まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

梅雨明けなるか?

2020-07-30 | 山歩き
久しぶりに青い空を見た。
今だ!!とばかりに、ウッドデッキのペンキを塗った。
昨年少し残ったので、1缶の追加でいいかと思ったが、悲しいことに、後少しのところでペンキがなくなった。
おまけに、暑くなってきて、ペンキの上に汗が落ちた。


汗の後は水を補給。
どれを飲もうかな。





木彫りのにわとり

2020-07-28 | 暮らし
木というのは温かい感じがする。
一刀一刀、彫刻刀の跡に爺さんの思いがこもっている。
殆どは、絵具とニスで仕上げてあるが、いくつか同じものをつくってある鶏に素彫りの物があった。
並べてみると、色を塗りたくなった。
赤い鶏冠は爺さんの鶏の風格に及ばない。

爺さんの鶏は渋い光沢を放っている。そうだ!ラッカーを塗ってみよう。


少し汚れた感じになってしまった。金色の絵の具は爺さんが買ったもの。
茶色の着色ニスなるものを買ってきた。
お陰で、楽しいひと時を過ごした。


生前、絵具やニスを買いに、量販店へ爺さんを連れて行って、一緒にラッカーなどを選んだりするのが楽しかった。
爺さんは杖をついていて、歩くのが難しいのだが、絵具を選ぶと自分でレジに向かう。目を離したすきに、多数のお客さんを抜かして、レジの一番前に行き、絵具などをどんと置いた。あっという間の出来事で、レジの人も抜かされたお客さんも、あまり堂々としているので止めるすきもなく、やっと歩く小さな爺さんに怒ることもできなかったようだ。

それにしても、少しずつ汚れを取って、色を塗ったりしていると愛着がわいてくる。

ついでに、車庫の壁に飾ってあった面を綺麗にした。
ツバメの巣が車庫にあるので、それはそれは面の裏は糞まみれだった。
思い切って洗って歯ブラシで掻き出した。
顔面の白い糞も取り払った。何年ぶりに奇麗になって、顔が穏やかに見える。




久々の会議

2020-07-26 | 弓道
この時節、会議はリモートでと思ったりするが、やはり人に会うのはいいものだ。
同じ空気を吸うのは、今や危険なのだろうが。

県立武道館へ出向いたら、予想通りコロナ対策がなされていた。

矢印通りに行ったり来たりして、ペットボトルのお茶を運んでいたら、玄関の外へ出そうになった。


わたしたちは、自分のスリッパを持っていき、当然検温、消毒、マスク。
窓は解放し、席は離れ離れ。
弓道大会を各協会の道場において同日にやりましょうと。
少しでも稽古をした証を試してみたいよね。
でも、大会はやはり一堂に会してやりたいものだ。
大会では、弓を引くだけではなく、あーだこーだと稽古の悩みを話したり、素晴らしい選手の射を同じ時と空気の中で観たい。
多くの人の前で、少しビビりながら弓を引き、相変わらずの自分にがっかりもするだろう。あるいは、予想外に良い成績が出るかもしれない。
どちらにしろ、良い刺激を受けて帰ることが出来るのが試合だ。

会議の後で、弓具店に寄った。頼んであった矢を、わたしの矢尺に切ってもらった。
と、次々と会議に出席していた面々が寄ってくる。
こじんまりしている店頭に、3人4人と人が増える。
いつもなら、そのひと時も、顔見知りの人たちとの会話が楽しいのだが。

「弓を強くしようかと・・・」と、言われるF先生に
「高齢になったら、身体は鍛えるものではなく、大切にするものですよ・・・」と、言いつつ、マスクをしたままガハガハと笑いあったが、これは危険だ。
密になりますから帰ります。
それでは、皆さまごきげんよう。

早く集まれるようになりたい。





今日の稽古

2020-07-23 | 山歩き
今朝、有線放送で「今朝6時頃、新しい墓地に、親子連れの熊が出ました・・」
とのことで、お盆の墓参りに向けて緊張が走る。
県内のコロナ発症も緊張する。

弓道に関しては、最近は審査も試合もないので緊張しない稽古となった。
それでも、道場が使えるようになり、嬉しくて稽古を欠かさず行っているのに、恐るべし、昨日は10射とも外れてがっかり。外れると、もっともっと大きく引こうとか考え出して頑張ると、どんどん悪くなる。
終盤で中ったが、こういう時は止めるに限る。
そして、考えた。
出来ないことをやろうとしているのか、出来ることをやろうとしていないのか。
さっぱり分からなくなった。
今日は、祭日なので家で引いてみたが、途中から考えが変わった。
頑張って引くから、頑張らない時に外れるので、頑張らないで中てる方法を探そう…と。頑張っても、頑張っても中らないのは疲れる。
小さい時から、頑張ればなんとかなると思っていた。
頑張り屋さんと言われると嬉しかった。
「小さいのに、よく頑張っているね」と、言われると面白くなかった。
今頃になって、歯を食いしばって頑張るのがあほらしいと思うようになった。
今日の稽古は「頑張らない」を、貫いた結果、頑張らないなりの的中だった。
今日も失敗の稽古。



サリエルの命題  楡周平(にれしゅうへい)

2020-07-22 | 読書
Kさんの九谷焼工房へ遊びに行ったら、作業台の上にこの本が。
Kさんと本の趣味は違うが、時々面白いものに出会う。

「楡周平・・面白い?」
「うーーむ。まあ、読んでみね」
前にヒットラーが現代に生き返った話の本を読んだが、今回は帯を見て??

いきなり料亭で、政府の重鎮のやりとり。
「少子化は正しい。問題は長寿だ」

さて、この小説は小説現代で2017年6月号から連載されていた。
それを、2019年6月18日単行本として発刊。
今を完全に予測しているようで怖い。
まず、新型インフルエンザが発生し、離島でパンデミックが起きる。
このウィルスの名を「サリエル」と、言う。

2020オリンピックも抱えて政府はどう対応するか。
その中で何度も問われる人口増加、日本の健康保険制度の危機。
崩壊する日本経済。65歳以上が全人口の1/4を超え、2040年には、2.8人に1人が65歳以上となる中、次世代に解決不可能な問題を残すことになる。

楡周平は、すでに今を予測していた。
いや、政治家たちはみんな予測していて、知らないふりをしている。
騒げば、自分の議員生命は終わるからだ。

治療薬とワクチンが出来ても、優先順位がガイドラインとして決められていて、それを巡る政治家とマスコミとのやりとり。

まるで今を見ているようだが、結末が怖くて最後は読み進めるのが怖いのだが、一挙に読めてしまった。

読み終えて考え込んだ。
わたしたちが子や孫に残す大事なことは何なのだろう。
本当にオリンピックは日本に必要なのだろうか。
オリンピック自体が歪んでいないだろうか。
真摯に努力している若き選手たちの期待に添えるだろうか。
残った箱モノはどうなるのだろうか。
若い人たちは、政治家の言葉をきちんと聞き分けて、大事な1票を投じなくてはならない。しかし、その投じるべき政治家がどこにいるのだろう。




特別定額給付金

2020-07-20 | 暮らし
新聞で、まだ給付金を受け取っていない世帯が相当いるという記事を見た。

実家の父が4月30日に亡くなり、ぎりぎりで父の分も貰えるという話を内輪でしていたので、弟がてっきり相続手続きと共に済ませたと思っていた。
ところが、母が「訳がわからん」と、言って大事そうに市からの封筒を差し出した。
中には、特別定額給付金の請求申請書があった。
父の名の横に世帯主とあるところに赤線が引かれ、母の名前の横に赤ボールペンで、世帯主と書かれていた。
通帳と健康保険証をコピーして、急いで投函。
3ヶ月で申請の終了である。危ない。
数日後、ATMへ連れて行って入金を確認し、マックのシェイクをふたりで食べた。
「たまに、こういうのもいいもんや」と、喜んだ母は、もう給付金の存在を忘れ、翌日「通帳のお金が増えている・・」と、難しい顔をしていた。
マックシェイクが悪かった。その前の記憶を無くしたようだ。
弟に事の顛末を伝えると
「増えていることに気づいたならいいやん・・」であった。
まあそだね。

しかし、一人暮しの老人や、近くに子供がいない老人は、給付金の申請をしていないかもしれない。どうか市の職員の方に気づいてもらえますよう。




今日の収穫

2020-07-19 | 料理
90歳の婆さんは今日も元気に収穫物を台所に届けてくれる。
ありがたや~
雨で畑に水がたまり、カボチャの花がなかなか止まらないのだそうだ。


ゴーヤもいよいよ実がついてきたが、連日の雨で花が落ちてしまう。


太陽が出ないので、ゴーヤはなかなか色づかない。



人参はまっすぐに育てるのは難しい。個性的な人参たち。


本日も感謝の気持ちでいただきましょう。




今日の弁当

2020-07-18 | 料理
久々に良いニュースで、思わず新聞に置いた弁当。


ご飯に卵のほろほろとパセリ。 鮭のホイル焼き。人参とジャガイモの千切り焼き。
味噌汁。立っているのは水。evian トイストーリーのキャラクターボトル。


職場で弁当を食べるのが楽しい。
「〇〇に昼が来た~」


品切れ

2020-07-14 | 暮らし
コロナになってから、あらゆるところで品切れが起きている。
先日、婆さんが町内の老人会の体操が再開されて、そこへ行くため体温を測らなくてはならないので体温計を買いたいという。
イオンの薬局に寄ったら、4か月間入荷していませんとのこと。
これでは予約注文も難しいので、アマゾンを覗いてみた。近づけるだけで「ピッ」と、いって測れるタイプのものが、2300円であった。
早速注文すると、翌日には発送案内があった。
しかし、何日も待っても到着しないので、発送の確認をしてみたら「到着予定 8月23日から8月30日」と、なっていた。
もしや中国から送られてくるのかも。
どこからでもいいが、そうなのか・・と、改めて思った。

マスクは山積みになり、消毒液もたくさん売っている。
しかし、あちこちでいろいろな製品に欠品の札が貼られている。
母がデジカメに興味を持ったので、一番操作のしやすい軽くて安いのを求めようとしたら在庫がないという。
「いつ入るかわかりません」とのこと。
結局、少し高いのを購入した。お店の人はSDカードをおまけしてくれた。

kouの誕生日に、スマホのイヤホンが欲しいというので、一緒に買いに行くと、欲しいと思う「重低音」のイヤホンが欠品。いつ入荷されるか分からないという。
店員に「中高音も、いいですよ」と勧められ、kouはそれでもいいという。
たが、わたしがうーんと、首をかしげたら5%引きとなった。割引のカードと合わせて10%引きとなる。400円安くなった。
車に乗ってから、kouに、「ばぁばセコイぞ」と、言われたが、
「ばぁばが値切ったんと違うよ。ちょっと首をかしげただけやし」
これは、お店も客も納得のいく商法だといったのだが、分かってくれただろうか。
商売には「勉強させてもらいます」と、いうのがある。
これは勉強なのだ。
100万円を1年預けても400円にならない今日この頃。
400円は大きい・・と、言ったら、もっとセコイ話になるので黙っていた。

それにしても、入荷待ちというのは製造も遅れているのだろうね。
中国からの部品が入らないというのもよく聞くし、じわじわとコロナの影響は経済をおびやかしている。

日本中、あらゆるところで困っている人がいる。
お金バラまき作戦も、コロナばらまき作戦と野党に言われ、日本も予算沈没の感がする。


雨の白山

2020-07-12 | 白山
待ちに待った白山登山。予定を立ててみんなでケビンですき焼きをするため、牛肉を買い、卵を割れないケースに入れるため「ひらおか」まで買いに行き、すき焼き係の準備万端。


しかし、当日曇っている。スマホの気象レーダーは、石川には雨雲がかかっていない。
みんなの意見は覆しにくい。
いっそ雨が降っていれば反対できるのだが、明日の午前までは大丈夫?という、自分たちに有利な判断で登る。
わたしもシュラフも買ったし・・・と、さすがにアイゼンはいらない。
新しいザックは思いのほか入るので、お茶やカメラも入れて量ると7キロになった。



7月5
日朝出発、夏のぎらぎら炎天下より登りやすいが、景色がなあ・・。
それでも、花が道のわきに咲いていて可愛い。
ササユリが濡れていて可哀そう。寒さで疲れた感じに見える。
自分自身を見るようだ。サユリ頑張れ。




甚之助小屋で休憩。いつもなら周りの山々が見えるのに。
雲の中。霧にけむるかんじだ。
南竜ケ馬場までもう一息だ。
4時間から5時間の登山は平気になってきて、甚之助小屋までも近く感じた。



しかし、ケビンに到着して、いつもより疲れた。雨に濡れたせいか、朝からお腹の調子が良くないのであまり食べなかったので、いわゆるシャリばてか。


だが、すき焼きでよみがえる。



この後は、シュラフで寝たがケビンに簡易の畳があり、敷いて寢ることが出来て良かった。床の上とは大違いだ。
山というのは過酷なのだ。
ケビンに畳に、外とはいえトイレが整備されているのはありがたい。けれど、トイレへいくたびカッパを着て行かなくてはならないのと、真っ暗でヘッドライトを点けても、つい足元のくぼみにはまって転んでしまった。濡れただけで済んだが。


翌日朝、雨がひどくならないうちにテント場横の雪渓を横切って帰る。
こんな雨の日に、晴れ間があったとはいえ登る人の気が知れないと、日頃は思う。
しかし、みんなで予定を立てて、楽しい宴の準備をして冷凍した数々の品を思うと中止を言い出せなくなる。誰かが止めようと言うのを待つ状態になるのだ。
そして、誰も止めようと言い出さない。
ひとりだと誰も登らないと思うが、仲間の力はある意味危険でもある。
それでも、仲間の「気を付けて」の声掛けでみんな無事で下りたが、雨でぐっしょり。
帰りの温泉で着替えて、蕎麦と熱いお茶でほっこりした。


何日もかけてパッキングしたものを、荷ほどきしてすべてを洗濯機に入れて、ザックを干す。
晴れた日を選んで干したいがこの梅雨では・・・。
お疲れ登山。反省登山。

一日の時間

2020-07-10 | 暮らし
1日が後3時間長ければいいのにと思う。
梅雨時になると血圧が低いせいか朝のエンジンがかかるまでしんどい。
これは若い時からそうだった。
朝に強い血圧の高い殿は、「日本を動かしているのは血圧の高い者だ」と、言っていた。確かに朝早くから散歩をして元気に仕事に行っていた。
相当日本を動かしたことだろう。
わたしなどは、日本を動かすどころか、自分の身体もやっと動かす。

しかし、午後になると緩くかかったエンジンが止まらない。
特に火曜と木曜は仕事が終わったあと夕食後すぐ弓道の稽古へ行く。
道場へ行くと元気が出る。しかし、一日の時間切れである。
最終ラウンドでやっと元気が出るボクサーみたいなものだ。
9時半に終了した後、家に帰ると10時。そこから自分の時間となる。
風呂に入ってもたもたしているとすぐに12時になる。
本を読むには遅すぎる。おもしろいTVも観ていては眠れなくなる。
あと3時間一日が長ければと思う。

夜更かしをしなくても朝がつらい。
起き掛けに毎日血圧を測ってみると「96 56 ♡58」と、平均の血圧と心拍数♡
医者はずっと同じなら問題ないですよと言われる。
そう、自分の身体さえ動けばいいのだから。


爺さんの木彫り

2020-07-03 | 暮らし
今まで物置に置いたままだったのをいよいよ処分と思ったが、なかなか愛嬌があって迷うところだ。
婆さんは気に入ったものを飾ってあるので、残りは全部捨ててもいいというのだが。
捨てがたい木彫りの数々を、実家の母に見せて、しばらく庭に遊ばせておこうということになった。
母は喜んでくれて、焼却場へ持っていくなんて可哀そうだとも言ってくれた。



雨に濡れてそのうち朽ち果てれば土に帰るかとも思うが、改めて爺さんの楽しんでいた木彫りが、わたしたちを楽しませていることに気づいた。
サバンナの象!!!



結構固い木で作ってあって、持ち運ぶのに苦労する。
大きな口を開けて笑顔でいるのを、きっと笑顔で彫っていたのだろうと思う。



天国よりここの方が楽しいぞ!と、言っているような。
托鉢の器に何を入れるのだろう。お金を入れるにはちょい小さいな。



母がやたら可愛いと気に入った犬。番犬代わりに?



作業小屋に置いた。外に置いたら、勘違いされて危ないかと・・・。
しばらく楽しめる・・・。






弓は立禅 (りつぜん)

2020-07-01 | 弓道
改めて今村鯉三郎先生の『弓執る心』を、読み直す。
特に「弓と心」についてのところをしみじみ読む。
「弓を引く目的は全て己の心が決めることであり、その根源はみな良心に恥じないことでなければならないと思う」と、ある。
そこから「禅」につながるのであるが、弓道は立禅と言われるように、自己との闘いと常に平常心を求められ、到底、無念無想にはなれないのである。
そこで丹田呼吸をいかに正しく行うかを考えているうちに、一体呼吸ってどうだっけ・・吐き切って離す前に酸欠になっていて、丹田はどこへ・・。
それでもひたすら「実践躬行」を、掲げていくしかないと思う。
躬行の「きゅう」は身体と弓がくっついているなあと改めてその意味をかみしめながら今日の稽古を終える。

そして、パソコンを覗くと全弓連からの会報が届いていた。
「コンプライアンス」と「ガバナンスコード」いう言葉が乱れ飛んでいた。
何だかまだ会社に勤めている心持になった。
1ページにコンプライアンスが9回、ガバナンスが6回出てきた。
弓道という白いご飯にパラパラと砂がかけられているような気持になった。
いつから「弓は慄然(りつぜん)」に、なったのだろう。