おやじファイトと言えば、新宿フェイス。
全席がリングサイドと言うこの雰囲気がいい。
観客と選手の距離が近い、天井が近い。
箱が小さいだけに、リングと観客席の一体感がある。
(コンサートで言えばライブハウスの様な感じかな。)
<おやじファイトとは>
33歳以上のボクシング夢追人のための大会で、
下記の4つのカテゴリーに分かれている。
(2009年からはカテゴリー変更あり。)
オープン戦 : 年齢、経験を考慮してマッチメイク。
R-33 : 33歳~47歳未満の練習生及び元プロ選手。
R-47 : 47歳以上の練習生及び元プロ選手。
O F B : 33歳以上で元プロA級ライセンスを所持していた選手、
アマチュアでトップクラスの戦績を残した選手。
安全のためヘッドギアをつけ、グローブは14オンス、
(ヘビー級とライトヘビー級は16オンス)
2分3ラウンドで戦う。2ノックダウンシステム。
「安全第一を考え早目にストップする。」
「一発のカウンターより手数を重視する。」
「ロープにつまりガード一辺倒になった場合もダウンを取る。」
「試合後の 飲酒は厳禁。」
などの注意事項が試合前に伝達された。
今回はオープン戦がメインでR-33が9試合、
R-47が1試合、OFBのタイトルマッチが1試合、
全11試合は行われた。
来年から「なでしこファイト」と名打たれた女子の大会が始まる。
そのスパーリングが行われたが、
両者共に一生懸命パンチを振るっていた。
おやじ選手もそうだが、
終わった後の達成感、満足気な顔も印象的だった。
えっ私 だから~やらないっていってるでしょ。
誰が見ても身体弱いんですからっ
今回のメインカードはOFBライト級タイトルマッチだった。
チャンピオンは谷田光貴選手(川島)。
なんでもあのK田ジムから挑戦状が叩きつけられたそうだ。
出場するのはK田の親父さんかと思ったのだが、
ボクシングの試合になるかどうか怪しいし、
親父さんがヘタにボコられても洒落にならない。
出場するのはフィリピン人トレーナーのスルピシオ選手と聞いて、
ちょっと安心した。
しかしこのスルピシオ選手、只者ではなかった。
アマチュアで110戦107勝(89KO)3敗、
プロでも25戦22勝(11KO)3敗であった。
ちなみに、谷田チャンピオンのプロ戦績が5勝6敗3分である。
選手紹介では、フィリピン人女性のダミ声の声援が響く。
試合が始まると、おやじファイトとは思えないほどに、
場内はシーンと静まり返った。
通常の試合であれば応援や歓声が飛び交うのに、
二人の間合いには殺気を感じた。
あわや!の危ないタイミングでパンチが交換される。
しかしおやじファイトのリングでは、
チャンピオンの試合運びの上手さと手数が上回った。
谷田選手が3-0の判定で防衛した。
負けが許されないK田ジム・・・
トレーナーは無事に帰れるのか 右側がスルピシオ選手。
K田D毅選手(○印)も来場。
皆さんの挑戦をお待ちしています
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