ここ1か月ほどの新聞は、「特定秘密保護法案」から「潜在的核保有国」という言葉がちらつき、不穏な気持ちを掻き立てる。挙句に、航空自衛隊基本ドクトリンで、「専守防衛」から「積極的平和主義」という言葉が出てきた。
ドクトリンとは何だ!「原則」ということらしい。何で「基本原則」と、言わないのか。しっかり日本語を使って納得のいくような説明をしないと、頭の中を通り過ぎてしまう。なんかややこしいことを言っている・・となると、関心が遠ざかる。気づいたら大事なことだったと後で分かるような言葉遣いは困る。
弓道で持的射礼をするとき、前から順に跪座の姿勢から立ちあがり的を射るのだが、次の射手が立つ間合いを自分たちで決める。あるいは審査などでは指示される。「本日は原則の間合いでやりましょう」を、「ドクトリンの間合いでやりましょう」などあり得ない。政治家はあり得ない言葉をどんどん作る。ある人は、あり得ない借用書を公開する。まさかわざとかく乱させるのかと悪く考えてしまう。
さて、先の流れの挙句に「靖国参拝」のニュースに驚いた。安倍さんは戦後生まれだから戦争をしようとは思うまい。けれど、いつの間にか流れがおかしくなっていないだろうか。世界でも「戦争の放棄」を掲げる国は少ない。その憲法を誇りたかく守るべきだと思うが、戦争をしません。侵略しません。という法律を持っているのは、イタリア、ドイツ・・他。もしかして、戦争に負けたので、倍返しを恐れて作らせた憲法か?まさか。
さて、ひとり白熱教室みたいになってきた。本筋が分からなくなって、正義も分からなくなってきた。
しかし、安倍さん言うところの「隣近所の顔色をうかがってやりたいことをやらないというのがおかしい」からと言って、皆の気持ちを逆なでするような行動はどうかと思う。気遣いが必要だ。私たちですらここ最近の新聞記事に警戒の感があるのに、中国、韓国はもっと警戒していると思う。気遣いは口にせずとも行動に現われると思う。
ちょっと電話してくれたら引きとめたのに・・・