釈迦:ゴータマ・シッダールタは紀元前5世紀頃、
現在のネパール南部にあるルンビニで、
釈迦族の王子として生まれた。
母親であるマーヤがお産の為に実家に戻る途中、
花園の木陰で休んでいたところ右の脇の下から生まれた。
生れてすぐに七歩歩き右手で天を指し左手で大地を指し、
「天上天下唯我独尊」と叫んだ。
マーヤはその7日後に亡くなってしまい、
釈迦は母の妹によって育てられた。
インドからのアクセスはウッタル・プラデシュ州のゴラクプルから、
バスに乗り北上し国境の町スノウリに着く。
私は2015年4月、インドから国境を越えネパールに入った。
行きは白タクに乗ったので3時間だったけど、
帰りは恐ろしいほど汚いバスだった。
ルンビニ一帯は世界遺産である。
物凄く広い公園内にある釈迦が誕生した場所に立つのは、
マーヤー・デーヴィー寺院である。
寺院の中にマーヤーが休んだと言う木、
そして生まれた釈迦が歩いた7歩が記されているが、
内部は撮影禁止である。
アショーカ王が巡礼した時に建てられた石柱が残っている。
釈迦が産湯に使ったと言う沐浴池が寺院の裏手に残っている。
ルンビニの西27Kmにあるカピラバストゥは、
釈迦族の城があり釈迦が29歳で出家するまで住んでいた。
この東門から城を出て修行に入ったと言われている。
なお、インド側にも「ピプラハワ」と言う場所に候補地がある。
20世紀になってから政治がらみの論争が起きているが、
学術的な裏付けのある最終結論は出ていない。