カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

デリーのモスク ~ キルキ・マスジット ~

2020年04月07日 22時28分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

インドでは2020年3月24日より、
コロナ・ウィルス対策として外出禁止令が出ている。
従ってこの記事はそれ以前に訪問したものである。

サケットのショッピング・モールの向い側のエリアは、
今風のショッピングモールとはかけ離れた住宅地である。
普通の人はショッピング・モールへは行った事があっても、
向い側のエリアには興味はないだろう。

私は何があるのだろう・・・と興味はあっても、
中に入って行く勇気もなく、
また住宅エリアに足を踏み入れるのも気が引けていた。

大通りからちょっと入ってみたら、
すぐに古めかしい建物が目に入った。

この場所にあるのは「キルキ・マスジット」だと知っていたが、
なんだかモスクっぽくない。城?? そんな感じがした。
まずは周囲を周ってみた。

 

やっぱり城っぽい。

 

建物のすぐそばまで住居が迫っている・・・
このモスクの周りが住居になったのだ。
でもこのモスクは今は使われていないようだった。

デリー・スルターン朝の3番目のトゥグラク王朝
(1351~88年)の首相であった、
カーン・イ・ジャハン・ジュナン・シャーが建てた、
イスラム様式とヒンドゥー建築の融合したモスクである。
縦横が52m四方で、二階建てに見えるが3mの台座に乗っている、

南側が正面で、反対側の北にも階段があって、
中に入れるようになっている。
一周して階段を登ってみる。

 

内部は修復中のようで、所々に切り出した石があった。。
十字に通路があり、四方は空が見える空間・・・。
柱の数が200本以上あるらしい。

もともと屋根がなく中庭のような造りで、
探してみたのだが、よくあるスタイルの、
メッカの方向に向いた礼拝の場所が見当たらなかった。

インド中のいろんな場所でモスクを見てきたが、
初めてみるスタイルだった。


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2 コメント

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Unknown (Lunta)
2020-04-08 10:25:34
このモスク、激渋でいいですねえ。
イスラム様式とヒンドゥー建築の融合というのが実に興味深いです。
ぜひ行ってみたいけれど、インドにまた行けるようになるのはいつの日か。
サントーシーさんこそお辛い毎日だと思いますが、いつか夜は明けます。頑張ってください。
返信する
ありがとうございます。 (サントーシー)
2020-04-09 12:26:28
 Luntaさん。

トゥグラク王朝の城からは直線距離で6Km程度ですので、
当時は城下町の一部だったかもしれませんね。

次回いらっしゃった時にご希望であれば、
階段井戸と併せてご案内させていただきます。
コロナ渦でマジで商売あがったりですが、
みんながツライので辛抱どころですね。

返信する

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