「しんがり」は、テレビドラマでやっていたようだ。DVDレンタル 新作のところにあった。何となく俳優のイメージが本と違った。実際、DVDを観たわけではないので、何とも言えないがどうだろう。そんなこととは知らずに、本をチョイスした偶然。
本を読んだあと映画を観たいと思うときは、好きな役者が出ている時かもしれない。映画を先に観てしまうと本は読めなくなる。
それにしても、会社社会でトップに逆らうということはなかなかできないものである。また、取り調べを受けて逮捕の危険がある社員の話を、深夜までとことん聞いてあげる優しさや、経営陣にきちんとものが言えるということに憧れる。
「人間は弱い。取り調べで追い込まれた人間をひとりぼっちにすると、自殺まで考えるよ。俺たちでケアしてやろう。」業務管理本部、通称ギョウカンの常務が言う。場末といわれる部署に配属された常務がかっこいい。会社のためと自分に言い聞かせ、不正に手を染めていく、サラリーマンは正義感だけで生きていけるわけではない。
さて、サラリーマンでもないのに、いじめに合うときがある。スポーツの世界でそれがあるのは問題だ。先日、「スポーツ界におけるコンプライアンス」として、県の弓道連盟よりメールが入っていた。「反社会的勢力との関与」遠回しな言い方だが、そういうこと。「違法行為(八百長、賭博)」「違法薬物」・・途中略・・「各種ハラスメント」モラハラも含められる。差別問題。これって、男女差別も入る。「スポーツの価値を貶める行為」弓道で言うと、「恭、敬、愛」と、言われる行為から外れるのもよろしくない。
それとは話がそれるが、矢羽の問題で、ワシタカ類の羽を用いた矢羽について制限が出された。関連法令に違反する取引がなされていた可能性があるということから、制限されることになったが、その中で怪しい矢羽に関して常に「トレーサビリィティ証明書」を、携帯しなくてはならないことが義務付けられた。
会社のISOの監査の日を思い出す。仕事の前向きなスピードを鈍らせる厄介なものに思えた。そのISOで聞きなれた言葉を、趣味の弓道でも聞くとは思いもよらなかった。コンプライアンスとか、トレーサビリティとか、日本語で言えないのかと思っていた。「追跡履歴」とか、「法令遵守」とか言ってくれたら漢字で感じが分かるのに。それが定期的にあり、毎回ホリエモンが悪いのだと腹立たしさのやり場がなかったので、そう思っていた。過去の膨大な注文書や、売り上げのデーターなどの中から抜き取りで監査される。それをしている最中に、お客様からの注文や、問い合わせの電話が入る。現場からの電話がはいるわ、指摘されたデータの資料が見つからないわで、思い出したくないことが弓道をしていて思い出させられるとは。なんでや。