インド人の頭の中は日本人とはかなり異なっている。
傾向としては自己中心的で相手の立場を考慮しない、
自分の主張を押し通し歩み寄らない(譲歩しない)、
1ルピーでも相手からもぎ取ろう(かすめ取ろう?)とする、
などなど、インド人相手の交渉は難しいと考えた方が良い。
さて、私はデリーで2軒の家に住んだ。
2軒目の大家はコロナで寝込んだ時に助けてもらったので、
そのあたりは心から感謝しているのだが、金銭面ではがめつかった。
例えば・・・毎月の事から話すと、
電気代、ガス代は大家の所にまとめて請求が来るのだが、
実際に使った料金より多めに請求されている。
どちらもメーターがあるのできちんと使用量×単価で計算して、
1ルピー単位で集金するのが正しい。
しかし・・・適当である。毎月、大家がやって来て、
「電気代500ルピー」と集金される。
その際、請求書も提示されないし、メーターを見るわけでもない。
こちらとしても、いちいち面倒だし、割増請求されていたとしても、
せいぜい数十ルピー(多くても100円程度)なので目くじらも立てない。
その上、共有部分(階段)の清掃料金も150ルピー(約240円)
請求されるのであるが清掃員が掃除している所は見たことがない。
恐らく自分でやってるんだろうが。
9年以上居住したので、毎月200ルピーとしても、
ちりも積もれば、21,600ルピー(約34,560円)である。
これは私が無知だったのであるが・・・
家賃の契約で勉強になった事がある。
日本では最終の家賃は日割り計算が一般的であろう。
数軒のアパートに住んだが100%そうだった。
ところが・・・インドではイギリス式と言うらしいが、
月に1日でも居住した場合、1か月分の家賃を支払うのだ。
よく見ればであるが、賃貸契約書に「イギリス式」と記載されている。
「イギリス式」が何であるかは記載されていないし、
もちろん説明もされていない。知らんがな・・・である。
と言うわけで、私は24日に引き払ったのでそれほど痛くはないが、
インドで家を引き払う時には注意が必要だ。
イギリス式とは、イギリス人もたいがいだなぁ、と思った。
それからガスメーターを取り付けた時には請求されなかったが、
引き払った後になって650ルピー(約1,040円)請求された。
私は帰国した後だったので友人(インド人)が払ったそうだ。
まぁこれだけなら大きなトラブルではないかもしれないが、
あと2つ笑えないトラブルがあった。
インドを引き払う時点になっても、
インド人はお金に対する執着が強くがめついと言う事を、
改めて思い知らされたのであった。本当に油断ならない。
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