カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インドの聖者】 ~ シャンカラ ~

2007年01月13日 21時24分59秒 | 神様・聖仙・聖者 / GOD & SAINT
シャンカラ

清水書院

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700~732。インド最高の哲学者の一人。
ヴェーダ聖典の権威を認める正当バラモン系の
ヴェーダンタ学派に属する。
南インドのバラモン階級に生まれた。
(異説もあり。)

 なんと!既に2歳で読み書きができた天才児であった。
8歳の時に、病の母に飲ませる為に、
手中からガンジス河の聖水を取り出した。

それを見た通りすがりの行者が言った。
「この子は大賢者になる。しかし若死にはさけられない。」
シャンカラはそれを聞いて出家しようとしたが、
母が許さなかった。

ある時、川で沐浴をしていた時にワニに噛みつかれた。
シャンカラは母に向かって叫んだ。

「僕が出家する事を認めてくれれば、
 ワニも許してくれるでしょう

しかたなく母は出家する事を認めた。
その瞬間ワニは離れていったが、
シャンカラは無傷であった。

           

シャンカラは、ゴーヴィンダパーダという聖者の弟子となり、
世界原理ブラフマンと各個体に内在するアートマンが、
一体であると言う「不二一元論」を説いた。
「不二一元論」は、ヴェーダ聖典の権威を認める、
正統バラモン系のヴェーダンダ学派の中で最大。

32歳で死ぬまでにインドに4つの僧院を建てた。
南インド・カルナータカ州のシュリンゲーリの総本山は、
シャンカラを名乗る累代の法主によってえ護持されている。
コメント (10)
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