カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

ブッダガヤ:悟りの地。

2020年03月10日 22時15分59秒 | 東インド / EAST INDIA

インドのビハール州のブッダガヤは
釈迦が悟りを開き仏陀となった場所である。

高さ52mの本殿のあるマハーボーディ寺院は、
紀元前3世紀頃にアショカ王が建立した。

黄金の輝けるご本尊様。本殿の中は意外に狭い。

29歳で出家した釈迦はネーランジャヤー川の側にある、
『前正覚山』(悟る前の山)と言う岩山で、
6年間も苦行を重ねたが悟りを開く事は出来なかった。
(この山は別名『苦行山』とも呼ばれている。)
正覚するために修業した山であるところから、
前正覚山と言う名前が付いている。

修業したと言う洞穴の中には、
やせ衰えた釈迦の姿がある。

35歳になった釈迦はネーランジャヤー川で沐浴をした後、
セーナー村の娘スジャータから乳粥の布施を受け体力を回復し、
この菩提樹の下で瞑想に入った。

断食で消耗した釈迦は乳粥の布施を受け、
過度の快楽が不適切であるのと同様に、
極端な苦行も不適切であると悟った。
しかし一緒に出家した五人の沙門は、
釈迦が堕落したと思い釈迦の元を去った。

悟りを開き仏陀となった釈迦は7日間その楽しみを味わい、
更に縁起と十二因縁を悟った。

その後、悟りの内容を世間の人々に語り伝えるべきかどうか
考えた結果、この真理は世間の常識に逆行するものであり、
世間の人々は悟りの境地を知ることはできない・・・
との結論に至ったが、梵天が現れ、説くよう繰り返し要請した。
仏陀は世の中には煩悩の汚れも少ない者もいるだろうから、
そういった者たちは理解できるだろうと開教を決意した。

 

 

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