東京フィルメックスと言う映画のイベントへ行ってきた。
今回で8回目だったようだが、
知らんかった・・・。
もっと早くに知っていれば良かった。
会場は有楽町朝日ホール、収容人数は776人・・・。
古いインド映画の上映、無茶苦茶ガラガラだった。
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このインド映画は、1974年の作品で、
1971年に起きたベンガル地方の反地主運動の過激化を背景に、
混沌とした状況に鋭く迫った作品。
監督であるリッテュック・ゴトクが、
自ら主人公を演じた最後の長編劇映画となった重要作品だそうだ。
舞台はコルカタ(カルカッタ)。
元作家で政治的活動家、現在はアル中の男が住んでいた。
仕事もしないで酒びたりの毎日、
奥さんはそんな男に愛想を尽かし、
息子を連れて家を出て行くところから物語は始まる。
アル中男を先生を呼ぶ若者と一緒に住み慣れた家を引き払う。
そこに何処からともなく、
行く当てがない若い女性が転がり込んで来た。
3人は公園のベンチで夜を明かした。
すると公園で子供に変人呼ばわりされる老人が加わり、
4人は共に行動し始める。
家もなく、仕事もなく、金もなく、行くあてもない4人。
アル中男は出て行った奥さんと子供のいる村へ、
徒歩で行こうと切り出すのだった。
途中で立ち寄った村でチョウと言う仮面舞踊と出会い、
心を通わせる仮面職人と4人。
しかしそこで変人老人が事故死してしまう。
残された3人には、別れた奥さんの住む村へたどり着く。
奥さんも息子もアル中男を受け入れてくれる・・・
・・・が、しかし警官隊と地元民との衝突に巻き込まれ、
アル中男は流れ玉に当たって死んでしまうのだった。
よく解らなかった・・。
内容が解らなかったので、
私的に楽しめる所を探してみた。
①バウル(・ベンガルの民間修行者)の唄のシーン
②オールド・モンク(ラム酒)がこの時代にあった事
③チョウの仮面舞踊のシーン
④マサラ・ムービーに付き物の踊りのシーンはなかったが、
唄のシーンは各所にあり、昔からなんだなぁと思った事
■ リッテュック・ゴトク ■
1925年バングラデシュのダッカ生れ。
大学在学中から小説や戯曲を発表。
その後、演出家、劇作家、俳優として演劇界で活躍。
1960年代からアルコール依存症に苦しみ、
1976年コルカタで死去。
ベンガル地方ではサタジット・レイと並び称される
芸術映画界の雄である。
この作品はアルコールに溺れ、
破滅してゆく自分の姿を当てはめたのか、
死去する2年前の作品となってしまった。
今回で8回目だったようだが、
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もっと早くに知っていれば良かった。
会場は有楽町朝日ホール、収容人数は776人・・・。
古いインド映画の上映、無茶苦茶ガラガラだった。
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このインド映画は、1974年の作品で、
1971年に起きたベンガル地方の反地主運動の過激化を背景に、
混沌とした状況に鋭く迫った作品。
監督であるリッテュック・ゴトクが、
自ら主人公を演じた最後の長編劇映画となった重要作品だそうだ。
舞台はコルカタ(カルカッタ)。
元作家で政治的活動家、現在はアル中の男が住んでいた。
仕事もしないで酒びたりの毎日、
奥さんはそんな男に愛想を尽かし、
息子を連れて家を出て行くところから物語は始まる。
アル中男を先生を呼ぶ若者と一緒に住み慣れた家を引き払う。
そこに何処からともなく、
行く当てがない若い女性が転がり込んで来た。
3人は公園のベンチで夜を明かした。
すると公園で子供に変人呼ばわりされる老人が加わり、
4人は共に行動し始める。
家もなく、仕事もなく、金もなく、行くあてもない4人。
アル中男は出て行った奥さんと子供のいる村へ、
徒歩で行こうと切り出すのだった。
途中で立ち寄った村でチョウと言う仮面舞踊と出会い、
心を通わせる仮面職人と4人。
しかしそこで変人老人が事故死してしまう。
残された3人には、別れた奥さんの住む村へたどり着く。
奥さんも息子もアル中男を受け入れてくれる・・・
・・・が、しかし警官隊と地元民との衝突に巻き込まれ、
アル中男は流れ玉に当たって死んでしまうのだった。
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内容が解らなかったので、
私的に楽しめる所を探してみた。
①バウル(・ベンガルの民間修行者)の唄のシーン
②オールド・モンク(ラム酒)がこの時代にあった事
③チョウの仮面舞踊のシーン
④マサラ・ムービーに付き物の踊りのシーンはなかったが、
唄のシーンは各所にあり、昔からなんだなぁと思った事
■ リッテュック・ゴトク ■
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1925年バングラデシュのダッカ生れ。
大学在学中から小説や戯曲を発表。
その後、演出家、劇作家、俳優として演劇界で活躍。
1960年代からアルコール依存症に苦しみ、
1976年コルカタで死去。
ベンガル地方ではサタジット・レイと並び称される
芸術映画界の雄である。
この作品はアルコールに溺れ、
破滅してゆく自分の姿を当てはめたのか、
死去する2年前の作品となってしまった。