カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

シュラヴァスティ:教団本部の地。

2020年03月13日 22時21分59秒 | 北インド / NOUTH INDIA

シュラバスティはウッタル・プラデシュ州の北、
ネパールの近くにあるがアクセスはかなり悪い。
デリーからは約600Km、列車、バス、オートリクシャーと、
乗り継いで行かねばならないので、
予算のある人は車のチャーターをお勧めする。

見所は多く、苦労して行くだけの価値はある。
近所にちゃんとしたホテルが出来ているとは思うが、
無い場合はスリランカ寺に行けば宿泊できる。

なお周囲には数軒の屋台以外の飲食店はない。

別名サヘート・マヘートと言う。サヘートは祇園精舎、
マヘートは王国の都だった舎衛城の跡である。
そう「祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響きあり」である。

祇園精舎の鐘はサヘート遺跡内ではなく、途中の道路端にある。
当時は鐘はなく、日本人の喜捨で鐘つき堂が建てられた。

シュラヴァスティはコーサラ王国の首都であった。
長者のスダッタは恵まれない人々の面倒をみていたが、
仏陀に出会った事で財産をなげうって寺院を建てた。
仏陀は24年間、雨季になるとやって来て滞在した。

仏陀が生活していた場所とアーナンダの菩提樹。

 

信者達が不在がちの仏陀の代わりに祈る対象として懇願し、
アーナンダが仏陀の許可を得てブッダガヤの菩提樹から、
移植したものでマハーボーディ寺院の菩提樹の次に重要。

マヘートは舎衛城の跡で大きく分けて2つの遺跡がある。
一つはスダッタ長者屋敷跡。

もう一つがアングリマーラのストゥーパ跡である。

アングリマーラは仏陀の弟子の一人で、本名はアヒンサと言う。
12歳でバラモンの弟子になり500人の弟子の中で最も優秀だった。
しかしバラモンの妻からの誘惑を断ったやめ罠にはめられ、
バラモンの命令で1000人を殺して切った指で首飾りを作れば、
修業が成就すると言われ、1000人目で仏陀と出会い弟子になった。

コメント
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