まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

福井国体

2018-09-29 | 弓道

いよいよ福井国体が始まった。

石川県の役員一同で敦賀まで一台の車で出かけた。台風24号の様子が気になる。9月29日から4月3日まで、近的の的前審判をする。

敦賀の総合運動公園の弓道場の大会に殿と4年ほど通った。娘夫婦が敦賀に住んでいたので、孫の顔を見に行き、試合にも出た懐かしい道場である。

さて、到着して審判控室に案内され予定変更を知らされた。

30日と1日は中止となり、残り2日で遠近4射で8位まで決定し、すべて同率一位にするということ。但し、成年の近的のみ最終日にトーナメントを行う。

長い間準備されてきた福井県の方々は、ここへきて新たな対応を迫られた。

私たちは少し拍子抜けして、明日と明後日をどう過ごすかということとなった。

審判会議と監督会議が粛々と行われ、夜の懇親会を終えて一日が終わる。

さて、明日から2日、台風がひどくならないことを祈るのみである。


三角点探検隊

2018-09-28 | 山歩き

仕事が終わってから、我ら探検隊は「星戸の三角点探し」に出かけた。

かねてより、GPSの精度について語っていたO先輩が、自然観察員のMさんの実家の三角点を探そうという話をしていた。Mさんは「たぶん、田んぼの真ん中と思う」と、言うので、長靴を用意して行った。仕事が終わってから30分ほどでみつけられるだろうと思いながら長靴隊が歩く。

星戸という喫茶店があった。それが地名であるということを初めて知った。地図では田んぼの中という予測だったが、GPSで歩き始めたら、ぴったりのところに誘導された。

おぉ!畑の中だ。農作業中のお爺さんに許可を頂いて、写真撮影させてもらった。耕運機を入れて畑をするとき、この三角点は邪魔だろうと思う。

ちなみに、四等三角点である。一等三角点は富士写ヶ岳にあるそうだ。

大きな目的は、GPSの精度を試したかったのではあるが、山に入る前にみんなでちょい遊んでみた。

 


きのこ

2018-09-28 | 料理

キノコをたくさん買って、野菜たっぷりの汁ものにした。残ったのは冷凍庫に入れようかと思ったが、すぐに調理ができる方が便利なので台所の出窓に並べた。

2日ほど経つと、髪の毛みたいなえのきになった。少しずつ煮物にも、味噌汁にも入れる。楽しいキノコ生活。

干せないうちになくなる。次は何を干そうか・・・

自分自身が干からびないように。

この世の中はストレスに満ち溢れているなあと思った。日々、いろいろな施設から送られてくるパンフレットを見ると、こんなにイベントをしてどうするのだろうと思う。余ったパンフは捨てられる。災害や、貧困や、長時間労働の問題を抱えている世の中に、少し費用と時間を回せないのだろうかと思う。

本当にやらなくてはならないことがなおざりにされて、どうでもいいことや、やりたくないことに追いかけられて、少しずつストレスを積み重ねていくような気がする。そんな中で、ホッとするのは、美味しいものを食べること。

最近は、婆さんが「おいしい・・」と、言ってくれることが嬉しい。やはり食事は誰でもいいから、ひとりよりふたり。ふたりより大勢がいい。


最後の講習会

2018-09-28 | 弓道

いつの間にか家の中にどんどん物が溜まって行く。断捨離をする時間がないので、考えたのが、一日三捨。判断して捨てなくてはならないものを3つ選ぶことにした。普通に捨てるゴミではなく、書類でもなんでも、判別が必要な物を捨てる。1つでは少ないし、5つでは多いので、3つがいいかなという適当さである。そして、毎日捨て続けても、何かしらまた溜まるのではないかと思う。

長い間履いていなかった靴。使えそうだと思って置いてある鞄。車庫の2階に趣味の違う額縁。何年もただそこにあるというもの。順調に、日々3個ずつ捨てること1週間。

しかし、ここへ来て中断。夫のスーツが10着以上あるので、1、2着捨てようかとクローゼットを開けた。冬用のお気に入りのジャケットがあって、これは最後だなあと手に取ったら、内ポケットに何か入っている。「平成27年1月24日~25日称号者講習会」の名簿だった。夫の具合が良い時は講習会に出させてもらった。病院の付き添いと、日々の看病だけのわたしに外へ出る機会を作ってくれた。小松での講習会は近いので、夫も2日目だけでも見学という形で指導部の先生にお願いして25日の午前中だけ出た。わたしは24日に出たので、25日は夫を連れて午後は帰ることにした。もう車椅子でないと歩けない状態なのに、玄関で車椅子から降りて、ゆっくり廊下を歩いた。

ポケットから出てきた名簿が、このジャケットを捨てちゃいかんと言っているようだった。夫が付けていた5年日記には「久しぶりに弓道仲間に会えて嬉しかった」と、あった。講師のI先生とも話が出来て本当に良かった。しかし、後で「がんばったやろ」と、言ったので、本当は相当つかれたに違いない。すっかり痩せてしまった夫を見て、Mちゃんは泣いていた。わたしはここへ来ることが出来て嬉しかった。その日ふたりで帰りながら有頂天だった。まだまだ別れの日は遠いと思っていた。その時のブログは能天気だ。

3月8日に亡くなったので、亡くなる1か月前という事だ。今にして思えば、何と強靭な人だろうと思う。講習会から帰った夜に、「修練目標」というものをメールで提出しなくてはならなかった。

「今から言うし、打ってくれ」と、彼は目標を言った。離れに関してのことだった。わたしは死を目前にしてこんな風に語ることが出来るだろうかと思った。

人の心に残る品物は残しておかなくてはならない。改めてその時の仲間の名前を眺めると、みんなわたしにとって大事な人たちになっていた。

  

 


薬について

2018-09-25 | 身体

朝起きると、耳に飛び込んでくるのは、世の中の音なのか、耳鳴りなのか分からないときがある。布団にくるまって静かにしていると、空中に幽かな音を感じる。それは、耳の中からなのか、外からなのか分からないまま起きて活動しているうちに気にならなくなる。

突発性難聴になって1週間経って検査をしたら、結果は良好だった。

薬での不眠を訴えたら、それは薬の副作用ではなく、病気の症状のせいだと言われた。ここで医者と言い合っても仕方ないので、気持ちのせいだと思うことにした。1週間で、6錠の薬が4錠になって終わりかと思ったら、2錠を3日間続けなくてはならないとのこと。

副作用はないと言いながら、急に辞めてしまうと、自分の身体から作られる副腎皮質ホルモンが出にくくなるという事らしい。やっぱ副作用あるじゃん・・と、言いたいところだ。

何はともあれ、普通になった。普通がいちばん。

実家へ行くとあけびがあった。ちょうど叔父が採ってきてくれた。珍しく叔父と登山の話で盛り上がった。白山へ何回も登ったこと、縦走して笠ヶ岳へ行ったら怖かったということ。叔父が山へ登っていたことを初めて知った。

身体に一番の薬は、自然と触れ合う事ではないかと思う。自然は優しい。

 

 

 


リハーサル

2018-09-23 | 弓道

10月に開催される全日本弓道遠的大会のリハーサルのために、金沢へ出掛けた。ステロイドの薬のせいで、連日寝不足気味だが、朝起きると元気いっぱい。

朝から昨日婆さんが収穫した青菜(大根)を、鍋に一杯茹でて、昼のおかずを少し作りながら、自分も食べて7時半に家を出た。

本番は石川県総合スポーツセンターで開催されるので、今日は大まかな流れと問題抽出。みんなで仕上げていくには、意見のぶつかり合いもあるけれど、通常の大会の流れを考えての動きなので、後は本番会場でどれだけスムーズに流れるかの問題だと思う。けれど、大会出場者は全国のトップレベルの選手たちなので、要領は得ていると思う。いかに気持ちよく動いてもらえるかが課題となる。

開会式セレモニーなども行われ、NHKの取材も来るというので、全国に発信できるように各自の持ち場を精一杯務めるという事である。

さて、弁当を食べながらミーティングをし、その後試合形式で流れをみて4時終了。再度ミーティングをし、完全に終わったのは5時だった。その時、初めてメールを見た。婆さんと娘からだった。町内の夫の預金講仲間の通夜があるとの知らせ。

あ、必ず朝新聞のお悔やみ欄を見るのに、今朝は菜っぱを茹でていたわ。高速で6時半までに帰りたい。


Yシャツの裾上げ

2018-09-23 | 暮らし

この秋は、福井国体と全日本遠的大会のお手伝いがある。どちらも連泊しなくてはならないので、Yシャツを買い足したが、この頃は女性はYシャツをズボンの上に出して、ブレザーを羽織るので、長さが気になる。

昔買ったものは丁度良いのだが、今回リクルートスーツ売り場にあった少し上質の半袖2着と、ついでに長袖を買ったが、丈が6㎝ほど長い。

Yシャツの裾はカーブしているので、慎重に印をつけて、ハサミでなくローラーカッターを使って切ることにした。そのうえ、待ち針で止めて、アイロンを当てて、久々にミシンをかける。

この下準備が仕上がりのすべてだ。いい加減なタイプのわたしは、ここで緊張した。

5㎝切って折り曲げるといい感じに仕上がった。昨年、ミシンの調子が悪くて調整してもらって掃除をしてもらったせいか、すこぶる調子が良い。しかし、3着仕上げた後ぐったりした。おまけに、3着とも微妙にカーブとか長さが違っている。1着ずつ着るからいいものの、縫い上げる幅が少し違ったのだろう。後ろが少し短めの、カーブがきれいにでたものが一番良かった。慣れないことは疲れる。でも、直しに出したら1700円から2000円だそうだ。6000円の働き。よく頑張った。

 


5年生存率

2018-09-22 | 身体

5年生存率って言うのはどういう事なんだろう。「生存率はがんと闘い共存するための一つの指標」とある。
殿の前立腺がんは、今では早期発見率97%らしい。そして、生存率を見るとなるほどと思う。
ステージⅣ期は5年生存率は50%に満たない。殿は6年目だったので良い方だったのだ。というふうに目安になる訳である。

個々の状況が違うために、なかなか統計は出しにくいと思う。例えば、私のように子宮を摘出してしまい、リンパ節転移の恐れのあるリンパ節も摘出してしまって、術後後の検査でリンパ節への転移は認められなかった。
そうなると、完治のような気がする。

同じ婦人科で治療していた乳がんの女性は、5年目に診察したら新しいがんが発見されたのだという。そうなると5年生存に加えて、新しいがんをまた5年治療するとなると、前のがんは10年生存ということ?

また、高齢者は抗がん剤治療を断る方が多いとの事。そうすると、年齢によって生存率は違うし、発症時の時期は当然大きな分かれ道となる。早期発見に勝るものはない。

どんなに統計を見ても、過去の治療経験が多い医師でも、本当の余命は分からないと思う。
統計的には2年ですが、治療すると5年です。と、言いつつ早まれば、何かの間違いではないかと思い、5年も6年も過ぎると、このまま共存して90歳くらいまで生きて居られるのではないかと思うのだ。
結局のところ、人の命の予測は出来ないのである。

佐野洋子さんの「ヨーコさんの言葉」の中に、「もう充分生きたわ、いつお迎えが来てもいい。でも今日でなくてもいい」というのがあった。


がん6年目

2018-09-21 | 身体

9月21日は、わたしの手術記念日。手術の記念日なんて普通は言わないけれど、その日を1年に1回の診察日に去年担当医師と決めた。

9時40分に着いて、満車のため駐車場に入るまで4、5台の待ちがあった。しかし、改善されたのは、駐車料金を病院内で支払ってしまうので、駐車券を入れるだけでゲートが開くので、思ったよりスムーズに入れた。

さて、昨年は5年経って、診察室に入ったとたん先生に「おめでとうございます」と言われ、山登りが出来るようになった話から白山の話で盛り上がったので、今年は入室するなり「今年も白山に登りました」と言った。毎回「お変わりありませんか?」と訊かれるので、先回りしてその言葉を省略し白山の話になった。平瀬道が不通になって行けなかったこと、先生は7月1日の山開きに登ったこと、わたしは7月31日に観光新道から登って、めちゃくちゃ暑かったことを述べた。「来月、剣に登ります」「えー。怖いですね。気を付けてください」と言うと、先生は「来年、いなかったりして・・」と冗談を言う。「それは、困ります!!」

今日はCT検査なので来年の診察日を決めて終わった。今日の結果は電話で訊けばよいらしい。診察室で話したのは山の事と、来年の診察日を決めたことだ。たぶん5分も話していない。CTは造影剤を使わないので楽だった。造影剤なしでも見つけることが出来るのだろうか。造影剤を入れるときは、より鮮明に見る時なのだろうか。朝食を摂ってこれることと、気持ち悪くならなくてすむのでありがたい。お値段も半額でありがたい。

しかし、いつまで診察を受けなくてはならないのだろう。これって前科みたいな感じで、ずっと要観察なのか。そのことを訊かなくてはならなかったのだ。殿が生きていたら言うだろう。「お前は肝心なことを訊かんと、つまらんことばっかしゃべって」と。


突発性難聴

2018-09-20 | 身体

日曜の祭りの翌日、高校生の講習会をして家に帰って、まだ二日酔いが残っているのか、左耳がトンネルの中にいるようなぼおっとした感じがする。火曜は孫の運動会で朝早くから出かけて午後3時まで楽しんだ。kenの障害物走や6年生のkouがリレーのスタートをきって走ったのを応援し帰る。車に乗って静かになるとまた耳が気になる。

12年ほど前に、仕事でストレスがかかったのか突発性難聴になったことがある。その時は、左耳に換気扇が常に回っているような感じだった。症状が現れて1週間経つと、難聴になるのだそうだ。治療は早い方がよいらしいことを思い出し、すぐに耳鼻科へ行った。

無音の箱のような部屋で聴力を測ったり、鼻の空気の通りなどを調べた結果、案の定「突発性難聴」の診断を受けた。もともと体力がある方ではなく、おまけに常に休まず何かしているという事で、無理がきかない身体に無理をかけている気がする。

貰った薬がややこしい。ステロイドを朝6粒4日間、その翌日から4粒と減らすのだ。その時に同時に胃薬。他に毎食後ビタミン剤他、血液の流れを改善する薬4粒ずつ。日頃薬を飲んでいないので、一挙に重病患者になった気がする。

なるべく安静にと言われたが、弓道教室が始まったのでまた指導員として弓道場へ行く。

さて、翌日始めてステロイドを飲んで、仕事へ行く。

その夜に、異変が・・。11時30分に床に就いたのに眠れない。本を読み始めた。いつもなら、おやすみ3秒なのに。本も3ページも読んだら寝てしまうのに。1時、2時と過ぎて行って、トイレに起きて、寝返りを何度もうって、明け方うつうつする。なんか病気になって気落ちしたようで元気に起き上がれない。

母と父の見舞いに行くために実家へ行って母と話をしながら、声がでないことに気付く。いつも疲れると声が出なくなる。別に疲れるようなこともしていないのだが。

調べると、ステロイドの副作用には、気持ちが昂る、悲観的、不安感、不眠・・などがあるそうだ。薬剤性不眠と言うそうだ。ピロリ菌除去の時もステロイドで薬疹になったので、副作用の出やすい身体のようだ。それを言い換えれば、繊細な身体?虚弱体質?

午後は、図書館で借りた「コーヒーがさめないうちに」を、読んで静かに過ごした。しかし、また夜弓道の月例会に出かける。でも、弓を引いている方が気持ちがよい。矢は気持ちが昂ったせいか上に抜ける傾向だったが、それは薬とは関係ないか・・単に下手なだけだ。

明日は癌のCT検査のために金大へ行く。手術を受けて6年経ったことが早く思える・・。そして、また明日も安静という訳にはいかないなあ。

後6日間、無事過ごして治りますよう・・・

 


秋祭り

2018-09-18 | 暮らし

日曜は町内の秋祭りがあった。

娘たちが我が家に寄って、みんなで晩御飯を食べたあと、公民館でビンゴ大会。大いにもりあがる。賞品のダイソンの掃除機を狙っていたが、うまい棒しかもらえなかった。

途中で雨がぱらついたが、獅子舞も子ども神輿もできたようで良かった、良かった。

良い写真を撮ったつもりが、わたしが酔っていたのか、獅子が酔っぱらっていたのか。

ふるまい生ビールをチーパー会仲間と飲みながら、また集合しようねといって家へ帰り、娘と再びワインを飲んで、1本空けたようだ。「おやすみ」と、言って外まで出て送って、玄関の鍵をかけたところまでは覚えている。その後、意識不明だ。最近、ビールもあまり飲んでいない。祭りで浮かれたわけではないが、しみじみ話をしながらとくとくと酒のように継ぎ足して飲んでいたようだ。

朝起きてびっくり。眼鏡がない。しかし、目が見える。コンタクトをしたまま寝ていた。居間に下りたらエアコンが点いていて、電気もついている。皿は水に浸かっている。げげげ・・しかし、ちゃんとパジャマに着替えて寝ていた。二日酔いだ。この日は、高校生の級位受審者講習会だ。急いで茶碗を洗い、食欲もないので、ニンジンジュースを飲んで7時半に出かけた。一番に道場に着いて窓を開けて準備しているうちに、少しずつ正気が戻ってきたが、普段の正気がどの程度か分からない。主任講師にこのていたらくを悟られないように、必死に高校生を教えていた。汗がだらだら流れた。確かに湿度の高い日ではあったが、汗の流れ方は尋常でなかった。しかし、それも誰にも悟られないよう、しっかりお茶を飲みながらなんとか一日を終えた。不覚であった。祭りは怖い。お祭り騒ぎをしてもいいという気のゆるみが怖い。


雨の黒部

2018-09-13 | 旅行

仕事の休みに山友達と山へ行く予定だったが雨となったため、急きょ黒部行きとなった。

途中「生地」の、魚の駅で岩ガキを食べた。牡蠣は大好きなのだが、姑が嫌いなために家では食べれないのである。なので、生の岩ガキは最高だった。店主は、いつもより小さいので安くしてくれた。海水の味が塩辛くて、もう少し洗ってもらえたらと思ったが、すでにつるりと喉の奥であった。旨い、とろける。

 実はわたしは黒部へ行ったことがないので、トロッコ電車にも乗ってみたかったが雨のため断念。

ところどころ雨が漏るし、激しく流れ落ちるところもあって、トンネルの中でも傘を差して歩いた。

途中のぞき穴があって、手前から3番目の穴から撮るのが一番いいらしい。汽笛が聞こえる。走れっ!!

来た来た!!通路は雨が流れている。撮れたっ!で、電車が・・どこ?

次は手前の橋から撮ることにした。傘をさしながらの撮影。雨はしぶしぶ降っている。

ぐるっと、トンネルをくぐって行くトロッコ電車、向こう側はどんな景色なのだろう。

さて、その後は宇奈月温泉を通り過ぎ、宇奈月ダムの奥へ。まるでよその国のお城のような建物。その方向に「とちの湯」がある。こんな山奥にぽつねんと・・小さな温泉。

誰もいないうちに、露天風呂を覗く。露天風呂の注意書きには「外から見えてしまう場合がございますのでご留意ください」とある。どのように留意すればよいのか。まあ、覗いた人の方が不運ではあるだろう。ここから左側の山すそにトロッコ電車が通るのが見える。

少しぬるい湯だったが、後でほわほわと温かくなってきた。外に出ると胡桃の木があって、胡桃がひとつふたつ落ちていた。山登りもいいが、ぼおっと雨の中を歩いて温泉に浸かるというのはいいものだ。

こんな時、天国は天国になくて、この世にあるのだと思う。お釈迦さまは蓮の花の周りを散歩しているだろう。まさか、天国の温泉につかってはいないだろう。ありがたや・・

 

 


十万石まつり弓道大会

2018-09-10 | 弓道

今年の十万石まつりは雨の祭りとなった。過去に2日間とも雨になったことはなかった。厄年の人が担ぐ神輿は、ちょうど小雨になったので回ることができたらしいが、マーチングなどのイベントは、次々と中止になったそうだ。

そんな中で、室内弓道場で行われた弓道大会は、皆さんのお陰で無事終了できた。

生徒たちは、いつもなら祭りに繰り出すのだが、雨脚が強くて出かけることが出来なかった。

それでも、老若男女弓道で一日を過ごすことが出来ることはありがたいことだ。

そして、夜の打ち上げで、またまた盛り上がった。わたしは、一旦家へ帰り婆さんと夕食を終えてから途中参加。弓道談議は延々と続いたが、「明日がある・・」ということで、わたしはアッシーとなって、皆を送り届けた。弓の話をしたら夜明けまで話しているのではないかと思うくらい、探求心と、勉強熱心なみんなの話が楽しいひとときだった。


防災グッズ

2018-09-06 | 暮らし

台風21号で、大阪に住んでいる従姉に安否確認したら「こわかったーー。もういらんわ。ベランダの屋根がとんだんや」と、話していた。札幌の地震も、朝いちばんに友達にメールしたら「怖かったよ~最初は夢の中かと思った。結構長い横揺でした・・」とのこと。停電だというので、それ以上メールのやりとりは控えた。

加賀市は幸いにも被害はないので防災についての考えが甘いかもしれない。防災袋にはとりあえず一般的なものが入っている。ひとつは量販店で買ったもので、もう一つは新聞社が毎月ひとつずつくれたものだ。

1.反射テープ付き収納袋 2.蛇腹式ポリタンク 3.アルミシート 4.ホイッスル 5.ロープ 6.軍手 7.ダイナモライト 8.マスク 9.多機能防災頭巾 10.スリッパ 11.寝袋 12.ラジオ

どうもピンとこない。これで災害から身を守れるだろうか。違う。考え直した結果、登山グッズが一番分かりやすく、生きていくために的確ではなかろうかと思った。まず、登山用の食品、水を入れると食べられるドライカレー(尾西)甘いパンの缶詰、水のペットボトル。お茶やジュースなど。食品袋を作る。山用にいつも持っていくトイレットペーパー。出来れば携帯トイレも用意したい。新聞紙、サランラップと、アルミホイルは、食器にもなるので入れる。ヘッドランプは、両手があくのでいい。

食料は、一人3日分の食料と、飲料水。3日過ぎたらどうするか。

列記すると、だんだん増えていく・・。困った。コンタクトレンズで生活しているので、めがねは非常持ち出しに入れたい。預金通帳、印鑑、健康保険証・・・あらら・・全部一緒にしておくと盗難にあったらどうする?だんだん分からなくなってきた。じゃまくさいので、命を袋に入れておく。

 


ふける

2018-09-04 | 料理

年を取って老けたという話ではない。

今年はめちゃくちゃ暑かった。そのことで、いつもの年と違う出来事が起きた。毎年、米を作ってもらっていて、車庫に置いてある米用冷蔵庫に入れている。30kgが6袋で、娘家族にも分けてあげて、次の年の新米が届くまでに食べ終わるが、今年は少し余った。

最後の袋が半分残ったので、台所の後ろの部屋の精米機に入れて、精米したものは、その横にある米びつに入れた。いつもの年なら大丈夫なのに、今年は、恐ろしいことに暑さのせいで、虫が湧いた。玄米にも、白米にも。ふわふわと羽虫が飛び交う。ぎぇーと思ったが、格闘の末、なんとか始末した。

婆さんは「昔は、ふけた米食べたもんや」と、言った。虫が湧くのをふけたというのだそうだ。紙袋に入れたままならまだ良かったのかもしれない。鷹の爪とにんにくの虫よけをしてあるのだが、今年は暑さに負けたのだと思う。

早く新米を食べたいものだ。ふけた米を選り分けながら少しずつ精米し、冷蔵庫に入れている。長い人生、こんな年は初めてだ。いや、まだ長い人生ではないか・・婆さんと比べたら。誰と比べるか人生の長さを。わたしも老けたのだ・・あんなに若くてぴちぴちだったのに。最近はズボンがぴちぴちだ。