天気が良いので、ちょいと弓に触ろうとしたが、まだ体力がないので切り上げて、昔の弓道誌をみていたら、「十年樹木百年樹人」と、某先生の年頭の書初めが載っていた。いいなあ、立派な字だなと、ほれぼれしていたら、その横に注釈があった。それは、編集の方が書いたのか、どなたが書いたのか分からないが、「樹木は十年で育ちますが、人の養成・完成には百年を要します」と、あった。少し、ニュアンスが違うような気がしたので、調べてみた。
管子「一年之計如樹穀 十年之計莫如樹木 終身之計莫如樹人」
一つの利益を得るためには穀物を植え1年で得る。十年の利益を求めるのなら樹を植えること。長期の利益を得るならば人材を育てることとあった。要するに、人を育てることが一番の利益であるということ。なので、樹は十年で育ち人材育成は百年かかるのとは違うようだ。百年までに死んでしまうし、90歳くらいになったら育成できん。
もっとわかりやすく言うなら
一年の計画なら穀物を植え、
十年の計画なら木を植え、
百年の計画なら人材の養成(教育)をするのがよい
これは、会社にも言えることで、人に引き継いで始めて自分の仕事が完成するのだと思う。
最近、ちょいとクレーマーなわたし。