まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

未知なるものの喜び

2008-09-29 | 暮らし
脳は未知なるモノに対して喜ぶらしい。
前回のプラネタリウムでも学んだ。

子供は未知なる物が楽しくて仕方がない様子。
2才になった孫の語彙が日に日に増えていく。
消防車、タンクローリー、コンクリートミキサー車
と、だんだん長い名前も覚えてきた。
おまけに、文章がつながってきた。
2才2ヶ月を過ぎてまたまた言葉も歌もレパートリーが増えてきた。

恐ろしい成長ぶりだ。
昨日は、車の中から「見て見て、タイヤ」と、言う。
「タイヤがあるねぇ」と、前の車を見ながら言うと
「まえのくるまの後ろ、タイヤかざってあるねぇ。」と、
わたしより詳しく状況説明してくれた。
おまけに、「何で?」と、突っ込まれた。
パンクから説明しなくてはならない。
しかし、後ろにくっついている訳を聞いているようだ。
あれは、車の中に収納できないのか、ファション性もあるのか。
汗がたらり。しかし、この未知なる質問も楽しいのだ。
単語から言葉へ。
日本語から外国語へ、興味が広がれば人間も大きくなる。

今朝、娘が「おかずは?」と聞く。
「おでん」(ゆうべのが残っている)
「おとうさんは?」「散歩」
弁当のおかずを作りながら、朝に弱いわたしは答えていた。
今朝は特に事情があって4時40分に起きてしまったので最悪だ。
脳がゾンビ状態だ。
「コーヒーできとる?」「ある」
娘「おかあさん。さっきから単語しか言ってないね」
げっ。2歳児以下だ。
ここにも未知なる物の喜びを見出さなくてはいけない。

仕事へ行くことはよい事だ。
今日も、客から未知なる無理難題をふっかけられる。
「○さんありがとうございます。いつも、ピンチを救ってくれて助かりマース」
と、発破をかけられる。別にありがとうと言われなくてもよい。
ピンチを作るのはあんたでしょう。と、言いたくなるが我慢する。
ミステリー実体験。仕事版。
男性はこれで、家へ帰ると無口になる。
それに比べ、わたしは朝は弱いが、夜は強い。
仕事で滑らかになった口が衰えを知らない。

おとうさん方、家へ帰ると、みんな単語と略語になっていることに気をつけよう。
「こんばん、飲み会、飯、いらん」
電文かよ。


プラネタリウム

2008-09-24 | 読書
大人の科学を衝動買いした。
付録がプラネタリウムだったので、大変興味があった。
我が家がプラネタリウムになるのだ。何と素敵な趣向だ。
思い立ったらブレーキが効かない。
財布にはこれを買うお金はある。
作って家族みんなで、「おおっ」と、言うのを想像したらたまらない。

で、夜中に製作した。
旦那は冷ややかな目をしている。
ところが、豆電球を取り付けるところのスイッチを留めるビスがなかなか深く入っていかない。
力仕事はやはり旦那だ。
触らせたくなかったが、仕方ない。
こういう状況は過去に何回もある。
ほんのちょっと触っても自分が作ったとか、言い出すことがある。
しかし、作品の完成のほうが大切だ。

出来上がりは上々。月日と時間、緯度も変えて映すことができる。
すばらしいプラネタリウムだ。
星座の知識がないことが残念だ。
ただ、口をあけてぼぉっと天井を見るしかないが癒される。

星座がなぜ美しいか脳科学者の茂木さんのコメント。
「認知科学的に言うと、絶望時に遠いところにあって触りようがないことが永遠を感じさせる。ものを見た時、例えばイスであれは「座れる」コップであれば「水が飲める」と、我々の脳は必ず何かが出来ると感じてしまう。
星空はそれに対して、何も出来ないので星空に対して神々しさを感じる。

ということだそうです。
脳は永遠とか予測できないことを喜ぶようです。
そして、未知なものは美しい。
恋人も、互いに相手を知りたいと思うときは美しく燃えますね。
いくつになっても、未知なる部分は残しましょう。


矢のように過ぎた10日間

2008-09-22 | 暮らし
光陰矢の如しとはよく言います。この10日間実感しました。
ほんとに、あっという間に過ぎてしまいました。
9/13に、娘が第二子を出産し、その間うちで預かっていたおにいちゃんになりたての2歳の孫が、高熱を出し入院しました。

娘は小松の産婦人科に入院。孫も小松市民病院に入院。
孫の付き添いは、嫁ぎ先のおかあさんがしてくれました。
でも、夜が大変なので、わたしも交代で付き添いました。
夜中の3時まで寝付かずに、そのまま翌日出社することもありましたが、何より、41度の熱にも頑張った孫の回復のおかげで4日間で退院。

しかし、第二子はおにいちゃんの入院で、なかなか見に行けず、家に来ても上の子の面倒をみんなが見るため、不憫です。
しかし、それなりに逞しそうです。

気づいたら10日間、家も会社もばたばたでしたが、ようやく山は越えました。
何より、嫁ぎ先の家族とうちの家族が、協力し合えて助かりました。
小さな子を抱えるおかあさんには、たくさんの協力者が必要と思います。

昨今の育児放棄とか虐待とか、いろんな親が子に対する残酷な事件がありますが、
家族や祖父母、地域(一時預かり保育)の手助けは、本当に必要と思います。
しばらくしたら、娘はふたりを抱えて少し離れた町へ帰り、奮闘することと思いますが、逞しくなってきたとはいえ、本当に大変なときは、孫の顔を見せがてらに帰ってくればよいなと思います。


おそろし

2008-09-08 | 読書
宮部みゆきの「おそろし」を読んだ。
のめり込んでしまった。
百物語の序章にすぎないという作者の意気込み。
この後どうなるの・・という期待。

作者のコメントに「昔は霊の存在が身近なものであったと思う」
今以上に人との関わりが深い分、怨念や情念がある気がする。

我が家には、霊の存在より「妖怪」の存在が似合うと思う。
台所に出没した「やばい婆」である。
わたしが弁当の鮭の切り身を焼こうとグリルを開けたら、
前日の昼に焼いたのであろう、姑の茄子が取り残されていた。
それを出して鮭を焼いた。
朝のおかずと娘とわたしの弁当のつもりでいた。

昼姑が、茄子を忘れていたことを思い出して、グリルを開けたら
鮭に替わっていた。
わたしが、自分の弁当に入れ忘れたのだ。
他に入れるものがあったとはいえ、やばいのである。
しかし、これは明らかに妖怪のせいだと思う。
忙しく立ち働く主婦の隙をついて現れる「やばい婆」である。
姑は茄子が鮭に替わっていて驚き、次に笑いが訪れる。

茶の間にも現れる「うたた寝爺」
これは、少し始末が悪い。笑いではなく腹を立てるからだ。
事務多忙で会社一忙しいと自称するものに現れる。
TVを観ていると睡魔が訪れ、家族が注意すると「寝ていない」と、激怒する。
しまいには、みんなで「二階でゆっくり休めば・・」という労りの言葉を聞き違え、仲間はずれにされたと思い込み、すねてしまう。
これに取り憑かれると、風呂も入ろうとしなくなる。
この妖怪は、ソファから離れ洗面所で歯を磨くと退散する。

かくして、我が家の「おそろし」と、宮部みゆきの「おそろし」には、
大きな開きがあることがわかる。
霊と妖怪の違いばかりでなく、知能と次元の違いがある。

我が家ではこの現象を「おとろし」と言う。



ゲリラ豪雨 その2

2008-09-03 | 暮らし
ワイパーを全速力で動かしても、フロントにたたきつける雨で前が見えない。
周りは霧のようになり、車はランプをつけて走る。
出勤時は、焦る車もいて、この雨の中を水を跳ね上げて追い越していくものがいる。

ゲリラ豪雨ってこんなふうに降るのか・・ちょうどラジオでは、気象予報士の森田さんが、「ゲリラ豪雨という言葉はずいぶん前からあるんですよ」と、話している。

バケツをひっくり返したような雨。
正確には「水の入ったバケツをひっくり返したような雨」
その中でパトカーが止まっていた。
警察官が自転車を歩道に持ち上げていて、事故を起こしたらしい運転手はパトカーの後ろで佇んでいた。
出勤前に起きる事故。
泣きたい気持ちだろうな。

雨は小止みになってきたが、車から降りて朝からなんだかすぐれない。

豪雨がきませんように。と、足を濡らしながら職場へ向かった朝でした。


福田首相辞任

2008-09-02 | 暮らし
驚きです。ちょっと前にキムタクのドラマ「CHANGE」を観ていて、首相官邸とか、秘書官の役割とか、政治の裏を垣間見たような気になっていた。
だから、今回本物が辞任というと、大変だったろうな・・解散総選挙とかになるとまたやかましいのだろうなとか考える。
決断する前に、ちょっとわたしに電話してくれれば、良かったのにというわけにも行かず。
ボケかましのコメントしか教えられないし。

かのメダリスト石井慧君の分析
「握手して首相のすべてが分かった。純粋さが伝わってきた。腹黒くないので人気が出ないのではないか」とのコメントに大したものだと思った。
このとき、彼は握手の中に、辞任は近いと感じていたのでは・・・。

阿部さんも駄目、福田さんも駄目。
一体この国は首相を支えようとしているのか、みんなで引き摺り下ろそうとしているのか、不思議である。
2世議員の引き続きの短期の辞任。
不安になる。一体政治とは何なのだろう。
政治家は、国のことを考えているのだろうか。
政治家になるための政治とか、主張とかのような気がする。

とはいえ、議員さんは大変な勉強をなさっている方々、わたしの考えの及ぶものではないとは思うが、やはり残念だ。
投げ出したとしか思えない。

わたしたちは、妻の座も母の座も投げ出さずに頑張っているというのに。
せっかく掴んだ首相という座を投げ出すとは。
しかし、座は投げ出さなくても、家事や仕事を投げ出したいと思うことはあるかも・・いろいろな面で逃げていることはある。
大きなことを言わないでおこう。

皆々様、お疲れ様。