最近、両手の中指関節がばねのようにびくりと戻る。親指の付け根が痛い。視力の低下が著しい。
朝から晩まで10時間ぶっ続けで、パソコンの前に座っている。入力作業だけではなく、検索も多い。
8人体制が6人に減らされて、なおかつひとり病欠。いつも、全員が残っているので、時間が遅いことに気づかず、時計を見ると「7時すぎたよーー」と、互いに声を掛け合って「帰ろうよーー」と、なる。
長期間VDT作業をしていると、視力低下、その他諸症状、食欲不振などもおきてくると言う。目安では、1時間に10~15分の休憩をすることとある。健康診断のほかにVDT作業者の健診があったが、いつの頃からか行われなくなった。
たぶん、パソコンを使う人ばかりになったので、オペレーター作業というのは特殊ではなくなったからかもしれない。いろいろなことがおざなりになっている。わたしは、社内の衛生管理者ということで登録されているが、自分の身をも守れない。安全衛生法で職場巡回の規定もあるが、一度も回ったことがない。書類上の管理者だ。社内できっちり行われているのは、内部統制だけ?
世の中は、納期重視、低価格重視。短納期に応えるべく、製品はコンビニの如く即売り、ネット販売。それに対抗しなくてはならない。そこには、品質と安全がないがしろにされる。安全の中には、作業者の健康が含まれるが、それもないがしろになる。自分の体は自分で守らなくてはならないが、毎日の仕事をこなすことが、自分を守ることと勘違いしだした。
仕事しすぎかなあと、会社の帰りに一緒に帰る職場の子達と話しながら、実は手首が腱鞘炎ぽいと打ち明けられた。整体に通っているという。実は、わたしも・・と、互いに体の不調を打ち明ける職場はやばいなあと思う。
現場もしかりで、少人数で仕事をこなし、2人体制のところをひとりにして、品質向上、安全を唱える。
人は石垣と言うのがあったけど、今は、人は部品のようだ。壊れたら換えるしかない。