog

 第6号トンネル(546m)を抜けると、道幅が広がり、急に人が多くなった。
道の脇にはベンチも置かれ、案内をするボランティアスタッフの姿も見える。
辺りを散策する人、ベンチで休む人、食事をする人、カメラを構え撮影に余念
がない人、これまでに無い賑わいを見せている。





 ここはアプトの道のハイライトとも言える、碓氷第3橋梁、通称めがね
橋の上である。併走する国道からは、坂道と階段を300m程上った所に有り、
駐車場に車を止め、容易に上がってこられることで、これほどの賑わいを見
せているようだ。
ここでは、吉永小百合をモデルにしたJR東日本のポスターや、映画「風た
ちぬ」の撮影に使われるなど、多くのドラマなどの舞台で紹介されている。





 碓氷川に掛かる旧信越本線の第3橋は、横川と軽井沢のほぼ中間に位置し、
その長さが91m有り、同線に架けられた橋の中では最長である。
橋の前後でおよそ6mの高低差がある傾斜した橋である。
橋脚の高さは31.3mで、径間18.2mを4つ繰り返す国内でも最大クラスの4連
アーチ橋だ。建造には10ヶ月ほどを要したらしく、およそ200万個もの煉瓦と、
2,720樽のセメントが使われたという。





 橋からの眺めは雄大である。
眼下は旧旧国道18号線で、路肩に車を止めた観光客の多くが、こちらを見上げ
ている。紅葉の始まった北に見える山の稜線は、刎石(はねいし)山の急坂を
登り切った尾根道で、底には旧中山道が通っている。
山の中腹には複線電化で造られた新線の橋梁が見える。
ここには今でも線路も架線の残されたままらしい。北陸新幹線はその更に3㎞
先を通っているという。(続) 



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