今朝のラジオで、月尾さんが興味深い話をしていた。
発見は偶然から起きたという、レントゲンのX線とテフロンと電子レンジの電磁波の発見だ。
レントゲンは、真空管に高電圧をかけて実験をしている時に、光が漏れるので、真空管と蛍光紙の間に1000ページもの厚さの本を置いたが、この光は透過した。そこでレントゲンは、この光に「正体不明」という意味で「X線」と名附けた。
冷媒開発の研究中に、一晩置いてあったボンベを使おうとしたら空になっていて、重量が変わらない。それを切断したら、ワックス状の物質がボンベの内側に付着していたのが、テフロン。
電磁波もポケットに入れていたチョコレートが溶けていて、もしや料理に使える・・と。
こういう発見や偶然の出来事は、人類の進歩であり、ためになることだが、なんでもない偶然は個人的に、にんまり笑うだけだ。
名人ではないので、練習中の中たりの偶然現象は楽しい。しかし、この偶然は人類を救いもしないし、何かを生み出すわけでもない。つくづく弓道はむなしいものと思うが、自身の小さな喜びは生きていくうえで必要なことだ。
縦一列に中たり、上から見たら1本に見えた。