「とにかく目からうろこだから、是非いらっしゃい。」と、わたしの尊敬するまゆみさんが言う。
彼女とは、弓を担いで錬士の審査へ行っていた仲間だ。京都だ名古屋だと、あちこち出かけて、帰りの電車では彼女の知識の深さ、生き方には頭が下がる。現在は弓から遠ざかっているが、整体師として、また交流分析の講座のインストラクターをしている。
そもそも心理学を10年以上勉強していて、今にたどりついたようだ。わたしの入院中に何回か病室へ顔を出してくれて、やはり患者さんに癌の方もみえるし、また高校生とかも来るので、いい加減な応対は出来ないということから、学び始めたそうだ。
金沢へ通うことになるが、毎月1回ならなんとか行けるだろうと思った。そして、学ぶための勉強で、今から生活の糧にしようと思っているわけではないので、気楽に行くことに決めた。もうひとつは、だんなが「がらくたを増やすよりいいだろう。」という理解を示してくれた。勉強は、他人に迷惑をかけないし、自分がいなくなっても処分する必要がないのでよい。
第1回目の自己紹介で、看護師が殆どなので最後に「皆さん看護師さんですが、わたしは患者でした。」と、開口一番どよめきをとり、「現在は患者ではありません。」と、付け加えた。頭はみなさん趣味でベリーショートにしているのだと思ってくれたそうだ。
楽しそうな勉強会だ。はやく目からうろこの心境まで行きたい。まだ、序章。