ついに顔認証で買い物ができるようになるという。
そうなると、店には店員がいないということだろうか。
いるかもしれないが、話す機会はすくないだろう。
欲しいものがない時に訊く相手がいない。
ぐるぐる同じところを周っていると、ずっと監視されている気配がするだろう。
しかし、店側も楽かもしれない。
現在、店側はスマホを出されれば、ペイペイの画面で清算する。
ペイペイには LINEPAY、PAYPAY、d払いがある。
クレジットカードを出されたら、交通系ならスイカ、イコカ
それ以外は、VISA、JCB、apple pay、unionpay と、ある。
さて、クレジットといわれ、カードを読み込む機器を出すと、腕を出してスマートウォッチを出された。
職場である館のタブレットでは対応できなかった。
「やっぱり」と、言われた。
そして、「まだ、対応できないところ多いんですよね。」と、県外のお客様だった。
このところ、東京、愛知、大阪・・と、世の感染状況とは無関係に客は来る。
みんな、自分は大丈夫だと思っているから大丈夫なのだろうか?
受け入れる時は少し緊張する。
これこそ、感染の危険のないロボット対応でもいいかもしれない。
県内の高校でクラスターが出て、また部活が中止になった。
今日から弓道教室の中学生はまた来れなくなった。
それぞれに温度差があるので、感染は止まらないだろう。
多様化の時代ではあるが、ついていくにはなかなかだ。
ある意味、こちらがタブレットに使われているような感じだ。
買い物で、セルフレジに並べば清算も袋入れも客がするので、その人件費は商品の値引きで客に還元されているのだろう。
わたしたちは、誰も文句も言わずに、買い物をしながら働かされている。
職場の物を買う時にレシートを分けるため、一度清算してかごを持ち上げ、そのかごをもう一度置いて、次の商品のバーコードを読ませて「支払い」を
タッチしたら店員が駆け寄ってきた。
「お客様、2個しか通していませんけど」
「前の分は、清算が済みましたけど、レシートありますけど」
こういうときの「けど」のやりとりはいやらしい。
こんな時こそ、レジの人の手を煩わせなくてすむように、セルフレジにしたのだが、紛らわしい行為をしてはならないのだと思った。
いつのまにか、タブレットに使われ、セルフレジに使われ、人間に疑われ、
こちらがロボットになったような気がした。