TVの天気予報では「猛暑日一歩手前の天気となるでしょう」と、言っている。
猛暑日と、猛暑日一歩手前は、もうどうしょうもない日ということだ。こんな時期に県体があるのはどうかと稽古中に仲間同士でぼやいていた。「いい成績もこの暑さでは出ないよね」と、万が一の時の逃げにも使う。
一番身体が持ちにくい時期である。野外のスポーツなどは地獄並みだと思う。体育協会で応援に回った時、ソフトボールの方たちは高齢化にもめげず、炎天下で好プレーをしていた。凄いと思った。体育館内ではバトミントンが行われていた。暑くても風を入れることができないので、サウナ状態の中で試合が行われていた。
稽古に行くたびに、あづちには次々と取っても取ってもきのこが生えてくる。
道場が出来て以来初めての珍現象である。どこから菌が飛んできたのか。室内道場なのに、3階の窓から菌が入ったとは考えにくい。誰かが付けてきたのか。
適度な湿り気と温度がキノコの温床となっているのだろう。しかし、キノコはこの辺の方言では「コケが生えた」と、言うのだ。
的の横でコケるとは。縁起が悪いではないか。そのことは黙っていた。口にするとその方に向かっていきそうだから。「よしっ!!今日も皆中するぞ!!」と、言うだけ言ってみた。