ゆうべ、たまにはアルコールなどをと、マッコリを飲んだら、甘くて口当たりがよくつい飲み過ぎたら、眠れなくなった。
仕方なく、枕もとの本を読み始めた。
金田一春彦さんの『ホンモノの日本語を話していますか?』
殿が読んでいた本だ。2002年発行で本は少し茶色くなっている。
言語学者金田一京助氏の長男で、やはり言語学者で、辞書でお馴染みの春彦さんである。
とても読みやすいのである。
日本人はどうもカタカナで話したがる。外国のものの方が一段上だと思っている。
「八百屋のストアに大根をショッピングにいく」とは言わない。
ストアやショッピングは、もっと高級な店に行くときに使う。
そのように言葉を使い分けて楽しんでいる。
日本語の発音の単位は112しかない。それを組み合わせてすべての言葉を表現できる。
回文などは、英語ではできないだろう。
数字のあらわし方もわかりやすく、日本語だから九九ができる。
読んでいるうちに、目が冴えてきてだんだん眠れなくなってきた。
厚切ジェイソンではないが、「Why Japanese people!?」
「湯を沸かす」沸かすのは水だろー!
「ご飯を炊く」炊くのは米だろー、ごはんを炊いたら粥になる。
「ホームランを打った」打ったのはボールだろ・・と。
しかし、簡単に言って通じるのである。
読んでいると落語の本のように面白くて、翌日は仕事なのに・・と、焦る。
いや、翌日ではなく今日なのだ・・・。