岡崎城下に入り、これから難関な宿場町を抜けることになる。
若宮町の小さな緑地に建つ、「岡崎二十七曲がり」の石碑がスタート地
点となる。
まず手始めに、ここを右折し100m程先の、「岡崎げんき館」を目指す。
その角には、モニュメントを配した小さな緑地がある。

岡崎城下を抜けるこの道は、昔の旅人は迷うこと無く、無事通り抜け
が出来たであろうか、などと心配になるほど角を幾つも曲がる。
しかし、これは心配無用である。
当時の城下町筋で賑わいを見せるのは、基本的には店が並んだ表通り
の街道筋だけなので、それを辿れば、裏道に入り込まない限り迷うこと
も無く、城下の通りぬけは出来たようだ。

但し町並が線から面へと広がり、賑わいが表通りだけとは限らない、
当時とは比べものにならない程、都会となった現在の町中の旧街道を
辿るのはそう簡単ではなさそうだ。
道筋は当時よりも圧倒的に多く複雑で、幾つもの交差点を越えていく。

手元に地図か、スマフォでも無ければとても歩けそうには無い。
ところが、こんな心配も無用である。
この難解な街道歩きを楽しむ人達向けに、曲がり角には、「いろは」順
の道標が建てられている。

スタートの「岡崎げんき館」の緑地が、「い」のポイントだ。
この先は、例えば「↑ 650m」と書かれてあれば、次のポイントまで
は矢印の向きに従って、表示された距離を進めば良い。
するとそこに「ろ」のポイントが現れ、その先の進むべき方向と、その
距離が示されている。

このようにして、「いろは」を辿りながら、城下町を幾度も曲がる解
りにくい街道を行くことになる。
本当に曲がり角が「27」なのか、実際に幾つの曲がりを重ねるのか、
等と数えるのは野暮というものだ。
ここは解り易い案内標柱を見落とすことなく、忠実に辿り、遊び心を
もって、町歩きを楽しめればそれで良い。(続)


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若宮町の小さな緑地に建つ、「岡崎二十七曲がり」の石碑がスタート地
点となる。
まず手始めに、ここを右折し100m程先の、「岡崎げんき館」を目指す。
その角には、モニュメントを配した小さな緑地がある。

岡崎城下を抜けるこの道は、昔の旅人は迷うこと無く、無事通り抜け
が出来たであろうか、などと心配になるほど角を幾つも曲がる。
しかし、これは心配無用である。
当時の城下町筋で賑わいを見せるのは、基本的には店が並んだ表通り
の街道筋だけなので、それを辿れば、裏道に入り込まない限り迷うこと
も無く、城下の通りぬけは出来たようだ。

但し町並が線から面へと広がり、賑わいが表通りだけとは限らない、
当時とは比べものにならない程、都会となった現在の町中の旧街道を
辿るのはそう簡単ではなさそうだ。
道筋は当時よりも圧倒的に多く複雑で、幾つもの交差点を越えていく。

手元に地図か、スマフォでも無ければとても歩けそうには無い。
ところが、こんな心配も無用である。
この難解な街道歩きを楽しむ人達向けに、曲がり角には、「いろは」順
の道標が建てられている。

スタートの「岡崎げんき館」の緑地が、「い」のポイントだ。
この先は、例えば「↑ 650m」と書かれてあれば、次のポイントまで
は矢印の向きに従って、表示された距離を進めば良い。
するとそこに「ろ」のポイントが現れ、その先の進むべき方向と、その
距離が示されている。

このようにして、「いろは」を辿りながら、城下町を幾度も曲がる解
りにくい街道を行くことになる。
本当に曲がり角が「27」なのか、実際に幾つの曲がりを重ねるのか、
等と数えるのは野暮というものだ。
ここは解り易い案内標柱を見落とすことなく、忠実に辿り、遊び心を
もって、町歩きを楽しめればそれで良い。(続)


