山へ行くたびに思うのは、何回か登った山でも毎回景色が違うので、全く同じ山という気がしない。雪が降れば様子も違うし、春が来れば花が違う。行き慣れた道も少しずつ削られたり、誰かが整備したり。
朝登るときに、帽子をかぶっていたが、耳が寒かった。やっぱり毛糸の帽子が良かったかなあと耳まで深くかぶって登った。
普段の生活から切り離されて登ったものの、帰りの登山道で、実家の母のケアマネさんから連絡があって、デイサービスの話となった。大事な話なのだが、一挙に現実に返る。明日は病院へ母を連れて行き、父を見舞い、ケアマネと話をしなくてはならない。
さて、下山して滝ケ原の町中に入るところに「TAKIGAHARA CAFE」と、いうのを見つけた。お腹がすいていたので、何か食べられないかと車を止めてみたら、生憎閉まっていて、3月にならないと開かない様子。
ガラス越しに中を見るわたしは、不審者と思われそうだ。今度、登山の帰りに寄ってみたい。楽しみが増えた。けれど、こういうところは友達と一緒の方が楽しそうだ。
アッと言う間に今年も2月が終わり、期末を迎える。弓道の仕事が残っていて焦る。ブログで何かを書くのは楽しいが、広報に茶化したことも書けず、書いた後に読み直したくないような文章もどうかなと思いつつ誰もが思うようなことしか書けなかった。
オリンピックで、一番印象に残ったのは、何をかくそうセカオワの「サザンカ」なのである。山に一人で登るとき、さびの部分を歌う。歌は雪に溶けていく。わたしの脳も少し溶けかかってきたかも。